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リナちゃんのダンジョン経営!  作者: 龍華
4章 森の大騒動~さぁ、匙は投げられた!?~【仮】
102/117

75.

うぅ・・ん。

話が続かない・・・・・・・。

遅くなってすみませんでした!!!!

「あぁっと、なんだ。もろもろの事はこの際、置いといてだ。あとは何だ。主の目標だった・・か?」


 しばらくそれぞれがブツブツとつぶやいたかと思えば・・・。

 はっとした先生が焦りつつ、話を進めるように言った。

 何が引っ掛かったのか気になるけど、まぁ、良いや。


「まぁ、最終目標は皆も知ってると思うけど、ここでもう一度確認してお・く・・・?」


『リナ様。続けてください』


 話し出した途端に目の前、円卓の真ん中に黒い柱がニョキッと生えてきた。

 思わず、固まってしまいそうになるのだが、コアの声に促され続けることにする。


「そ、それはせっ・・万年続く国をつくる事。だ、けど、そこに至る道は一つじゃないし、最終的な国の形も様々だと思う。たとえば・・・騎士が中心の国もあり得るだろうし、商売で成り立つ国もある。あとは食べ物を作ることに特化した国もいいと思う。・・・他にもいろいろあるけど、今言ったって夢物語。どんな国にするかの話はいくつかの段階を踏んでいった後の事になる。まず、その一段階・・・の話をする前に話しておくことがある」


 話を戻した途端にカッカッカッと音がしてその黒い柱に「万年国」と書き込まれシャーッと丸で囲まれる。

 最初に千年大国と続けず、慌てて言い直しつつ、周りを見るが、見える範囲ではシャンさん以外驚いた感じがしない。

 ・・・・・・そういや、何か説明されたときに黒板が出て来たような・・。

 前の時もこういうのがあって慣れているのかもしれない。

 それはそうと話を続け、それに合わせて、「今」と書かれ、それが丸で囲まれてからいくつかの線が・・あみだくじの様なくっついたり離れたりしたいくつかの線が「万年国」と「今」を繋げ。

 話が次に移った途端に「今」と線が消え、言葉が進むごとに「万年国」の下に「騎士が剣を掲げて立ってる」、「服や装飾品」、「食べ物」の絵が現れ・・・夢物語と言葉を区切った瞬間に全てが消える。

 その間も書くときの音や消すときの音が聞こえてくるのだから、まったく芸が細かい。

 そんな事を考えつつ、一旦言葉を切り周りを見る。

 と言っても、柱の陰に近い奥の人たちは見えないのだが。

 注目を集めることには成功したようで、みんなの目がこちらを向く。

 ちなみに、柱にはもう一度書かれた「今」から「一段階」、「二段階」と書かれ、一段階を二重目の丸で囲もうとしてから消し、その前の「今」との間に丸が書かれる。


「唐突だけど、戦争、国同士の争いってどんな理由で起こると思う?」


「そりゃ、食料がほしいとかじゃねぇか?」


「それか、あそこが気に食わないからとかもあり得るんじゃないかねぇ」


「あの水源ほしいとか?」


「ん?・・・国同士の戦いねぇ・・それはあれだな。隣の家はかっこいいって話じゃなねぇか?」


「あ、それあるな!」


えっと?

トナリノイエハ、カッコイイって?

なんですか、それ。


「それを言うなら隣の家は美しいっと言う話だったのでは? まぁ、言いたいことは良くわかりますが。人のものは良く見え、それがほしいから起こるっと言いたいんですよね」


「そう! そう事だよな」「だな!」


 話し合う声の中で聞こえてきた回答に次々同意する。

 うん。

 ソウイウコトダネ。

 あれ?

 求めた答えと違うけど・・・・・とっても核心を突いているかも?


「そうだね。ほしいから起こる。ほしい物は色々だろうけどね。さっきも出たけど、食料とか、資源とか。恨みつらみも理由になるね。じゃ、その争いを吹っかけられないようにするには?」


「だから、こうやって隠れて生活しているのじゃがなぁ」


「それは・・・見つかれば襲われるでしょ。現に襲われてるし。それに・・そうだね・・・・もし、今、刑に服している侵略者たちがこそこそ何かしているのは分かるけど、何しているかが分からないとき、クード団長。その何かしている者たちを中心に警戒するんじゃないか?」


「そのようなことが? 主様に指摘されるとは・・・レグル。すぐに警戒態勢を」


「団長、団長。リナ様がおっしゃったことは例え話ですので。そういう報告は受けておりませんから。ですが、なるほど。そういう事・・も、あり得るのですね」


「どういうことだ?」


「どんな人も緊張し続ければ疲れます。それはここに居る皆さまも知っていると思います。では、その限界に達した時、今まで何もなかったのだから、これからも何もないだろうと警戒を解く人。少しだけ気にしながら、いつもの生活に戻る人。そして、リナ様がたぶん考えているのは、怖いからその原因の・・・物をどうにかしてしまえと・・考える人です。対象が人であったなら・・・ただの脅迫だけならかわいいもの。時には嫌がらせなどで恐怖を与え・・追い出そうとすることもあれば・・・・殺して今後の憂いを絶つ事を考える人も居るだろうと言う話だと思います」


 お、今回は考えているぐらいの回答かな。

 パチパチッと手を叩きつつ。


「そういう事だね。人は感情に流されやすい。・・・・・国も人の集まりだから、そんな面もあると思うんだ。これ考えると引きこもるのは悪い手だと私は思うんだ。それに恐怖を与える方法もダメだよね。つまり、争いをこちらから吹っかけるなんてことは一番悪いことだと私は思う。とはいえ、だからと言って、復讐をするなとは言わない。むしろ復讐はするつもりだよ」


 そうニコッと笑いつついうとギョッとした顔の先生とシャンさん。

 他の人も目をぱちくりしている。


「それは争いを・・・仕掛けるのですか?」


「まぁ、時にはそうなるだろうね。むしろ、何でしないと思うの? ・・・・こちらは被害を出してるかもしれないのに。あ、だからと言って、攻撃を受けたからすぐに復讐という話ではないよ? まずはしっかり調べてから、だからね。どこかの国が色々ほしいから、偽装して他の国がしたかのように襲って、共倒れを狙うとかあり得るじゃないか。まずは真正面から使者を送り、その反応を見つつ、裏を探らせて、ね。やはりここが争いを仕掛けてきたと分かれば、そこと周りの国に大々的に宣言して。って手順は取るつもりだけど」


「・・・・・・・まぁ、問答無用で復讐するというわけではないという事だな」


「そういう事。まぁ、復讐と言ったって、戦争を仕掛けるだけじゃ無いっと思わない? まぁ、何があるかは今は考え付かないけど。・・・・さて、ここで念押ししておくよ? 我々は決してこっちから仕掛ける事はしない。これには何か・・あちらに働きかけて仕掛けさせるなんてことも含まれるからね。まぁ、そんなことしなくたって、気に食わない国や唆された国は何かしてくるだろうし、・・・・・言いがかりつけてくるとこだって現れる。ダンジョンっていうのはあるだけで問題だと考える国は多いはずだし。今、悩んだって仕方ないから、その時に考えましょ」


 そこで言葉を切り。

 周りはシーンッとなっていた。

 あれ?

 暗いなぁ?

 なんで?

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