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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

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第51話 待ちに待った郁斗とのバトル

 あまりにも一方的に莉菜が勝った。

 海夕と郁斗のバトルを見て、もしかしたら海夕が勝つかもって思ってた。

 正直、あんな攻略法があるとは……いや、切り替え!

 次はオレと郁斗のバトル。

 海夕とバトルするわけじゃない。

 コンの幻影をどう攻略するかの方が大事。


 それに郁斗とは、 白黒学園に入学してからバトルしたいと思って実現しなかった。

 待ちに待ったバトル。

 あとで後悔するようなことはしたくない。


【二階堂郁斗VS鬼灯蓮 バトルSTART】


「出でよ、ブルー!」


「出い、コン!」


「よし!読み勝った」


 プルプル


「マジかよ、蓮はもっと安牌取ると思ってたー」


 郁斗は天を仰ぎ、悔しがる素振りを見せる。

 それだけ自分の読みに自信があったんだと思う。


「ああ、クソ。切り替え。コン、『稲荷狐の祈り』『稲荷狐の祟り』『影分身』『陽炎』『蜃気楼』!」


「ブルー、『フレイムフォース』!」


 幻影でどこにコンがいるかわからない。

 だけど、ブルーの『フレイムフォース』で影分身は全て掻き消され、本体にもダメージが通る。


「コン、『狐火』『鬼火』!」


 フィールドにコンの影分身はいない。

 全方向から無数の攻撃が飛んできているように見えるけど、本物は一つだけ。


「ブルー、受け止めて!」


 ここは回避せずに受け止める。

 下手に回避しようとせずに攻撃がどこから飛んできたか見る。


 プルンプルン転がりながらもちゃっかりと攻撃が飛んできた方向に『鳴神』を放つ。

 しかし、コンに当たった感じはなかった。


 これでいい。

 ここは回復せずにコンの追撃を誘う。

 これで遠距離からの攻撃スキルはクールタイムに入ってる。

 必ず距離を詰めて近接戦を仕掛けてくる。

 そこでカウンターを決める。


「仕方ない。『紅蓮の誓い』『二尾の焔』!」


 来る!

 どこだ。どこから……って来ない!

 一向に攻撃してこないけど、どういうこと?

 今、コンに指示出してたよね。


 プルン!


「え、なに……?」


 急にブルーが飛び跳ねたと思ったら、今度は真下に向かって『サンダーボール』を放った。

 その直後、周辺に『サンダーアロー』や『スカーレットアロー』『ファイアボール』『プロミネンス』を放つ。


 正直、ブルーがなにしてるのかわからない。

 コンが攻撃のために接近して欲しいのに。

 ……いや、ブルーがやろうとしてるのってオレが考えた作戦と正反対のことか!


 そもそもコンを接近させない。

 ダメージは『フレイムフォース』で与える。

 これだと倒すのに時間がかかるから当たったらラッキーくらいの感覚で攻撃している。

 ここまで適当に攻撃されるとコンも接近しづらい。

 これはいける!


 ブルーの攻撃スキルはほとんどクールタイム。

 明けるまでの間、無防備。

 ここで一気にコンが攻めてくる可能性が高い。

 それもあって、ブルーはフィールド中を縦横無尽に駆け回っている。


 もうすぐ『フレイムフォース』のクールタイムが明ける。

 それまで攻撃を受けないようにしないと。


「ブルー、適当に『ファイアボール』『サンダーボール』『サンダーアロー』『鳴神』!」


 当たった感じはないな。

 これは仕方ない。

 ただ、ブルーの攻撃する場所が偏ってたような気がしたけど、気のせいかな?


「コン、『鬼火』『狐火』!」


 郁斗の声がフィールドに響くと同時にブルーが『電光迅雷』を使って、一点に突っ込む。

 あまりにも速すぎてコンが攻撃する前に吹き飛ばした。

 そこをすかさず、『プロミネンスアタック』で追撃した。


【コン DOWN】


「来たれ、ネメア!『ゴーストタウン』!」


 召喚と同時に『ゴーストタウン』展開か。

 防げないからどうしようもないけど。

 コンとのバトルでほとんどの攻撃スキルがクールタイムに入ってる。

 今 使えるのは『フレイムフォース』だけ。

 ここでダメージを与えたい。


「ブルー、『フレイムフォース』!」


「ネメア、フィールドの障害物を盾にしろ!」


 ネメアは、迫り来る炎を『ゴーストタウン』によってフィールド上に出現した建物を盾に防ぎ切った。


「ネメア、『武装召喚・グリムリーパー』!」


 ネメアは建物から出て、ブルーの前に姿を現す。

 その手には死神が持っているような鎌が握られている。


「ネメア、『ファントムサークル』!」


 まだブルーとネメアの距離は離れてる。

 ここはギリギリまで引きつけて『ディバインシールド』で防げる。


「……え、消えた?」


 ネメアから目を離してない。

 なのに、オレの視界から消えた。

 影か……!?

 え、いない。『影渡り』じゃない?

 気づいたらブルーの正面でネメアが円状に鎌を薙ぎ払っていた。


 ……追撃が来る!


「『ディバインシールド』!」


「ネメア、『チェーンリストレイント』『リーパーラッシュ』!」


 ネメアの追撃を防ぐ方が優先と思って回復じゃなく、防御を選んだけど、それが仇となった。

 ブルーが『チェーンリストレイント』で絡め取られ、『ディバインシールド』の防御圏外に連れ出された。

 そこで連続攻撃を受け、HPが0になった。


【ブルー DOWN】


 初見のスキルで崩されて、そこからは完全に郁斗のペースだった。

『ディバインシールド』を使わずに回復を優先したら……

 いや、その場合、『チェーンリストレイント』を使わずに速攻でくるか。

 どっちに道、ブルーは倒されてたか。


「出でよ、ラグニア!」


「そっちか……」


 莉菜の時はリーフィア、オリヴィアの時はラグニアとすごく悩んだけど、今回は悩まなかった。

 リーフィアを出すと『ゴーストタウン』の効果でデバフ・状態異常が反転する。

 こっちが不利になる。


「ネメア、『武装召喚・グリモワール』!」


 武器を鎌から本に切り替えた。

 ってことは、魔法主体でくる!


「ネメア、『ダークランス』『ダークアロー』!」


「ラグニア、躱して!」


 魔法の撃ち合ってもいいけど、ネメアがどれだけの魔法が使えるかわからない。

 ラグニアだってブルーみたいにたくさん使えるわけじゃない。

 だから、基本は距離を詰めて近接戦。


「それなら、地面に『ダークボム』!」


 ネメアが地面に向かって『ダークボム』を放つことで土煙が舞う。

 距離を詰めようとしていたラグニアの足が止まる。


 これって、もしかして……

 いや、さすがにクールタイムが明けてないでしょ。

 相手は郁斗だ。

 ここは警戒しよう。


「ラグニア、ジャンプして!影に向かって『ホワイトクロー』!」


「なっ……!?」


 やっぱり。

 土煙でラグニアの視界を潰して『影渡り』を使って近づいてきた。

 絶対に距離を詰めさせない立ち回りというか時間稼ぎにも思えたど、武器を鎌に戻して『デスサイズ』で奇襲を狙ってる可能性が頭に浮かんだ。

 警戒して正解だった。


「ラグニア、『ホワイトファング』『ホワイトアタック』『ホワイトダイブ』!」


 そこからラグニアの猛攻が決まり、ネメアのHPはみるみる減っていった。


【ネメア DOWN】


 ……勝った。

 ……郁斗に勝ったんだ。


 よっしゃ!



 ……あれ?

 これで2勝1敗。

 あとは海夕とのバトルだけ。

 みんなここまで1敗してるから次勝ったら……

 いや、大丈夫でしょ。

 ……たぶん。

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