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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
1章 目覚め ~ダンジョン初心の森 怒涛の三日間?~
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7.さ!本番だ!ダンジョン作成・・て、え?-3-

さて、昨日一日で使用したDPは・・と、建物を建てるだけで約20万、道具雑貨一式でこれまた約20万、家具で約40万。あと水と食事代が数百。合計約80万強。残りは約110万強。ちなみに上下水道などの大型設備は森のダンジョンで家の位置を決定するまで設置できないということなので【ダンジョン制作】の第2弾をしましょ。あらかじめ【クエスト】は開いておいて・・と。

『お、おはよう。あれから出てこなかったけど何してたの?』

「ただヘルプを読んでご飯食べてから寝たけど」

『へ・・へぇ・・・そうなんだ・・・・まぁ間取りまででほとんど夕方近くまでかかってたもんね・・それはそうと、それは何だい?』

「まぁね。あんたには関係ないでしょ」

持ってきた物をテーブルの脇のほうにおいて、【アイテム】の【売買】からパンと水を選んでっと、目の前に皿とコップを用意して・・よし、昨日とは違って買い直ししなくてよさそうだ。出てきた物を食べながら【ダンジョン】を開く。森の中に前の廃墟があった。横には【家】と同じくいくつかの選択肢がある。そこには回収、撤去、設置といった選択肢である。ただし回収はできないようでボタンを触っても何も反応しない。そこで撤去に触れて・・廃屋に触れる。そして、出てきた確認画面の【確認】を押して・・と。

『ねぇリナちゃん、ねぇったら・・ねぇ・・うぅ・・・会話がない・・』

「うるさい。次は」

今度は設置を押して・・そこにある昨日作った家を選択して・・・・あれ?置けない?

『ん?あぁ、整地、何もない場所足りないんだよ。確か草だけなら一坪2万で撤去できたはずだよ』

撤去を選択して・・・範囲は確かスライドさせて・・・おお、範囲設定できたよ。

『あ!あとね、地下を作った家はいったん設置した後、動かすときも費用掛かるから気を付けてね!』

撤去し・・て・・・

「そうなの?」

『そうなの!洞窟もそうだけど手を加えるとそれだけ費用が必要になるんだ!地上に置いただけならそんなの必要なく行えるんだけどね。あと、撤去した時は少しだけDP増えるから!ほらほらDP見て?』

言われて、見てみる。最初想定していた金額よりも千ぐらい違う気がする。雀の涙並に少ないけど。

『でも、撤去作業で稼ぐなら自力でしたほうが良いけどね。さ、設置できるだけの面積はできたし設置してみる?』

言われなくてもと設置を押して・・・置けたがまだ決定は押さない。少しずらしてまだおけるスペース作って仮置きという処置して・・・そうだついでに家の周りに石塀を作って・・高さは家の二階を隠せるぐらいで・・・さて、今度は石塀と家の間に石で二階よりちょっと高い高台作ってその上にタンク設置してと地下深くに空間作って・・・・うわぁ、金額跳ね上がったなぁ・・えっと位置の微調整して・・よし!あとは配管設置して・・・これでできた!それ決定。

~ピロリロリン~

【クエストクリア】

脇に開いていたクエスト画面にクリアの文字が。報酬は靴とDPか。いくらかは見ないことにしよう。

『じゃぁ次』

「ま、まずは水~」

『えっと?ちょぃ、ねぇ!聞いて~!』

【アイテム】の【売買】から昨日のうちに見つけていた物を買い・・そのまま【ダンジョン】の【設置】からそのアイテムを選択して・・屋外タンクと二階の壁の隙間に作ったタンクに設置してDPとアイテムの設定をして・・決定と

~ピロリロリン~

【クエストクリア】

「うわぅ!え?え?」

『うぅぅ・・アイテムの説明する前にクエスト終わらせてるし・・』

クエストみると【アイテムとDP】って項目がクリアになってる。えっと?半永久的アイテムを設置しよう・・・なるほど・・で、報酬は・・・指定召喚券?二枚?・・・まぁ、あとで!

『次は〈ベチッ〉へ?ちょっと?リナ~?リナちゃん?』

「お風呂・お風呂・お・ふ・ろ~~」

アイテム袋と靴を取り出し、玉を叩いてからさっきからテーブルの上に置いておいた着替えとタオル、石鹸などのお風呂用品あと靴もアイテム袋に詰め込んで地下のお風呂へと直行する。脱衣所と廊下の扉を閂、学校のトイレにみられるような鍵をしてすぐにお風呂に飛び込んで水とお湯を湯船に出して・・・さぁ!準備は整った!お風呂だ!


~・~・~・~・~・~・~・~


「いいお湯でした~」

問題も起こらずさっぱりした感覚に自分でもわかるほどの満面の笑みをたたえつつ、洗面器にぬるま湯を入れて持って外に出る。着ていた服はアイテム袋の中だし、濡れたタオルとまだ乾いたタオルは区別して取り出せることも確認してある。中で一緒に放り込んで乾いていたタオルが濡れないというのは少し不思議だがそれがこのアイテム袋の真価であるのだろう。便利だなってぐらいの認識しかないが。

『ふんだ・・ふんだ・・俺なんて・・・・どうせ・・』

階段を上るとそこには全身で構ってくれと言わんばかりの態度で床を転がっていた。思わず今持ってる洗面器のお湯をひっかけてやってもいいのだがそれだと床掃除が大変そうなので軽く蹴るだけにとどめる。

『わ!わ!あ!リ、リナちゃん!早かったね!』

早いかなぁ?それはそうと必要な物を取り出して濡らして・・・よし。

『リナちゃん?てぇ?わ!』

〈キュッキュッキュッポチャン〉

濡らしたタオルで玉を拭いてそのまま洗面器へ投入する。投入前に指で触れて画面起動っと。

「ご飯食べてる間浸かっとけば?」

『リナちゃん~~ありがとぉ~』

機嫌が直ってとてもうれしそうだ。さて、ご飯を出して・・次のクエストは何かなぁ。

【靴とアイテム袋について】

リナ:リュックと靴を見てみるとなんていうか冒険家になった気分!あと短パン半袖シャツヘルメットみたいな帽子があれば完璧だね!だけど・・重いなぁ・・サンダルのほうが良いのに

コア:何言ってるのさ!こんな森でサンダルなんてもってのほかだよ!てか半袖短パンなんて何かあったらどうするのさ!

リナ:でも重いよ~足が上がらないし、暑いし・・

コア:どうせすぐに感謝するさ!登山用の靴は丈夫なはずだしね!

リナ:え!?登山用って登山でもしないといけないの?

コア:そういうこと!あとそのリュックサックは小物なら何でも入る便利設計!

リナ:へぇ~・・・それで、欠点は?

コア:重量はその入れた分増えること!

リナ:ふぅん?つまり私が持てるだけの重さしか入らないわけだ・・・意味ないじゃん!

コア:あ・・あははは・・・そのノミと小槌どうしたの?

リナ:ん?買ったの、さ、コッチおいで?

コア:さ!ささ!次行こうね!次!いやいやいや壊さないで~~~!

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