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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第6章 海外へ

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第79話 VSメリダ

 翌日、エルシーさんに指定された場所に向かった。

 予定している時間よりも到着が少し早く着く。

 でも、先に輝夜さんとエルシーさんが来ていた。


「おはよう、蓮くん」


「おはよう」


「あ、おはようございます」


 まだ時間前だけど、待たせたのが申し訳ない。

 それにしても、同世代で最強のプレイヤーってどんな人なんだろ。


 輝夜さんはさっきから12神なのもあって、いろんな人が声をかけられる。

 それを横目に10分ほど待つと一人の女性がエルシーさんに声をかけてきた。


 髪が肩にかかる長さ。

 緑色の髪が光に反射して、すごく綺麗。


「エルシーさん、私に紹介したい人ってこの方ですか?」


「そう」


「はじめまして。私はリベリオンのサブマスター、メリダ。よろしく」


 エルシーさんが言ってた同世代最強のプレイヤーってリベリオンの人だったのか。

 しかも、サブマスター。

 ギルドマスターのロザリアさんは琴音先輩と同じ世代。

 そう考えると、実力者だけを集めて結成したギルドでサブマスターってかなりすごい。

 エルシーさんが最強って言った理由が少しわかったかも。


「……あなたは名乗らないの?」


「あ、ごめん。はじめまして。鬼姫のギルドマスター、鬼灯蓮です。よろしく」


「スライムを連れてるし、もしかしたらと思ったけど、やっぱりあなたが……」


 オレのこと知ってるのか。

 しかも、ブルーを抱っこしてるから薄々勘付いてた。

 こんなすごい人に覚えられるほどじゃないけどな。


「あなたのことなんて呼んだらいい?」


「蓮でいいよ」


「わかった。私のことはメリダと呼んで」


 自己紹介を終えて、すぐ無言の時間が続く。

 エルシーさんは輝夜さんの方に向かった。

 だから、今ここに初対面のメリダさんと二人で放置されている。


「……蓮はなんでフランスにいるの?」


「え、あ、『王家の墓』に挑戦しようと思って」


「攻略はどう?順調?」


「うーん、どうだろう。第一エリアが火属性でブルーと相性が悪かったから。でも、突破できたし、悪くはないと思う」


 オレの話を聞いて、メリダさんはクスッと笑う。


 ちょっと話しかけづらい人だと思ってたけど、意外と気さくな人かな。


「やっぱりブルーって火属性のモンスターなんだね。それだと、第二エリアも苦戦するよ」


「え?」


「第二エリアは水属性。ブルーに頼った戦い方なら一度別のダンジョンで他のモンスターの育成に専念すべきだと思う」


 うーん、ブルーに頼り切ってはない。

 リーフィアとラグニアも強い。

 リヴィングウェポン込みのステータスならブルーよりリーフィアの方が高いし。

 リーフィアがいるから前衛が安定する。

 それで後衛からブルーが攻撃できるわけだし。


「ねえ、もしよければ、私とバトルしない?できれば、ブルー以外のモンスターがいい」


「え、バトルはいいけど、ブルー以外?」


 除け者にされたと思ったのか、ブルーがオレの腕の中で猛烈にプルプルする。

 ブルーを撫でながら、メリダさんに理由を聞く。


「なんでブルー以外なの?」


「ブルーのバトル映像は見たことあるし。それにトーナメントでバトルしたいから」


 つまり、メリダさんはリーフィアとラグニアの強さを知りたいってことか。


「私がちょっと目を離したら、随分と面白そうなことになってる」


 輝夜さんを連れてエルシーさんが戻って来た。

 輝夜さん目的の野次馬は追い払ったみたい。

 周りに群がっていた人がいつの間にか消えている。


「少しじゃない。二人ともバトルするなら、着いてきて」


 オレとメリダさんはエルシーさんに開けた広場に着れて来られた。


「ここなら、バトルしても大丈夫」


 あ、ここバトルを自由にして大丈夫なフリースペースか。

 これ確か日本には、場所が確保できないって理由でないやつ。


 早速、バトルを始める。

 ルールは1対1。


【バトルSTART】


「お願い、ガイア!」


「出でよ、リーフィア!」


 メリダさんの要望通り、ブルーじゃなくてリーフィアにする。


 メリダさんの召喚したモンスターは竜だった。

 翼を含めて全身ゴツゴツした岩肌のような見た目。

 薫先輩みたいに人型の龍人じゃない。

 薫先輩のドランバードは近接戦が得意だったけど、ガイアはどうなんだろう?

 最初は出方を窺うか。


「ガイア、『大崩壊』!」


 ガイアが前肢を地面に叩きつける。

 地面にひびが入って、それがフィールド全体に伝播する。


「リーフィア、『闇閃撃』『影渡り』!」


 このままだと、地面が大崩れする。

 そうなる前に『闇閃撃』で作った影に『影渡り』で潜って移動する。


「甘いよ」


 次の瞬間、地面が崩れた。

 割れた地面の塊が散り散りになって、宙に浮く。

 それによって、影が複数の塊に散って、リーフィアが外に追い出された。

 その上、少しだけダメージを負っている。


 ガイアに『闇閃撃』が当たった。

 地面の塊で防がれそうになったけど、予めリーフィアが軌道を曲げていた。

 ……でも、ダメージが全然入ってない。


 竜はデバフ・状態異常を無効化するスキルを持ってる。

 だから、付与できてないのは織り込み済みだけど、このダメージ量じゃ……


「ガイア、『アースブレス』!」


 巨大な岩石がガイアの口から放たれ、リーフィアに直撃した。


「……へえ。これ耐えるんだ」


 リーフィアはガイアの追撃を辛うじて耐えた。

 だが、地面に向かって落下する。


「ガイア、『アースクロー』!」


ガイアの追撃を受けて、リーフィアのHPがゼロになった。


【リーフィア DOWN】


 ……強すぎる。

 手も足も出なかった。

 これがエルシーさんがオレと同世代で最強って断言したプレイヤーの実力。

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