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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第3章 タッグEトーナメント

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第34話 準決勝

 遂に準決勝まで来た。

 反対側のトーナメントでは、莉菜とオリヴィアが準決勝まで勝ち進んでいる。


【時間になりました。鬼灯蓮&二階堂郁斗、第一アリーナにて準決勝を行います】


 オレと郁斗が第一アリーナに呼ばれるのと同時に莉菜とオリヴィアは第二アリーナに呼ばれた。


 ここまできたら勝って決勝まで進みたい。

 そこでタッグバトルにはなるけど、莉菜にリベンジしたい!


「蓮、絶対に勝つぞ!」


「うん!」


 オレと郁斗は拳をコツンってぶつける。


 相手はかなり癖が強いペアだけど、情報は一通り揃ってる。

 対策も用意した。

 絶対に勝てる!


【バトルSTART】


「出でよ、ブルー」


「来い、コン」


「沈めろ、ザスト」


「喰らい尽くせ、シャーク」


 ザストは半人半魔と呼べる姿形をしており、上半身は人、下半身は無数の触手で下半身が構築されている異形のモンスター。

 シャークはその名前、見た目通りサメだ。

 水が存在しないフィールドでは、こういうモンスターは素早さのステータスにマイナス補正が入る。


 しかし、この2体でタッグEトーナメントを準決勝まで勝ち進んでいる。

 当然、その対策も用意されている。


「ザスト、『水降海すいこうかい』!」


 ザストが『水降海』を発動するとフィールドに雨が降り注ぐ。

 それも尋常じゃない降水量で、瞬く間にフィールドが水に沈んだ。


「やっぱ初手はそうくるよな。こっちもいつも通りいくか。コン、『稲荷狐の祟り』『稲荷狐の祈り』『影分身』『陽炎』『蜃気楼』!」


 コンがいつも通り、スキルを発動する中、ブルーは何もしていない。

 正確には、水中でもいつも通り動けるかのチェックをしている。


 プル……


 うん、うまく動けなさそうかな。

 これだと、『電光迅雷』をはじめとした物理攻撃を封じられたのと変わらない。


「《《ブルーは》》厳しそうだな」


「うん。泳げないのは仕方ないし、魔法主体で攻撃を組み立てるしかないかな」


 なんでかはわからないけど、コンだけは自由自在に泳げている。

 寧ろ、三次元的な動きができるから今の方がいい。


「シャーク、『水鮫』!」


「ザスト、『触手展開』『吸盤吸着』!」


 水で形作られた鮫が水中を駆け巡り、ブルーとコンに襲いかかる。

 その逃げ道を塞ぐようにザストが触手を張り巡らせる。


「コン、『狐火』!」


「ブルー、『鳴神』!」


 コン本体と影分身の『狐火』とブルーの『鳴神』で『水鮫』は全て迎撃したけど、ザストの触手が厄介すぎる。

 ブルーは泳げないから大した意味をなさないけど、コンは別。

 この触手に触れると吸盤にくっついてしまうから触れないように動かないといけない。


「ブルー、『フレイムフォース』!」


「コン、『鬼火』!」


「ザスト、『アクアシールド』!」


 全方位攻撃の『フレイムフォース』、全体攻撃の『鬼火』はそれぞれザストが展開した水の障壁で防がれる。


 やっぱり。いつもより威力が低い。

 この水中フィールドだと、火属性のスキルの効果が弱まるんだ。


「なら、ザストに『火輪跳』!」


「こっちはシャークに『サンダーボール』!」


「シャーク、躱してブルーに『鮫肌』『鮫喰い』!」


「ザスト、コンに『アクアアロー』『アクアランス』!」


 コンは懸命に泳いでザストに接近するけど、『アクアアロー』と『アクアランス』を回避しながらでは、思うように近づけないでいる。


 ブルーは水中をうまく泳げないからシャークに手も足も出ない。

 ザラザラした鱗を通り過ぎながら擦り付けられ、更には噛みつかれる。

 だけど、ブルーもやられぱっなしじゃあい。

 噛みつかれた時にシャークの口の中に『サンダーボール』を叩き込んだ。


「ザスト、『触手縛り』!」


 張り巡らされた触手がシャークの口の中にいたブルーを拘束し、引っ張り出す。


 プル?


 ブルーがあっさり捕まったことで残りの触手が全てコンに集中する。

 それでも『陽炎』と『蜃気楼』による幻影と影分身を囮に使うことで捕まらずに逃げれている。


「シャーク、『大荒れ』!」


 ここでザストとコンの攻防にシャークが割って入る。

 フィールドの端をを円を描くように駆け抜ける。

 徐々に勢いに乗り、動きが速くなるにつれて、円を小さく描いていく。

 それによって、中央に向かう巨大な渦ができた。


「今だザスト!」


 渦に巻き込まれたことで影分身は消え、『陽炎』と『蜃気楼』による幻影の効果が薄れる。

 そして、コン本体も自然とフィールド中央に流されていた。

 そこをザストに狙われ、捕まる。


「ザスト、『触手吸引』!」


 触手で拘束しているブルーとコンから何やら吸い取り始める。

 すると、ブルーとコンのHPが徐々に減り始めた。


 ヤバい!

 今、ザストが使ったスキルは触手で拘束している相手のHPを吸収するとかか。

 このままだと時間の問題だ。


「コン、『紅蓮の誓い』『二尾の焔』!」


「あ、そういうことか。ブルー、『プロミネンスアタック』!」


 ザストの拘束から逃れるために触手を攻撃する。

 しかし、2体を拘束する触手が緩むことはなかった。


 その後も拘束から逃れようとしたけど、どれも効果はなかった。


【ブルー DOWN】


【コン DOWN】


 最後までザストの触手から脱出できず、HPが吸い尽くされた。



 ほぼ同時に行われた莉菜とオリヴィアの準決勝。

 相手は2体とも機械種。


 機械種は他の幻想種や妖怪種、妖精種、一般種、人類種などのモンスターとは根本的な部分が違う。

 時間とポイントを惜しまず、育成すれば最強種の竜を超えるポテンシャルを持っている。

 その上、デバフや状態異常が付与できない。


 カーラとの相性が最悪で時間とポイントを惜しむことなく育成された機械種のモンスター2体。

 序盤は互角の勝負だったけど、徐々にエルナとカーラが劣勢になる。

 多彩に変形を繰り返し、戦い方を変える機械種に翻弄され、カーラが先に倒される。

 その後、エルナも粘って1体倒すけど、そこで力尽きた。


 白黒学園の代表として出場した四人はそれぞれ準決勝で敗北、ベスト4という記録を残した。

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