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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

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第44話 ドワーフ専用スキル

 2対2のバトル。

 同じモンスター2体とかそういう制限は無かった。

 リーフィアとラグニアどっちを選出するかで大きく変わりそう。

 相手によって変えるのがよさそうだけど、正直、どっちの方がいいのかわからないな。


 それから1週間、『ゴブリンパニック』でLv上げした。

 本当ならDランクダンジョンLv上げした方がいいのかもしれない。

 いろいろ悩んだけど、回避能力が高いレッドゴブリンと戦った方がいいと思った。

 近場にいいなと思えるDランクダンジョンが無かったのもあるけど。

 1週間じゃLvはそこまで上がらなかったけど、やれることは全てやった。

 あとはオレたちの全力をぶつけるだけ。


 ギルドマスター決定戦当日。


 ギルマスとかサブマスにはなりたくない。

 だから勝ちたくないけど、負けたくもない。

 そんなこと考える日が来るとは思いもしなかった。


 白黒スタジアムに到着すると既に郁斗、莉菜、オリヴィア、海夕の四人がいた。

 莉菜、郁斗、海夕の2体目は前に聞いたことあるけど、オリヴィアだけわからない。

 だから、オリヴィア戦だけは対策が何も立てられてない。


「さて、蓮も来たことだし、早速最初の対戦カードを決めましょ。希望とかある?」


「なら、俺はオリヴィアとバトルしたいな。手の内知られてない初戦にリベンジマッチだ!」


「もちろん大丈夫です!今度も私が勝ちます!」


「それじゃあ、初戦は郁斗とオリヴィア。二戦目は私、海夕、蓮の中から決めましょ」


 最初の試合は観戦か。

 郁斗とオリヴィアの手の内をしっかりと見せてもらわないと。


 手の内を知られていない初戦に郁斗はオリヴィアを指名した。

 つまり、初見殺しかそれに近いスキルがあると思う。

 それにオリヴィアの2体目のモンスターも見れる。


「蓮、海夕、私たちはシステムを起動しに行くわよ!」


「オッケー」


「あ、うん。ちょっと待ってよ」


 郁斗とオリヴィアにはバトルに集中してもらいたい。

 だから、システムの起動はオレたちでする。

 これはスタジアムを借りるに当たって市川先生に一から教えてもらった。

 システムを起動すると新入生代表トーナメントみたいに本格的なバトルができる。

 他にもバトルを映像として自動保存することも。


 保存した映像は編集してギルドのPR動画にする予定。

 メンバーを追加するつもりはないけど、上を目指すなら遅かれ早かれスポンサーが必要になる。

 それを想定してPR動画とかは作っておいた方がって話になった。

 編集は完全に郁斗任せだけど。

 郁斗以外はみんな編集できないから。


「えっと、ここをこうしてからこのボタンを押す。そしたらこのレバーを上から下にスライドっと」


 海夕が市川先生に教わった通りにシステムを起動してくれている。

 オレは莉菜と一緒に手順に間違いがないか見ているだけ。


「よし、終わった!これで大丈夫」


 海夕は一仕事終えて腕を上げてうぅ〜って体を伸ばしてる。


 郁斗とオリヴィアのバトル。

 どんな展開になるのか今から楽しみだな。



 ◆◇◆◇



【二階堂郁斗VSオリヴィア・ブラウン バトルSTART】


「よっしゃー、いくぜオリヴィア!来たれ、ネメア!」


「はい!!私のモンスター。お願いします、アルマ」


 郁斗の1体目はアンデッド系モンスターのレイスのネメア。

 見た目はちょっと幽霊っぽさがある女の子。


 目立った武器などの装備はないけど、ネメアはかなり特殊なモンスター。

 ドワーフとエルフ、それにフェアリーが合成されている。

 どういう成長を遂げているのか誰にも想像がつかない。


 対するオリヴィアの1体目のモンスターは機械種のアルマ。


 機械種のモンスターは他の幻想種や妖怪種、妖精種、一般種、人類種などとは根本的な部分が違う。

 Lvという概念が存在せず、その育成方法はパーツを集めて合成する。

 時間とポイントを惜しまず、育成すれば最強種の竜すらも超えるポテンシャルを持っている。

 だけど、初期ステータスは一般種の平均程度しかない。


 機械種は遠距離から攻撃するタイプなら防御面の強化で武装がゴツくなる傾向がある。

 一見すると、アルマは軽装甲だから素早さ特化の近接タイプ。

 だが、背中にバックパックを装着している変わったパーツ構成。


「ネメア、『ゴーストタウン』!」


 先に動いたのはネメア。

 完全に開けたフィールドから一転。

 四方に墓地が点在する廃墟が現れる。


「アルマ、『デュアルエッジモード』です!」


 アルマは背中のバックパックからシュッと二本の剣を取り出す。

『デュアルエッジモード』、その名の通り双剣で戦うバトル形態。


「双剣か。なら、こっちも近接戦でいくか。ネメア、『武装召喚・グリムリーパー』!」


 空中に魔法陣が出現し、そこから死神が持っているような大鎌を取り出した。


「なるほど。ドワーフのスキルですか。レイスがそれをつかえるのは、かなり厄介ですね」


「まあな」


 ネメアの使った武装召喚スキル。

 これは本来ドワーフしか使えない専用スキル。

 ドワーフは人類種で唯一リヴィングウェポンが装備できない代わりにスキルが付与された武器を召喚できる。

 それを武器と防具を装備しているネメアが使える。

 つまり、本来ならありえない二つの武器を同時に装備していることになる。


「アルマ、『エネルギー充填』『ダブルスラッシュ』!」


 アルマの持つ二本の剣にエネルギーが浸透し始める。

 二本の剣をクロスさせて、背中からエネルギーを逆噴射することで超スピードでネメアとの間合いを詰める。


「ネメア、受け止めろ!」


 郁斗はネメアに攻撃でも回避でもなく、受け止めるように指示。


「……」


 回避する余裕がないわけじゃない。

 オリヴィアとしては、回避される前提でアルマに攻撃指示を出していた。

 それなのに回避ではなく、受け止めるという選択。

 オリヴィアの視線がネメアに釘付けとなる。


「ん?」


 何かある。

 そう考え、最大限の警戒をしていたオリヴィア。

 しかし、ネメアはただ普通にアルマの攻撃を受け止めただけ。

 しかも、ダメージを受けている。


 あまりにもなにもなく、拍子抜けするオリヴィア。

 そこに郁斗の策が突き刺さる。


「今だ!ネメア、『チェーンリストレイント』!」


「『チェーンリストレイント』?……chain restraint!アルマ下がって下さい!」


「遅い!『グリムリーパー』!」


 ネメアの持つ大鎌の柄の部分の先端から鎖が飛び出てアルマを瞬時に拘束する。

 防御する側が一転して攻撃する側に。

 流れるような動きでドス黒いオーラを纏った大鎌でアルマを薙ぐ。


「それならアルマ、『エネルギー大噴出』!」


 突如、アルマからピーピーピーと謎の音がフィールド中に響く。

 それを聞いた郁斗の顔色が悪くなった。


「やば!ネメア、逃げ……」


 ドカーン!!!!


 アルマを中心にネメアを巻き込む形で大爆発が起きる。

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