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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
1章 目覚め ~ダンジョン初心の森 怒涛の三日間?~
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6.さ!本番だ!ダンジョン作成・・て、え?-2-

誤字脱字あれば教えてください。

「ね・・この・・DPって?多すぎなんじゃ・・」

『ん?・・・あぁ!気にしない気にしない!それくらいすぐに飛んでっちゃうよ!この家を建て替えるだけでもかなりかかるんだからさ!さ!まだ初心者価格のうちにさっさと家を建て替えようか!なんせ本来なら200倍はするんだからさ!ほら【家】に触れて』


震える指で隅にあるDPを差してたらもっと怖いことを言われてしまった。


うん、気にしたら負けだ。まずは【家】に触てみる。メインの画面の上に確認画面が現れた。

なになに?

家具をすべて回収する必要があります?回収しますか?

・・・【確認】しか選べないし・・さっさと【確認】を押して、メインの画面をみる。【建坪】【階数】【素材】という縦の項目の横に【外観】と書かれた白紙の枠が付いた画面だった。【素材】の下に【合計:0DP】とある。どうやらそれぞれ選んだ物で合計を出してくれるようだ。まずは【階数】。そこには一階建てから3階建てまでが選択肢にあった。ちなみに地下を入れて3階までのようである。

その横に大まかな金額表が・・・。


「森とか家ってどんなところにあるの?」

『え?・・・んっと・・・はい、これ』


口頭では伝えられないと思ったのか2つの画面が出てきた。

1つは地図だ。三方を山脈に囲まれ、最後の一方は海に面した崖。山脈の向こう側には国があるように書いている。次の画面は航空写真のようだ。

・・・なるほろ・・。

奥の山がなんとか登れるかもしれないぐらいの傾斜の山で後の山脈は全て切り立った崖のようである。森の真ん中を川が流れ、所々に池とか沼が顔を出す。その中に赤い点だある。たぶんそこが家なのだろう。だったらこの家は森の中央より奥の山の裾に近い所にあるようだ。この二つから国からの人があまり来れないような所だが、川の近く、山の付近や森の中にいくつか何か集落らしき影が見える。


だったら安全を確保して・・・・客間も必要か?・・・・・・・・・よし


【建坪】と【階数】は決まった。20坪と二階建て地下一階を選択する。お次は【素材】だ。【素材】の中には【柱】【壁】【土台】があった。【土台】の説明には地下室を作る際は石材から自動的に選択されます。という注意書きが・・・。それならほかの素材はすべて一番安価な木材を選んでっと・・・さて、あとは【外見】か・・・うむ・・・・何というかこれっといったやつがないけど・・・あ、地下の選択がある。半地下がいいなぁ。ふむ・・この中じゃこれかな。玄関がちょっとしたデッキとなっている家だ。奥に長方形のこの家でいいだろう。これで【決定】と。


これで?・・・いくら・・?端数飛んで14万?・・・・えっと200倍すると・・・えっと・・・・2800万ぐらい?まぁ妥当?


「さてっと?おぉ!広い!」


家具も仕切り壁もないそこは広かった。土間もないし台所もない。・・・あれ?階段がない・・・。扉もない。外にも出られないし上にも下にも行けないじゃないか。ただし何本かの柱だけはあったりする。


「階段とかは?柱だけなんであるの?」

『階段は間取りが決まってからね。柱は構造上抜いたら倒れるって物があるんだ。動かすこともできないからそれを考慮に入れてね。ほら次に進んでみて』


首をひねっているとあきれたといった声が降ってきた。見上げれば声のしたほうに玉が浮かんでいる。


あれ?動けるんだ。それは今は良いか。


そんな事より【間取り】だ【間取り】。画面の右端には鉛筆と消しゴムの絵があり、右下に0DPとある。方眼の書かれた画面の中央に縦長の長方形の線といくつかの四角い点だけが書かれていた。下には一階、二階、地下と書かれたタグがある。ただしどちらも移動できないようだ。


『まずは一階を決めてそれによって二階、地下の柱が決まってくるから。あと画面下が玄関のほうね』


ならば、一階には台所とトイレ・・・て、そういえば・・・。


「水とかお湯とかどうにかできるの?あと上水下水とか・・」

『おゆ?じょうすい?げすい?・・・あ、はいはい。方法はあるよ。それなりのDP使うけど、それも月一で。ちなみに下水って肥溜めのことじゃないんだよね・・きみの考えじゃ』


コクリとうなずくと一つの画面が現れる。それは簡易的な図だ。高い所にタンクを作りそこから水を流す。二股になった水路の片方はいったん溜めた後そこから家へと続き、家の地下深くにこれまた水のたまるところが・・。

『昔からダンジョンにはなぜかある設計図なんだ。何でだろうねぇ?あと、水石みずいしていうDP消費して水を生む石を使うのが一般的だね』

「へぇ・・便利そうなものがあるんだね。あと、いろいろ使えるからじゃない?」


疑問を疑問で返してから間取りを書き始めるのだった。


~・~・~・~・~・~・~・~


「こんなものかな」

『・・・なんでお店?』

「いいじゃん。意外と必要になるかもしれないじゃないか」


そう店である。

今更だが、20坪は一人暮らしでは広すぎたのだと今更気が付いてなら玄関のほうに店を作ったのだ。誰も来ないとしてもいいんだい。

家具の中には道具の項目もあったので必要だと思う物は大体買った。道具も家具も置いたし、これで家は完成だ。これで食料をなんとかすれば生活だけなら困らないはずである。


一通り見回ってからキッチンで胸を張ってみる。ちなみにトイレは洋式トイレである。和式はなんか落ちそうで嫌いだもん。


『ま・・まぁ、良いけど・・・君命狙われる存在だってこと分かってる?』


・・・・はい?


ダンジョン画面以外を閉じて、慌ててヘルプを開きダンジョンという項目を・・・えっと?DPってそんなものだったの?は、置いといて・・ここかな?なになに?


ダンジョンはその地域に大規模な災害を起こすとされており、その存在を知られると消滅を目的とした冒険者たちによりダンジョンマスターを殺害するか、コアを持ち出すことを主目的として侵入さ・・れ・・・・る?


「へぇ・・・そうなんだ・・」

『え、ちょ。くわし・・・くは・・・説明してませんでした・・。すみませんでした!ですからフライパンは下ろしましょうね!!おねが〈ガキッン〉ぎぃ!』

「ふん・・・」


そういや、今更だけど種族の説明の時、なんか変な言葉は言ってたね・・。

その時聞いておけばよかったかな。

まぁ、ほんと今更だね!

【店の間取りについて】

コア:玄関から入って10坪弱はお店として使ってるのね・・・

リナ:そうだよ!入口入って左横すぐにトイレの入り口があるのさ

コア:それもなに?ショッピングモールとかで見るような作りだよね

リナ:そうそうwで、壁に棚を付けて右奥にカウンターでしょ

コア:左奥は階段で・・・二階は何?同じ位置にトイレだけ?

リナ:多目的ホールという空き部屋だよ

コア:地下は・・・これはお風呂と脱衣所その奥にこれまたトイレと・・・

リナ:銭湯に雑魚寝だけど宿屋。そして雑貨屋でどれだけ稼げるかなwフフフッ

コア:さ・・さぁ稼げるといいね(ここらでお金って流通してたっけ・・?)

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