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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

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第37話 思わぬ遭遇

 これで第二層に行くことができる。


 第二層で最初に遭遇したモンスターはゴブリンソルジャー。

 ゴブリンナイトの下位互換みたいなモンスターだけど、武器は剣だけじゃなく、槍や斧、棍棒と個体によって持っているのが違った。

 ただ、 ゴブリンナイトみたいに魔法防御力が高くないからそこまで苦戦しなかった。

 それでも第一層のゴブリンよりは強いし、一度に遭遇する数も増えてきている気がした。


 第一層では多くても2体までだったけど、第二層では最低でも5体と遭遇した。

 ここからはより立ち回り方が大事になってきそう。

 この辺はやっぱりEランクダンジョン。

 簡単に攻略はさせてくれない。


 マッピングしながら奥に進むとゴブリンソルジャーとは違う1体のモンスターと遭遇した。

 まだエリアボスのいるボス部屋じゃない。

 だから通常モンスターのはず。

 エリアボスと言われても納得するレベルで妙な威圧感があるけど。


 モンスターの名前はゴブリンファイター。

 武器を装備しているようには見えないし、名前的に体術メインで戦う感じかな。

 ていうか、あの筋骨隆々の見た目から魔法を使うとこイメージできないな。


 まずは距離を取ったまま攻撃して出方を窺おう。


「ブルー、『鳴神』!リーフィア、『閃撃』!ラグニア、『プチシャイン』!」


 先制で遠距離から攻撃をする。

 しかし、大きな体格に見合わない軽やかな身のこなしで回避しながら一気に距離を詰めてくる。


 大丈夫。近づいて来ているけど、まだ距離はある。


「ブルー、『サンダーランス』『スカーレットアロー』!」


 距離を詰め切られる前にとにかく攻撃しようと思ったけど、ゴブリンファイターの足が赤く輝く。

 すると、急加速して気づいたらブルーの目の前にいた。


「『ディバインシールド』!」


 プル!


 ガキン!!


 勢いそのままに振り下ろされた拳が咄嗟に発動した『ディバインシールド』とぶつかる。


 その隙にリーフィアがゴブリンファイターの側面に回り込んで斬り裂く。

 リーフィアに少し遅れてラグニアも『ホワイトアタック』を叩き込む。

 それでゴブリンファイターの足がよろめく。


「ブルー、『電光迅雷』!」


 ゴブリンファイターはギリギリのところで持ち堪えようと踏ん張っていたけど、ブルーがダメ押しの一撃を決め、ゴブリンファイターは背中から倒れる。

 そこに一斉攻撃を叩き込み、ゴブリンファイターのHPはゼロになった。


「思ったより弱かったな」


 まあ見た目は強そうだったけど、通常モンスターだからな。

 さすがに余裕で勝てないと困るな。


 ある程度マッピングも終わった。

 あとは第二層のエリアボスを倒すだけど、今日はもう遅いし、帰ろう。



 今、授業の合間の休憩時間に莉菜、郁斗と三人で雑談してるとこ。

 ちなみにオリヴィアと海夕はクラスが違うからここにはいない。


「そういえば、蓮は今どこのダンジョンに挑戦してるんだ?」


「オレは『ゴブリンパニック』だよ。新しくできたやつ」


「へえー。『ゴブリンパニック』に挑戦してるなら途中で"プロフェッサー"と遭遇するかもね」


 え、プロフェッサー?

 それってあの検証ギルドだよね?

 プロフェッサーが『ゴブリンパニック』に挑戦してるってこと?


 隣を見ると郁斗も意味がわかってないみたいで、スマホでプロフェッサーと『ゴブリンパニック』について調べていた。


「その様子じゃ二人とも何も知らないみたいね。モンスターニュースを見たらわかるわよ」


 モンスターニュース?

 最近は中間テストの勉強とブルーにかまってあげるので忙しかったからな。

 そういえば、見てないかも。


「最近はあんまし見てないな」


 郁斗も最近は見れてないみたいで、莉菜はちょっと呆れ気味。


「二人はゴブリンの最終進化先って知ってる?」


「ゴブリンの最終進化先?そんなのゴブリンキングだろ?」


 うん、オレも郁斗と同じでゴブリンキングだと思うけどな。

 それより強いゴブリンっているのかな?

 名前的にゴブリンキングが一番強そうなんだけどな。


「そう、ゴブリンキングのはずだった。でも、そうじゃない可能性が浮上してる。噂ではプロフェッサーのギルマスかサブマスが調査に乗り出しているらしいわよ」


 え、いや、さすがにそれは冗談でしょ!?


「マジか……!」


 スマホでモンスターニュースを見ていた郁斗の手が震えている。

 気になってオレも確認すると今日の一面を飾っていた。


 Aランクプレイヤーであるプロフェッサーのギルマス、もしくはサブマスがEランクダンジョン『ゴブリンパニック』の調査に乗り出すって。

 どっちが調査してるとかは書かれてないけど、間違いなさそう。

 でも、世界的にもトップクラスの実力者がたかだかEランクダンジョンの調査に乗り出すって……


「そういえば、今になって思い返せば見たことも聞いたこともないゴブリンがいたような……」


「マジかよ!?どんな感じだった?強いのかそのゴブリン」


「私も気になるわね。教えてくれる?」


 郁斗と莉菜に昨日戦ったゴブリンたちについて話した。

 さすがに第一層で戦った普通のゴブリンは触れてない。


「実際、どうなの?強いの?」


「うーん、弱くはないと思うよ。ゴブリンナイトなんてブルーの『ディバインシールド』を一撃で割ったしね」


「マジか!あれを一撃で!?どんな攻撃力してんだ」


「あれ『ディバインシールド』って言うんだ。でも、あれを一撃か。エルナも新スキルならできるかな?」


 莉菜が不穏なことを口にしている。

 そんな簡単に割られたら困るんだけど。

 ブルーだって今まで簡単に割られたことないから落ち込んで萎れてるんだから。


 今日も『ゴブリンパニック』に挑戦するならプロフェッサーの誰かと遭遇するかもしれない。

 だからといって特になにも無いと思うけど、頭の片隅には置いておこ。


 学校が終わってオレは再び『ゴブリンパニック』の第二層までやって来た。

 第二層のエリアボスがいるボス部屋の近くまで来たら先客がいた。

 女性のように長い髪を後ろで一本に束ねている。

それに髪の色が真っ白。

 これだけ特徴のある人だ。

 あと少しで思い出せそうなのに……

それにパッと見の感じ、もっと上のダンジョンいてもおかしく無さそうな雰囲気のモンスターを連れている。

 明らかにブルーたちとは格が違う。


あ、思い出した!

この人……


「ん?君はもしかして、白黒学園の鬼灯蓮くんかな?」


 どうしたらいいかわからないでいたら、オレに気づいて話しかけてくれた。

 しかも、オレのことを知っているみたい。


「そうですけど……」


 なんでオレのことを知ってるのか。

 聞きたいけど、聞けない。


「おっと、これは失礼した。私はシグマ。ギルド"プロフェッサー"のサブマスターだ」


 やっぱり。

 本当にプロフェッサーのサブマスターがいた。

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