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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第6章 海外へ

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第75話 墓守の火炎騎士

 ついにここまで来た。

 今日は『火の墓守』のエリアボスに挑戦する。

 今のオレたちなら相手がどんなモンスターでも勝てる。


 ボス部屋の中へ足を踏み入れると全身に炎を纏った騎士がいる。

 炎の化身とも思える風格があった。

 名前は墓守の火炎騎士。


「我が王の墓を荒らす者、排除する」


 決まり文句を言うと一目散にリーフィアへ向かってくる。

 

「速い……」


 相手は盾を持ない槍使い。

 守りに入るとヤバそう。

 数の有利を活かして常に攻め続けよう。


「ブルー、『鳴神』!ラグニア『シャインボール』『シャインレイ』!」


「…… え、嘘、槍で弾いた!?」


 いや、防御力が高すぎてわかりづらいけど、ダメージはちゃんと入る。

 このまま間合いを詰められると剣より槍の方が有利だ。

 リーフィアが更に一歩間合いを詰めて自分の間合いに持ち込めたら話は変わる。


「リーフィア、突っ込んで『ダークスラッシュ』!」


 思い切ってリーフィアには踏み込んでもらう。

 墓守の火炎騎士が槍を巧みに使って、攻撃。

 リーフィアが踏み込む隙をくれない。


「なら、ラグニア、背後から『ホワイトファング』!ブルー、『スカーレットアロー』『プロミネンス』!」


 ダメージは二の次。

 今はリーフィアが自分の間合いで戦えるように墓守の火炎騎士の意識を分散させる。


「……っ!」


 一瞬の隙をリーフィアは見逃さなかった。

 墓守の火炎騎士の目線がラグニアに向いた。

 自分から視線を外したその瞬間に一気にこちらから間合いを詰める。


 墓守の火炎騎士も瞬時にその事に気づき、リーフィアと向き直る。

 そこにブルーが『電光迅雷』で横撃する。

 初見でブルーの速さに対応できず、突如として来た横からの衝撃に墓守の火炎騎士は体勢を崩す。

 ラグニアが背後から『ホワイトファング』で頭部に噛み付く。


 直後、リーフィアも攻撃に参加しようとした瞬間、墓守の火炎騎士が炎を全方位に噴出する。

 まるでブルーの『フレイムフォース』のように。


 ブルーは咄嗟に『ディバインシールド』で防いだ。

 リーフィアとラグニアは防げず、直撃した。

 よりダメージの大きいラグニアにブルーの『プチヒール』を。

 ダメージが小さいリーフィアには、ラグニアの『プチヒール』を使う。


「主、今の攻撃は何とか相殺に近い形で私とラグニアは防げましたが、直撃すると一撃でやられます」


「そんなに……」


 ブルーの『ディバインシールド』もひびが入ってた。

 エリアボスだし、攻撃力が高い。


 気づいたらバトルはブルーが墓守の火炎騎士と一騎打ちみたいなことをしている。

 と言ってもブルーがプルンプル、プルンプルと槍を華麗に躱しているだけで、一切攻撃していない。

 たぶんリーフィアがオレと会話するのを邪魔されないように墓守の火炎騎士を引き付けてくれてる。

 でも、普通なら挑発スキルでリーフィアに意識が向く。

 ブルーはどうやってそれを自分に向かせたんだろ……


「リーフィア、『闇閃撃』『影渡り』『魂葬』!」


 ブルーから墓守の火炎騎士のヘイトをリーフィアに移す。

 ブルーがプルンを槍をギリギリまで引き付けて躱したタイミングでリーフィアが背後から連続で攻撃する。

 これでようやくデバフや状態異常が付与できた。


 ブルーは一度下がらせて、遠距離攻撃に専念させる。

 そう思ってたけど、ブルーが一向に攻撃しない。


 あ、もしかして、リーフィアからヘイトを奪うためにスキルを全て使ったな。

 

 プル、プルプル……


そんな言いわけみたいなこと言わなくていいのに。

ブルーのおかげでリーフィアが下がって情報を落としてくれたわけだし。


 背後から攻撃していたリーフィアだったけど、思わぬ反撃によって攻撃が阻止される。

 墓守の火炎騎士が真後ろに向かって足蹴りをしてきた。

 さっきみたいに全方位をまとめて攻撃するんじゃなくて、足蹴りでリーフィアだけを攻撃した。


 全方位攻撃できるスキルはさっきの一つだけか。

 決めつけるには早いけど、その可能性が高そう。

 他も警戒もしつつも攻撃する。

 でも、その前にブルーのスキルがクールタイムに入ったままだとちょっと困る。

 まずは時間稼ぎに徹する。


 リーフィアが単独で近接戦を挑み、上手くやってくれてる。

 剣で攻撃できる間合いには入れてないから防戦一方。

 でも、剣や盾でのガードが間に合い、大ダメージは避けてる。

 途中、ラグニアとブルーが一回ずつ『プチヒール』を使った。

 そのおかげでブルーのスキルが全部クールタイムから明けた。


「ブルー、『鳴神』『サンダーボール』『サンダーアロー』!リーフィア、『ダークスラスト』!ラグニア、『ホワイトダイブ』!」


 リーフィアが間合いに入って攻撃できないと攻め方が単調になる。

 だから遠距離からブルーが圧を掛けつつ、リーフィアとラグニアで挟み込む。

 さすがにリーフィアを正面から相手にし、ブルーの魔法を防ぐ。

 その上でラグニアに備えるのは無理だと思う。

 どこかしらに綻びが生まれる。

 そこを確実について着々とダメージは与えられる。


 すると、このタイミングで持っていた槍を手放す。

 本来なら隙ありと捉えて攻撃するところ。

 だけど、墓守の火炎騎士が放つ圧倒的な圧を前に攻撃が遅れる。

 全身をこれでもかというくらい燃え上がらせて、その炎を両拳に集約させる。

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