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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
4章 森の大騒動~さぁ、匙は投げられた!?~【仮】
111/117

84.

大変、遅くなりすみませんでした!

中々、話がまとまらなくて・・・・。

ほんと! すみませんでした!!!


「そ、それは、どう判断すればいいのかな? 制限を付けられるのかという意味か、それとも、・・・誰でも使える物もできるのかという意味か、・・・あとはそうだな。・・条件の合う人だけが使えると言う意味か?」


「え? あ、と、だな・・・・・それは・・その・・」


 今更気が付いたことに動揺しつつ、質問の意図を読み解く。

 なぜか勢いのあった男がどもっている。

 どうしたのだろうか?


「まぁ、良い。結論から言えば、全てできる。ダンジョン協会で配られる物に関しては、その登録した者達だけが使える設定になっている。認識票にそういった情報が書き込まれるからな。販売する物については販売時に相談して決めてもらう事となるだろう。だが、何かあった時のため、いくつかの制限事項は設けるつもりだ。・・・・・これくらいで良いか?」


「お、おぉ! お、お答えくださりありがとうございます!」


「では、この話についてはこれで最後とする! まだ何かあるなら、書面で提出してくれ! で、良いな?」


 慌てたように先生が口を挟んだ。

 何、慌てているのだろうか?

 まぁ、良いけど。


「そうか。では、最後に。ダンジョン協会は、狩人はもとより、ダンジョンに潜る者は誰でも、どのような理由でも、潜ろうと考えているならば我々は拒まない。大いに潜り、己だけの宝を見つけ出してほしい。以上だ。で、次は何だったかな?」


「え、あぁ。ゴフン。・・・そうだな。あれだ。次の案件、人口岩礁の建造についてだが・・・・これについては私の方から話をしよう」


 言葉を引き継いだ? 先生が次の説明を早速始めるのだった。



 ~・~・~・~・~・~・~・~



『あ、起きました?』


 いつものように目を覚ますといつものようにもういるメイドさんたち。

 ・・・・あぁ・・先生が説明した後宴会になって食べた後そのまますぐに寝たんだったっけ?

 と考えている間に、これまたいつものように・・・・あれ?

 今日は誰も突撃してこない?


『・・・? あ。今日は誰も来ませんよ? レイオード様も階層主様達もタマ様もエアリア様もお忙しいらしいので。森の方もまだ連絡は来てないそうですし』


 キョロキョロと見渡すと近くに来ていたリアが首をかしげ、ハッとして何かを告げた。

 ・・・・・・・うん?

 忙しいから今日は来ない・・。

 来ない・・・来ない? 来ない!


「お休み!」


『はい、お休みなさい、・・・え? て、リナ様! 寝るんですか! ちょ、起きてくださいよ! 夜、寝れなくなりますよ!』


「やぁ!! 寝るの! 疲れたの!」


『う!? ・・・・・・んん・・・分かりました』


 布団をかけなおし寝に戻る私。

 今日はお休み。

 寝て過ごすのだ!

 最近いろいろとあり過ぎだったのだ。

 こんな日もあっていいだろう!


『リア。ちょっと』『はい? なんでしょう?・・・え?はぁ・・・・・・・はい、分かりましたとお伝えください。・・・あ・・っと、ですねぇ。少々問題があったようです。すみません、リナ様!』


「うにゃ?にゃぁぁ!」


 布団を勢いよく払いのけられ、私はいつものように担がれて、衣裳部屋へと放り込まれるのだった。

 


 ~・~・~・~・~・~・~・~



 さて、そのまま連れてこられたのはいつもの会議場・・・ではなく、6階のダンジョン協会の一部屋だった。そこには先生にタマ、エアリア、エミス爺様に騎士団団長、副団長、その他数名が集まっている。

 エミス爺様と数名は私が入ってきた事にも気にした様子もなく、手元の操作に夢中になっている。


「来たか。悪いな」


「・・・・・・まぁ、良いけど。どうしたの?」


「お前が与えたことで・・なんだが、まぁ、それは後でだな。まずはダンジョンの開放は数日後だ。それについては、組合の者達の了承はもらっている。確か、ダンジョン協会だったか? そこの登録を行う期間に当てると言う話に昨日のうちになった」


「うん? それで?」


「はぁ、それで、前もって自分たちも持っておくという事で、俺、エミス、組合関係者それぞれ数名ずつこれを作ったわけなんだが・・・・」


 と、出してきたのはネックレスタイプの認識票だ。

 服の下に隠していたらしい。


「へぇ・・・・・それで?」


「どんな機能があるのか調べだしたら、この状況となったというわけだ。・・・そこでな。詳しい説明をと、こいつに詰め寄ったんだが」


 軽く肩をすくめ言う先生。

 なるほど、新しいおもちゃに夢中ってこと・・・・なのだろう。

 でも、そこまでのめり込むような物だろうか?

 と、こいつと差された先にはタマが居た。

 タマはニコッと微笑むと。


「リナ様を差し置いて皆様に説明することはできませんので。それと、リナ様が思っておられるよりも驚異的な物なのですよ?」


 マリアさんかザラップを彷彿させる言葉選びをしているようだ。

 まぁ、いろんな人が集まっているのだ。

 確か、まだ打ち明けてないシャンさんもいる。

 近しい人だとばれるのも問題あるはずで・・・・。


「こちらに。リナ様。・・・・さぁ、皆さま! 長らくお待たせいたしました。これより、この認証票について説明させていただきます!」


 タマはそれほど大声で言ったわけではない。

 だが、先ほどまで扉の開け閉めや周りの会話さえ聞こえていませんと言った人々がバッとこちらを振り向くさまは、何というか・・・恐ろしい物なんだなぁと、このとき初めて思ったのだった。

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