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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
4章 森の大騒動~さぁ、匙は投げられた!?~【仮】
113/117

86.

 えらいひどい目にあった・・・・・。 

 販売用の倉庫の登録方法から規格、販売価格やら、まぁ、私にはチンプンカンプンの事ばかり。

 何も分からないから適当に答えていれば、そのうちに自分の方針や理念という物を話し出すのだ、エミス爺様は。 そのうちに仕事があるからと一人減り、二人減り、最後には私とタマ、エミス爺様だけとなり。 

 つまりは、マンツーマンでの講義となるわけで・・・・・。 生返事していれば、分かりやすいだろう表現にして理解してもらおうとするのは分かる。 分かるが、こっちの興味がない状態でそれをされても困る。

 それで、解放されたのは夕方近く。 早い晩御飯にしてそのままベッドに潜り込んで・・・・・。

 で、だ。 寝たら寝たでこれだ。


「これが、今の?」


「そう、お気に入り! あなたたちの一番末の同胞よ。 かわいらしいでしょ?」


「えぇ。 本当に。 食べちゃいたいぐらい」


「そういう事は思っておっても言うもんじゃないぞ。 まったく」


 目が覚めれば、いつもの白い場所。

 いつもと違うのはテーブルが無い事と、周りに居るいくつもの黒い影。 そう、影だ。 光の加減で見えない・・・・というわけじゃない。 現に隣に居る神様は普通に見える。 彼らだけが、真っ黒な何かなのだ。 男性女性は体格から何とか分かる。 老人から若者あたりも仕草から想像がつく。 だが、どんな髪型でどんな顔をしているという部分が欠如しているのだ。 影が輪郭を持った姿というよりも、その形になる黒い風船を膨らましたという印象が一番合っているのだろうか。 いや、仕草を見るモデル人形の黒い奴と言った方が良いかもしれない。 まぁ、何はともあれ、異常な光景という事には変わりがないが。

 まぁ、神様の世界だ。 何が起こっても驚くことではないかもしれない。


「しかし・・・同胞とは。 かわいそうに。 この歳で何があったのですかな?」


「あら? 何がかわいそうなの? 私は羨ましいわ。 この歳からやり直したいじゃない」


「何を言ってる。 見た目は変われるだろう。 何を羨ましがる。 それより強くなるのか? こんなガキが」


「ちょっと。 私のお気に入りに喧嘩吹っかけるつもりなら、今は私が直々にお仕置きするわよ。 それに、これ、あなたたちとは別の意味で変わってるから、お気に入りなの。 そ・れ・と・皆だって私のお気に入りよ。 それは変わらないわ。 何度も言うけど、これは今、私が注目しているってだけなんだからね。 そこ間違えないでよ」


「分かっておりますとも。 にて、この者、どのようなことを行って」


<パンッ>


「まったく何野暮な事聞いているの。 これだから年寄は。 今聞く事でもないでしょに」


「だろうな。 まぁ、元々戦えぬなら用はない。 主よ。 これで失礼する」


「えぇ、また。 何か大きなことが起こりそうなときに呼ぶわね。 あなた好みの。 皆もまたね」


 そういうと、数名の姿が消える。 おもだった者はさっき帰ったムキムキな一人とボンキュボンの艶かしい一人。 落ち着いた仕草の一人。 あとはボソボソ言っているように聞こえるが、はっきりとは聞き取れないのだ。


「さてと、お披露目も済んだことだし。 あなたたちはどうする?」


「私もお暇いたしますわ。 それじゃァね。 地上であったら遊んでね。 お嬢ちゃん」


「儂もこれにて。 メギツネ、悪さするなよのぉ。 あとが面倒ゆえな」


「分かってるわよ。 五月蠅い爺ね。 あなたの近くじゃ何もしないわよ。 たぶんね」


 そういう事を言いつつ、二人と残りも消えて行く。


「それじゃ、あなたも帰ってくれていいわよ。 今度は彼らみたいに話しても忘れない子になっててね。 またねぇ」


 手を振る神様。 ちょっと待て。 彼らは覚えているのか? どういう事!



 ~・~・~・~・~・~・~・~


 

『お、おはようございます? どうなさいましたか?』


「・・・・・・ん。 今何時?」


『え・・まだ日が昇るまで少々あるぐらいでしょうか』


 それを聞いて、私はまた寝に入る。

 何か気になる事があった気がするが、何かが思い出せない。 寝たら続きが見れるかと思うが。 なんか寝れない。 疲れてる感があるけど、寝れない。


「起きる」


『は、はい。 少々お待ちください!』


 そういうと、メイドが慌てて部屋から消えて行く。

 ・・・・・あ、幽霊メイドだったんだ。

 そしていつものように多くのメイド軍に嬉々として着替えさせられるのだった。



 ~・~・~・~・~・~・~・~



さて、いつものように着替えたが良いが。 今日は特に何もなく終わりそうである。 誰も駆け込んでこないし、メイドたちが持ってくる書類を読んでいくつかは保留にしつつサインする。 リナ・マスターと。 それを先生に渡し。 確認した先生がハンコを押して。


「失礼します!」


 慌てて駆け込んできたのは・・・・ギルバとは別のゴブリン・・あ、ジゼンだ。 ってことは・・・・。

 あれ? 何だっけ?

 

「地下で何かあったか?」


 先生の言葉にあぁと思う。 彼は人間の世話をお願いしていたのだった。 しかし何があったのだろう?


「は。 少々彼らが騒ぎ出しまして。 いつまで我々を放って置く気なのだと」


 ん? 何かあったっけ?

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