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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第5章 常夏の白黒祭

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第68話 VSドウラグ

 あれから数日が経過した。


 今日はいよいよ『闇の祭壇』第一層のエリアボス、ドウラグに挑む。

 ドウラグは黒く腫れたグールのような姿をしていて、体を巨大化させることができる。

 なんでかわからないけど、琴音先輩が異様に詳しかった。

 たぶん、戦ったことがあるんだと思う。


 要注意なのは、巨大化時の攻撃。

 威力が跳ね上がるから物理防御力が低いモンスターは一撃で倒される。

 巨大化してる時は的が大きいから遠距離攻撃のチャンス。

 ただ、防御力は物理、魔法ともに上がっているから大したダメージは期待できない。

 琴音先輩からは、基本的には巨大化している時はあんまり積極的に攻撃はしない方がいいみたいだ。

 時間経過で巨大化は解除されるからそれと同時に猛攻撃を仕掛けれるようにと教えてもらった。


『闇の祭壇』第一層のエリアボスのドウラグがいるボス部屋に辿り着いた。

 部屋は異様に広く感じる。

 今までこんなに広いボス部屋は無かったと思う。

 それに天井もかなり高い。

 巨大化するからこれくらいの広さと高さが必要ってことか。


 中央にはドウラグと思われるモンスターがいる。

 パッと見では黒い人型の何かにしか見えない。

 でも、事前に琴音先輩から聞いていたからかよくよく見ると黒く腫れたグールに見えなくもない。


「グキャギャーーーーー!!!!!」


 知性があるようでない。

 意味不明なことも琴音先輩から聞いてたけど、こういうことか……

 確かに知性があるようでない気がする。


「リーフィア、『闇閃撃』『影走り』『ダークスラッシュ』!」


 デバフ・状態異常の付与ができないから『魂葬・断』が使えない。

 リーフィアはこのダンジョンと相性が悪いけど、前衛として踏ん張ってもらう。


『影走り』で背後を取ったリーフィアがドウラグと至近距離で戦う。


「ラグニア、『ホワイトダイブ』!ブルー、『スカーレットアロー』!」


 リーフィアとの戦いに集中しているドウラグの横腹をつくようにラグニアが突っ込む。

 そこにブルーの『スカーレットアロー』が炸裂する。


「リーフィア、『挑発』!」


 ブルーやリーフィアの攻撃よりもラグニアの光属性の攻撃によるダメージが大きい。

 この一撃でヘイトがリーフィアからラグニアに移ったけど、リーフィアの新スキルですぐに戻る。


 よし!

 新しく召喚したリヴィングウェポンのスキルがハマった。


 今まで剣しか装備してなかったけど、今は盾を装備してる。

 その盾に備わっている『挑発』スキルなら、モンスターのヘイトを奪える。

 これでリーフィアが安定して、前衛として戦える。


 リーフィアは防御に手一杯で攻撃に転じる余裕はないな。


「ブルー、『プロミネンス』『フレイムフォース』!ラグニア、『ホワイトアタック』『ホワイトクロー』!」


 前衛がリーフィアだけだと厳しいならそこにラグニアを加える。

 遠距離からの攻撃は減るけど、リーフィアはドウラグ戦における要。

 もし、リーフィアが倒されたりすると一気に戦局は不利になる。

 それだけは絶対にダメ。


 ラグニアが前衛に加わったことで、防戦一方だったリーフィアも攻撃できるようになった。

 遠距離攻撃はブルーだけになったけど、四方八方に動き回り、いろんな角度から攻撃することで2、3体並の働きをしてくれている。


 ただ、ここで一つ問題が発生する。

 ドウラグに付与されたデバフ・状態異常でリーフィアの動きが鈍くなって、盾ごと殴り飛ばされた。

 

 タイミングを見計らったかのように、ドウラグが巨大化する。

 大きな歩幅で一気にリーフィアへと詰め寄る。


 こうなると攻撃してもメリットが少ない。

 その上、状況が最悪。


 ドウラグが巨大化してからはリーフィアは逃げ続けてブルーが遠距離からコツコツと攻撃を当てるにシフトした。

 途中、ドウラグのヘイトがリーフィアからブルーへ移る。

 ラグニアがコツコツ足を攻撃して、ドウラグの足を止めようと頑張るけど、止まらない。


 小ささを活かして、巨大化したドウラグの足の間を通り抜けたり、ブルーが上手くドウラグの攻撃を掻い潜る。


 ドウラグが巨大化して5分ほどが経過したところでやっと元の人間サイズに戻る。

 

「リーフィア、『挑発』!」


 大きさが戻ったのを確認して、リーフィアにドウラグのヘイトを戻す。

 ドウラグが巨大化している間はほとんどダメージを与えられていないから残りHPは7割。


「グキャギャーーーーー!!!」


「リーフィア、『魂葬』『ダークスラッシュ』『ダークスラスト』!ラグニア、『シャインボール』『ホワイトレイ』!」


 ドウラグが巨大化している間、ブルー以外はスキルを温存していた。

 リーフィアとラグニアはとにかく攻撃。

 当然、ドウラグも簡単には攻撃に当たってくれない。

 それでもリーフィアとラグニアが挟撃する形を取り、少しずつドウラグを追い詰める。


 流れを完全に掴み始めたタイミングでドウラグは再び巨大化する。

 ここまでずっと接近して戦っていたリーフィアは『影渡り』ですぐさま離脱する。

 視界から消えたリーフィアを探して、辺りをキョロキョロ見渡す。

 

 よし、いい感じに時間を稼げてる。

 このままリーフィアが逃げつつ、ブルーとラグニアが同時に足を攻撃する。

 さっきはラグニアだけだったけど、今度はドウラグの背後からタイミングを合わせて膝を攻撃する。

 関節部分を攻撃したことで、前のめりにドウラグが倒れる。


 そうして巨大化の制限時間5分を迎えて、通常の人間サイズに戻った。


 ブルー、リーフィア、ラグニアが今使える攻撃スキルを総動員してドウラグに攻撃を叩き込む。


 次に巨大化される前に倒す。

 今はまだブルーには遠距離攻撃に集中してもらう。

 『フレイムフォース』で目眩しをしてから、顔を集中的に攻撃する。

 そこにリーフィアとラグニアが息を合わせて攻撃し、一気に畳み掛ける。


 ドウラグのHPは残り1割ほど。

 リーフィアとラグニアも状態異常によるスリップダメージを考えると残りHPがそろそろ厳しいか。


「ラグニア、リーフィアに『プチヒール』!それから距離を取って遠距離から攻撃。ブルーは『電光迅雷』でラグニアが抜けた穴を埋めて!リーフィア、しんどいと思うけど、踏ん張って!」


 ここから回復はリーフィアだけに絞って、ラグニアの代わりをブルーにやってもらう。

 ラグニアにできなくて、ブルーにできること。

 再び、『フレイムフォース』のクールタイムが明けたタイミングでドウラグの視界を奪う。

 リーフィアも炎で視界を奪われることになるけど、ずっと一緒に戦ってきた。

 リーフィアならきっと正確にドウラグの位置を捉えてくれる。


 ラグニアの遠距離に少なからず意識が傾いていただろうドウラグの意表を突くことに成功した。


 最後、リーフィアの『魂葬』がドウラグを斬り裂く。

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