表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/85

第52話 錆びない機械

 観客席に戻ってきたオレは郁斗、海夕と一緒にこれから始まるバトルの勝敗を予想していた。

 郁斗はオリヴィアが勝つと予想したけど、オレは莉菜が勝つと思う。

 エルナとカーラが万全の状態で戦えば、勝敗はわからない。

 でも、マリンとアルマってなるとマリンが勝つ気がした。


「うーん、どうだろ……。マリンってリヴィングウェポンの解放スキルを使えないし、莉菜の方が厳しい気がするな」


 海夕はオレとは正反対の考えだった。


「解放スキルってニュクスが使ってた『黒杖解放』だよね?」


「うん。蓮のリーフィアもまだ使えないみたいだけど、人類種は解放スキルが使える、使えないで強さのレベルが変わる」


 ……否定できない。

 現に12神序列1位の新垣さんのエース、アテナはエグいからな。

 まあ、あれは極端すぎるかもだけど、ニュクスの『黒杖解放』もかなり厄介だからな。


「もちろん、オリヴィアが水中戦を想定してパーツ合成してるのが前提だけど」


「お、そろそろ始まるぞ。どっちが勝つか楽しみだな」



 ◆◇◆◇



【オリヴィア・ブラウンVS姫島莉菜 バトルSTART】


「お願いします、アルマ!」


「来て、マリン!『覆海』!」


 フィールドが水没するが、アルマにはなんの影響もない。

 実家のあるアメリカにあるランク変動型ダンジョン『機械の墓標』で沢山のパーツを入手している。

 これを予期してではないが、水中戦闘用のパーツも合成していた。

 その際、手違いで『エネルギー大噴出』という自爆スキルを取得させるパーツを合成しているが。


「マリン、『アクアトルネード』!」


 水中に竜巻ができ、アルマはその流れに逆らうことができず、飲み込まれた。


「アルマ、『デュアルエッジモード』『エネルギー充填』『ダブルスラッシュ』!」


「うそっ……!」


 アルマは背中のバックパックのスラスターを逆噴射させることで一気にマリンへと接近した。

 ただ接近しただけではなく、竜巻に飲まれることでマリンの視界から消えている。

 それにより、マリンの反応がわずかに遅れた。


「アルマ、『エネルギースラッシュ』!」


「マリン、切り返して!」


 アルマは追撃を試みるが、マリンが受け流すように水中で位置を入れ替える。


「『アクアダイブ』!」


 水流を巻き込んでアルマを地面に叩きつけた。

 水中に土埃が舞い、フィールド全体に広がる。


 オリヴィア、莉菜とお互いにアルマとマリンがどこにいるか視認できない。

 条件はアルマ、マリンと同じだが、アルマだけはマリンの居場所を正確に把握していた。


「アルマ、『キャノンパック解放』『ブラストキャノン』!」


 水中で舞っている土埃を散らしながら、アルマの放ったキャノン砲がマリンを貫いた。


「あっ!忘れてた……」


 この一撃で莉菜は気づいた。

 アルマをはじめ機械種のモンスターには視界に頼らなくてもモンスターの位置を捕捉するセンサーがあることに。


 今の一撃でマリンのHPは一気に半分を下回った。

 即座に反撃で『アクアカッター』を放つ。

 しかし、アルマは悠々とそれを回避する。


「アルマ、『デュアルショットモード』『ダブルショット』『エネルギーショット』!」


「マリン、躱して!」


 距離を取ったままアルマの銃撃がマリンを襲う。

 だが、マリンはフィールド全体を不規則に動き回ることで狙いを定めさせない。


「これでたぶん全部かな。マリン、『アクアトルネード』!」


 再びアルマを竜巻が飲み込んだ。


「マリン、警戒して!」


 莉菜はアルマのスラスター逆噴射による強引突破を警戒する。

 それと同時に少しずつマリンは上昇していく。


「……アルマ、マリンのいない方向に逃げてください!」


「マリン、回り込んで!『アクアボール』『アクアアロー』『アクアダイブ』!」


 マリンは、上から水の流れをしっかり観察する。

 スラスターの逆噴射で強引突破するアルマを水の流れからある程度の位置を割り出した。

 その軌道上を狙いすましたかのように『アクアボール』と『アクアアロー』が直撃した。

 アルマの動きが止まった瞬間、急降下したマリンの『アクアダイブ』が決まる。

 アルマの体勢が大きく崩れ、逆噴射も止まった。


「そのまま『アクアテイル』!」


 そこを尻尾で薙ぎ落とした。


【アルマ DOWN】


「よし!!マリンありがとう!」


「ここでマリンを倒せたら大きかったのですが、仕方ありません。アルマは十分頑張ってくれました」


 オリヴィアは気持ちをリラックスさせる為か大きく深呼吸をする。

 そして2体目のモンスターを召喚する。


「君臨せよ、カーラ!」


「……」


 カーラが召喚されると同時に莉菜は目を瞑った。

 まるで抵抗するのが無駄と言いたげだった。

 だが、それも無理はない。


「カーラ、『悪魔の祝福』『ナイトメア』!」


【マリン DOWN】


「……うん。マリンここまでありがとう」


 マリンの攻撃スキルは全てクールタイムに入っていた。

 カーラの開幕必中コンボから逃れる術がない以上、マリンが倒されるのを黙って見るしかなかった。


「降臨せよ、エルナ!」


新入生代表トーナメントの再来。

カーラとエルナのバトル。


この状況は確実にエルナが有利。

カーラはマリンを倒すために『ナイトメア』を使っている。

ここからエルナに『ナイトメア』を当てるには、『キュアヒール』によるデバフ・状態異常の解除を掻い潜る。

もしくは、早々に使わせてクールタイムに入っている時に再度デバフ・状態異常を付与する。

どちらかを実践しないといけない上に『プチヒール』もある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ