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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
1章 目覚め ~ダンジョン初心の森 怒涛の三日間?~
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8.さ!まずは召喚してみましょ!とわ!-1-

2015/7/31

 ちょっと書き直しました。

『さっぱりしたけど・・・あの?リナちゃん?何でまた地下に?』


そう、食事を終え、玉を拭いてからすぐにお風呂の隣の地下室へきたのだ。そこは何にもない部屋であるが二つある地下から地上に出られる部屋の一つである。何をするのかと言えばそんなの決まってる。


「召喚するならそれらしい部屋で!」

『はぁ・あぁ・・・そういうこと』


呆れたというような声だけど、あれ?


「人の事言えないんじゃない?確かなんだっけ?確か・・よくぞ、めざめ」

『わぁぁ!悪かった悪かったって!さ!【召喚について】だね!召喚には2種類!ランダム召喚と指定召喚があるんだよ!』


慌てて説明するそれを無視して、召喚の準備を始める。といっても【召喚】に触れるだけだけど。


「たしかランダム召喚は今いる場所に合ったモンスターをランダムで召喚する方法。指定召喚は場所でも種族でもまたは検索で引っかかったモンスターを召喚する方法。確かモンスター寄りの亜人もその枠組みに入るとか書いてたね」

『う・・うん。僕のセリフなんだけど・は!そうそう!大体はDPを消費して召喚するけどチケットがあるからどんな条件を付けるとしても2回はタダで召喚できるよ!』


胸張って言ってるけどそれぐらい誰でもわかると思う。さてと・・・検索ワードは・・・確か音声入力もあったはず。試しだ。


「コア検索、この世界についてよく知ってて消えても捜索されない人物。私の半生以上付いてこれる人で危険がない人」

『え、あ・・ちょ!表の人格停止。検索ワード認識。検索を開始します。・・・・該当者ゼロです』


!?うをぁ?お兄さんからお姉さんになった!え?声変わってませんか?てか、誰もいないの?ちょっと悲しい。


「え!け、検索一時停止!質問、あなたはだれ?」

『検索一時停止します。質問認識・・質問の意図が分かりません。その質問に答えるため表の人格を起動します』


どうやら変わった二重人格ということなのだろう・・・か?


『っと!待ってよ!・・て、け、検索だっけ?』

「それは今は良いから。もう一つの人格のほうが使えるね」

『うぉあ!出てきてた!ち、ちなみに・・僕要らないってことには・・』


その手があった。コアだけでも・・・やっぱり話し相手があったほうが良いかな。今から呼ぶ人はどうも危険がない人とはならないし嘘があるかもしれない。それを判断するためにも玉が居たほうが良いか。よし、切り捨てるのは後でもできるし、確かアイテムのほうに使えそうなのがあったし。


『リ、リナちゃん。見捨てないで~ねぇねぇ』


そういう声にニコリと笑う。


「シ~、コア、質問に答えろ」

『表の人格停止。どのような質問ですか』

「お前と表の人格を分けることは可能か。つまりもう一つコアを作ることはできるか。可能ならどうすればできるか」

『質問認識。可能です。サブコアをDP消費し作ります。また消費するDPによってその大きさが変わります。消費量はこのようになっています』


そういうと一つの画面が出現する。最低で50万か。機能の制限とかあるのか?


「この違いは大きさだけか?機能はどうなってる?」

『マスターのそばにある場合は大きさの違いとなります。ダンジョンに設置される場合のみ設置されたダンジョンのコアとして機能します』


どういった機能かはその別のダンジョン作る段に聞こう。今は・・・あとは・・


「サブだっけそれは光り輝くのか?できるなら宝石みたいになれることはできるのか?たとえば装飾品にできるか?あと人型になれるか?それが無理なら人形に入れたら操れるのか?」

『回答を検索・・・サブ、メインともに光を消すことはできます。宝石の振りまた装飾品は可能です。人型は不可能ですが、人形を与えていただければ可能です。ただし、今すぐ稼働できるコアは表の人格のみとなっています』

「お前はできないのか?」

『はい、人型を操る方法を知りません。練習が必要です』


ふぅ~ん、まぁそれは良いや。


「なら、50万DP消費して小さいサブを作ってその中にお前が入れ。そしてサブは・・こう耳に吊るすタイプのイヤリングになれ。落ちにくい物ね。人形のほうは追々するから今は保留ね」

『命令認識。実行します』

『・・・ん?あれ?何どうなって?』

『表の人格静かにしてください。作業に支障が出ます』


最初にしたことが分裂だった。玉に出来物ができて切り離される。そのとたんにしゃべりだした玉をぴしゃりと言葉で抑え込んで、サブの周りに光る粒子が集まり・・サブに金具がついてそれをひっかけた形のカフスっていうんだっけ?ひらがなの【の】の形を崩した物が出来上がっていた。のの書き初めには小さな玉状になった金属が付いていてそこを耳にひっかけるのだろう。でものの先が邪魔くさいんだけど。


『マスターまずは着けていただいてから耳たぶあたりで針金を曲げるように動かしてください』


言われた通りに右の耳に引っ掛けて・・耳たぶあたりでグイッと針金を!


〈シュルルッ〉


見えないので分からないがクルクルと巻いて耳たぶを平たい面で挟んだようだ。圧迫感はそんなにないから軽く挟んでいるんだろう。これでかなり動いても落ちる事は無いだろう。たぶんちょっとデザインの変わっているがよくあるイヤリングのようである。ダンジョンコアだとはだれも思わないはずだ。そして起動も終了も簡単になった。


『こ、これは?』

「あ、あんたはお払い箱」

『ノーーー!』

「も、かわいそうなので、ご意見番として残してあげる」


叫んで飛び上がってから床に落ちる。ほっとして倒れたのか脱力して倒れたか。それにしても感情豊かである。玉のくせに。


「そうそう、お前の名前タマね」

『ノー!それペットの名前じゃないか!僕にはれっきとし・・た・・名前がある?あれ?』

「なんていうの?」

『・・・・・・タマでいいです』

「そう?さて、サブの名前はコアね。さっそくコア。検索再開。危険がない人を削除して再度検索」

『了解しました。検索ワード認識。検索を開始します・・・3名該当者を発見しました』


ほっ・・一応危険性は排除できないが人は見つかったようだ。


「コア。その三名の情報って見れる?」

『配下または仲間ではないので最低限の情報しか開示できません。見られますか?』

「うん、見せて」


さて、どんな人がいるのかな・・と。

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