表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第4章 ギルド結成

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/100

第35話 莉菜の提案

 タッグEトーナメントは準決勝で負けた。

 オレたちはまだ弱い。

 上には上がいる。

 それを痛感させられた。

 もっと強くなりたい。

 その為にもまずはランクを上げたい。


 Dランク昇格条件の一つ、Eトーナメントで3勝このタッグEトーナメントで満たせた。

 あとは、モンスター1体以上がLv30以上とEランクダンジョンを三つ攻略する。

 Lvはかなり前にブルーとラグニアが一度Lv30になってる。

 それにEランクダンジョンは二つ攻略してる。

 だから、あと一つEランクダンジョンを攻略したらDランクに昇格できる。

 ただ、 問題はどこに行くか。


 急いで決めることじゃないし、しばらくは久しぶりの学校生活を楽しもうかな。


「さて、昨日行われたタッグEトーナメントは二組ともベスト4。惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、この敗北を糧に更なる成長を期待しています。そして、新入生代表トーナメントで負けてタッグEトーナメントへの出場が叶わなかった皆さんはより一層頑張ってください。ただ、もうすぐ中間テストがあることを忘れないでくださいね」


 朝のホームルームで市川先生から爆弾発言が。

 中間テスト。

 その存在をすっかり忘れていた。

 新入生代表トーナメントが終わってからずっと学校を休んでいたから勉強とか全然できてない。

 今 授業がどこまで進んでいるのかも把握できてないし、ヤバイかも。

 Dランク昇格とか浮ついたこと考える前に学生の本業である勉強をしないと!


 それからオレは毎日、学校が終わってからは家で猛勉強。

 なんでかわからないけど、毎日ブルーにかまってあげないといけない気がしたから必ず30分以上、遊んだ。

 それに勉強の気晴らしになってちょうどよかった。


 それでも日に日にダンジョンに行けないことでブルーがストレスを溜めていたけど、リーフィアが上手くなだめてくれた。

 もし、勉強だけに集中してブルーにかまってあげなかったらと思うと寒気がする。

 リーフィアには感謝の念が尽きないよ。



 ◆◇◆◇



 この時、オレは知らなかった。

 ブルーとリーフィアの間で行われていた高度な取引という名の脅しを。


 プルプル!!プル!


 いつのもように不満がたまっているお子様がいた。

 それに対していつもと同じ魔法の言葉を突き返すリーフィア。


「主にブルーが女の子だとバラしますよ?」


 プル!?プルプルプル、プル、プヨン!


「わかってますよ。ブルーが主に迷惑を掛けないなら秘密は守ります」


 プルプル


 こんな感じで乙女の秘密協定がいつの間にか結ばれた。

 これをネタにリーフィアはブルーを抑えていた。

 ……ラグニア?

 乙女の秘密協定など何一つ知らぬ存ぜぬを貫いていた。

 これぞ触らぬ神に祟りなし。



 ◆◇◆◇


 タッグEトーナメントが終わって2週間ほど経過して、ようやく中間テストが全教科終わった。

 これで勉強地獄から解放される。


 早いとこ挑戦するEランクダンジョンを決めるか。

 あと一つEランクダンジョンをクリアすれば、Dランクに昇格できるし。

 でも、その前に莉菜から話があるって呼ばれてるんだよな。

 郁斗の家に。

 夕飯でも食べながら話をしないかって。

 なんの話かな?


 莉菜に指定された時間は午後5時。

 ちょうどその5分前に"お食事処 二階堂"に着いた。

 するとオレがいるとわかっていたかのように中から郁斗が出てきた。


「蓮、そんな所に突っ立ってないで中に入れよ」


「あ、うん。そうするよ」


 中に入ると他のお客さんはまだいない。

 一応、お客と言っていいのかわからないけど、海夕はいた。

 莉菜とオリヴィアの姿も見えなかった。

 あの二人のことだからもう来てると思ったけど。


 それから待つこと数分、莉菜とオリヴィアが揃ってやって来た。


「郁斗はともかく、蓮は思ってたより来るの早いわね」


「私たちも待ち合わせ時間に遅れた訳ではないので、大丈夫ですよ」


 自分たちが最後の到着ということを少し莉菜が気にした様子だったけど、オリヴィアの言う通りまだ待ち合わせ時間にはなっていない。

 二人が時間に遅れたわけじゃない。

 それもあって「そうね」と莉菜もすぐに気にしなくなった。


 五人揃ってからまず夕飯を食べるつもりで集まっていたから、注文からすることになった。


 今回はオレがしょうが焼き定食。

 郁斗がしょうゆラーメン。

 莉菜が豚の唐揚げ定食 サラダ大盛り。

 オリヴィアが広島風お好み焼き。

 海夕が


 莉菜はサラダのみを大盛りにしてもらうように頼んでた。

 一日の野菜摂取量が今日は朝、昼と少なめだから多めに食べておかないと体に悪いとか。

 そこまで意識したこと無かったけど、やっぱり若い時から意識しないとダメなのかな。

 オレも明日から意識的に取り組もうかな。


「そういえば、莉菜の話って何なん?」


「ああ、それまだ何も話してなかったわね」


 オレたちは莉菜に話があると言われてここで夕飯を食べることになった。

 そのきっかけを作った本人がその事を忘れていたような雰囲気もあったけど、気のせいかな。


「本題に入る前に確認したいことが幾つかあるの。まず3人とも『静寂の魔巣』を含めてEランクダンジョンはいくつ攻略した?」


「『静寂の魔巣』を含めるなら二つかな」


「俺は『静寂の魔巣』だけだな」


「私も『静寂の魔巣』だけです」


「私も郁斗、オリヴィアと一緒で『静寂の魔巣』だけね」


「てことは、私と蓮が二つ。郁斗とオリヴィア、海夕が一つね」


 郁斗とオリヴィア、それに海夕はあれからEランクダンジョンの攻略してないみたい。

 ちょっと意外だけど、オリヴィアはあれかな?

 モンスターがカーラしかいないからかな。

 カーラだけでEランクダンジョン攻略は厳しいだろうし。


 あ、もしかして話ってDランクに昇格したら〇〇しよう的なことかな。

 でも、Dランクに昇格しないとできないことって何かあったかな。


「……うん、これなら夏には間に合うわね」


「何が夏に間に合うんだ?」


「ああ、ごめん。話はご飯をたべながらしましょ。オリヴィアはもう待てないみたいだし」


 ちょうど、みんなが注文した料理が届いて、オリヴィアの目がすごく輝いていた。

 それに気づいた莉菜が先に食事を提案した。


 それから少しして莉菜が話を切り出した。


「このメンバーでギルド作らない?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ