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さよなら

作者: 野井紫苑

今 境界線が引かれた

届かぬ思いは消え失せた

それでも私は

あきらめないことをおぼえたの


知らない街は

不安であふれてる

だから

本を抱えて歩きまわるの

木枯らしが吹きすさぶなか

心地の良い場所を探して



さよならという言葉は悲しいわ

別れを表すもの


別れの色はきっと青紫ね

日が沈んだ後の空の色よ

それから紺色になり

漆黒の闇が世界を包むの


月や星はたぶんないのよ

ただひたすら朝日が昇ってくるのを待つの

大丈夫

明けない夜はないって言うわ

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