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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

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第49話 嫌われたかも

 次はオレとオリヴィアのバトル。

 オリヴィアとはまだ直接バトルしたことがない。

 正直、カーラに対抗できるのは、ブルーだけだと思う。

 だからブルーの選出は確定。


 プルプル、プルプル、プルプル〜


 いや、ブルーの選出を考え直した方がいいかも。

 さっきから甘えん坊タイムに入ってるし、ちょっと不安。


「ブルー、もうすぐ本番ですよ」


 プル!?


 見かねたリーフィアがブルーを連れ去った。

 いつも通りの光景すぎて逆に安心。


 ブルーのことはリーフィアに預けて、アルマ対策を考える。

 郁斗とのバトルでは双剣で戦ってた。

 ただ、双剣以外の武器形態があるかもしれない。

 一番可能性がありそうなのは、遠距離攻撃を可能にする銃とか。

 それができる前提で考えると両刀型のモンスターってなる。

 機械種はデフォでデバフ・状態異常無効だからリーフィアより、ラグニアだけど。

 あ、でも、自爆警戒もするなら終始距離を取って戦えた方がいいな。


 よし、決めた!

 問題はオリヴィアがアルマとカーラどっちを1体目にするか。

 ここは考えても結論は出ないし、賭けに出る。


【オリヴィア・ブラウンVS鬼灯蓮 バトルSTART】


「お願いします、アルマ!」


「出でよ、ラグニア!」


 よし!カーラじゃない。

 これなら大丈夫!


「アルマ、速攻でいきます!『デュアルエッジモード』『ダブルスラッシュ』!」


「ラグニア、『シャインボール』!」


「アルマ、躱してください!」


「なら、『ホワイトクロー』!」


 遠距離から一方的に攻撃されるのを避けるためか『エネルギー充填』を使わずにいきなり攻撃に入る。

 しかし、『エネルギー充填』を使っていないから背中からエネルギーの逆噴射による推進力が弱い。

 それもあり、ラグニアの『ホワイトクロー』による迎撃が間に合う。


「今です!『キャノンパック解放』!」


 背中のバックパックが変形し、アルマの頭の上にキャノン砲が展開される。


「『エネルギー充填』『ブラストキャノン』!」


 ピピピという音とともにキャノン砲へエネルギーが収束する。

 瞬時にこのままでは危険だと判断したラグニアは、無意識で一歩後ろへと後退する。


「違う!ラグニア、横に逸れて!」


 今、ラグニアが後ろに下がろうとした。

 直撃したらヤバいって感じたんだと思う。

 オレもそう思うけど、ここで下がっちゃダメだ。

 バックパックを変形させて、頭上にキャノン砲を展開してるからたぶん正面にしか撃てない。

 エネルギーを充填している今のうちにアルマの側面に移動できたら回避できる。


 ラグニアが一歩横に逸れた瞬間、アルマから極太のレーザーが放たれる。

 自身に迫り来るレーザーを半身になって上体を逸らすことで回避に成功する。


「今のを初見で回避するとは……。さすが蓮ですね」


 オリヴィアは賞賛してくれてるけど、今のは当たると思った。

 咄嗟に上体を逸らして回避したラグニアのおかげだ。


「それでしたら、これでどうです!アルマ、『デュアルショットモード』!」


 頭上に展開されたキャノン砲をバックパックに戻す。

 直後、両手で持っていた双剣を収納し、そこから二丁拳銃を取り出した。


 やっぱり双剣だけじゃかった。

 いや、今回は二丁拳銃だけど、アサルトライフルとかもっと他の形態があるかも。

 警戒は怠れない。


「アルマ、『ダブルショット』!」


「躱して!」


 二丁拳銃からそれぞれ一発ずつ弾丸が放たれた。

 アルマが形態変化している最中に体勢を立て直していたラグニアは余裕を持って回避する。

 あまりにも単調な攻撃。

 オレはこの攻撃に違和感を感じた。


 なんでこのタイミングなんだ?

 武器を変えずにラグニアが立て直す前に攻撃した方がよかったと思うけど。

 今の攻撃になにか秘密がある?

 いや、アルマが放った銃弾はフィールドの壁に衝突して消えた。

 追尾効果があって、後ろから不意をつくとかじゃない。


 攻撃に転じるべきか悩んでいると突然、ラグニアがなにかに弾き飛ばされた。


「今です!『エネルギー充填』『エネルギーショット』!」


 アルマの持つ二丁拳銃の銃身にエネルギーが集約させ、一気に解放する。


 回避は無理。

 なら、迎撃する。


「ラグニア、『ホワイトレイ』!」


 体勢を崩しながらではあるが、ラグニアの両手に光は収束する。

 そこからアルマの放ったエネルギー弾目掛けて光線が解き放たれる。


 アルマとラグニアの中間地点で『エネルギーショット』と『ホワイトレイ』が衝突し、弾け飛んだ。


「ラグニア、距離を詰めて!」


 これでラグニアが使える魔法スキルは二つともクールタイムに入った。

 このまま距離を取って戦うのはこっちが不利。


「アルマ、『エネルギー解放』!もう一度『エネルギーショット』!」


 一直線にアルマへと突き進むラグニアを狙いすましたかのように『エネルギーショット』が炸裂する。


「あ、ヤバ……!」


 機械種のモンスターの鉄板スキル『エネルギー解放』。

 その効果でクールタイムの無視して直前に使用したスキルを発動できる。


「『プチヒール』!」


 ギリ耐えた。

 よかった。まだいける!

 ここで『エネルギー解放』を使ったからこれ以上、遠距離攻撃のスキルは無いと思う。

 今度こそ距離を詰めて攻める!


「ラグニア、『ホワイトダイブ』!」


「……仕方ありませんね。アルマ、『エネルギー大噴出』!」


「え!?ちょっ……」


 ラグニアは既に『ホワイトダイブ』を発動させてアルマに突っ込んでいた。

 一直線に突き進むタイプのスキルなのもあって、ラグニアは自分から自爆するアルマに突っ込む形となった。


 ラグニアは爆発音と共に爆風に飲み込まれた。


 ラグニアがギリ耐えてることを祈ったけど、黒煙が晴れると二つのウインドウが浮かび上がっていた。


【アルマ DOWN】


【ラグニア DOWN】



 ◆◇◆◇



 アルマとラグニアの決着を見届けた観客席の郁斗、莉菜、海夕の三人。


「オリヴィア、自爆好きね」


「これでカーラの『悪魔の祝福』がブルーに決まる。開幕『ナイトメア』で攻撃できるし、オリヴィアが優勢かな」


 二試合連続で自爆落ちに苦笑いを浮かべる莉菜。

 冷静に戦局を分析している海夕。


 ここで郁斗は気になっていたことを莉菜にダメ元で聞く。


「そういえば、エルナとのバトル中にブルーの動きが一瞬だけ固まった気がするけど、あれ何?」


「ああ、あれね。エルナが言うには、ブルーが蓮に嫌われたかもって勘違いしたことが原因。それがショック過ぎて動きが固まったみたい」


 この話を聞いた郁斗は思った。


 エルナ相手に随分と余裕だな、と。


 当然、莉菜と海夕も同様のことを思ったが、ブルーにとってはこれ以上ないくらい大事なことだった。

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