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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第3章 タッグEトーナメント

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第33話 三回戦、そして準々決勝

 とうとう三回戦。

 次の相手はかなりの強敵。

 相手のモンスターはブルーと同じ一般種カテゴリーだけど、その中での2強の古代動物と恐竜系のモンスター。

 サーベルタイガーにトリケラトプス。

 魔法による遠距離攻撃はないけど、物理攻撃力がかなり高い。

 その上、サーベルタイガーは素早さ、トリケラトプスは防御力がずば抜けて高い。


【時間になりました。鬼灯蓮&二階堂郁斗、第一アリーナにて三回戦を行います】


【バトルSTART】


「出でよ、ブルー」


「来い、コン」


「行くぞ、サーベル」


「頼むぞ、トプス」


 一回戦はわからないけど、二回戦はバトルが始まると同時に速攻仕掛けていた。

 だから、まずはそれを警戒する。


「コン、『稲荷狐の祟り』『稲荷狐の祈り』『影分身』『陽炎』『蜃気楼』!」


「ブルーはそのまま動かないで」


 プル!


「なるほど。これが噂に聞く幻覚に影分身か。これまでは通じたかもしれんが、俺たちには通じんぞ。サーベル、『野生の嗅覚』『サーベルファング』!」


「トプス、『共鳴』『角突進』!」


 速い!

 サーベルはともかく、トプスもイメージよりずっと速い。

 しかも、幻影に惑わされず、2体とも真っ直ぐコンに突き進んでいる。


「コン、『紅蓮の誓い』『火輪跳』『焔爪』!」


「ブルー、サーベルに『鳴神』!」


「なっ!?」


 この2体は連携させると厄介。

 だから分断して各個撃破するのが一番。

 防御力の高いトプスを先に倒すより、サーベルの方が倒しやすい。

 素早さが高い分、ブルーを躱してコンに向かう可能性もある。

 だけど、『追憶の回廊』で素早さが異常なほど高い相手と戦ってきた。


 その経験からサーベルの動きを先読みし、『鳴神』を当てる。


「ブルー、『電光迅雷』!」


『鳴神』で体勢が崩れたところで『電光迅雷』を使い、一気に距離を詰めつつ、追撃する。


「ブルー、『プロミネンスアタック』『サンダーアロー』『サンダーボール』!」


 サーベルが立て直す前に更なる追撃で一気にHPを削り切った。


【サーベル DOWN】


「よし、コンの……」


 コンの援護をしようと思ったけど、その必要はなさそうだった。

 6体の影分身がトプスを取り囲んで、一方的にタコ殴りにしていた。

 コン本体は離れたところで高みの見物。


 いくらトプスの防御力が高くても、数の暴力でみるみるHPが減っていく。


「コン、『狐火』『火輪跳』『焔爪』!」


 最後は本体も加わった一斉攻撃で削り切った。


【トプス DOWN】


 その後、次の準々決勝の視察をして、帰ろうと思ったタイミングでちょうど莉菜とオリヴィアの三回戦が始まったから見に行った。


 相手は妖怪種の雪女と豹獣人の2体。

 さすがに莉菜たちが余裕を持って勝つかなと思ったけど、まさかの接戦だった。

 しかも、カーラが倒されてエルナもあと一歩のところまで追い詰められていた。

 見ていて明らかに豹獣人は空を飛べるエルナたちと相性が悪かったと思うけど、それを覆していた。


 莉菜たちも油断なんて一切してなかったと思う。

 認識を改めないとな。

 準々決勝、当然だけど相手もそこまで勝ち上がっている強敵。

 オレたちはここまで上手くいってるけど、油断は禁物。


【時間になりました。鬼灯蓮&二階堂郁斗、第一アリーナにて準々決勝を行います】


【バトルSTART】


「出でよ、ブルー」


「来い、コン」


「咲き誇れ、リリア」


「舞い踊れ、ニーニャ」


 相手のモンスターは2体とも妖精種。

 リリアは水色の羽が背中に生えている水属性に特化した妖精。

 ニーニャは無色透明の羽が生えている妖精で、特化した属性があるわけじゃない。

 相性的には水属性に特化してるリリアの方厄介だけど、総合的に考えると圧倒的にニーニャ。


「リリア、『アクアウェーブ』!」


「ニーニャ、『エレメント:水』『エレメントウェーブ』!」


「コン、『稲荷狐の祟り』『稲荷狐の祈り』!」


 ニーニャの使ったスキル『エレメント』は限られた妖精種モンスターしか使えない。

 リリアみたいに特定の属性に特化する進化を遂げていない場合にのみ取得できる。

 光と闇属性以外なら好きな属性を自在に使える。

 今回は『エレメント:水』だから『エレメントウェーブ』に水属性が付与されている。


「ブルー、『フレイムフォース』『ディバインシールド』!」


「コン、ブルーの後ろに!」


 ただでさえ、広範囲攻撃の『アクアウェーブ』がニーニャの『エレメントウェーブ』が合わさってより強力で広範囲攻撃になっている。


『フレイムフォース』を当てて少しだけ威力を落としたからなんとか『ディバインシールド』で防ぎきれた。


「コン、『影分身』『狐火』!」


「ニーニャ、『エレメントウォール』!」


 お返しと言わんばかりにコンが影分身と一緒に『狐火』を放つけど、ニーニャが展開した水の壁にあっさりと防がれる。


 攻撃、防御とニーニャが中核を担ってる。

 先に倒すべきは、ニーニャか。


「ブルー」


「ニーニャ、『エレメント:土』」


「『電光迅雷』!」


「『エレメントスラッシュ』!」


 くっ……!

 読まれた。


 ブルーが雷属性の『電光迅雷』を使って速攻仕掛けるタイミングで相性有利の土属性に切り替えられた。


 ブルーとニーニャの土でできた剣がぶつかる。


「リリス、ブルーに『アクアランス』!」


「コン、『鬼火』!」


 そこにリリスが横槍を入れるが、コンが防ぐ。


 コンが影分身を引き連れて距離を詰め、混戦状態に陥った。

 途中、影分身を囮にしてブルーと共に距離を取る。


「リリア、『アクアウェーブ』!」


「ニーニャ、『エレメントウェーブ』!」


 え、何それ?

 水属性の『アクアウェーブ』と土属性の『エレメントウェーブ』が合体して土石流みたいなのが迫ってくる。

 そんなことできるの!?


「あはは、マジかよ。あれはすごいな」


 いや、郁斗も感心してる場合じゃないでしょ!

 まずはあれを防がないと。


「ブルー、もう一回『プロミネンス』『スカーレットアロー』『サンダーボール』『サンダーアロー』『ディバインシールド』!」


 プル、プルプル、プル!


『ディバインシールド』だけじゃ防げない。

 最初の攻撃でそれはわかってる。

 だけど、まだ『フレイムフォース』はクールタイムから明けていない。

 だから、他のスキルを数撃って威力を削ぐしかない。


 それぞれの攻撃が激突すると、爆発が起きた衝撃で辺り一面黒煙に包まれた。


「「きゃっ!?」」


「うわ、何も見えない!」


「うぉぉ、見えねえ。でも好都合!コン『陽炎』『蜃気楼』!」


 郁斗は範囲攻撃には強くないという理由でここまで『陽炎』『蜃気楼』を使っていなかった。

 だけど、今は黒煙にフィールドが包まれている。

 そこに幻影が混ざってフィールドは混沌としている。


 この間にブルーは密かにプルプルとリリス、ニーニャの背後に回っているはず。

 事前に隙があれば、後ろにこっそり回るように指示した。


 しばらくして黒煙が消えると、ブルーがしっかりと背後に回っていてホッとした。


「ブルー、『電光迅雷』!」


 ニーニャに背後から仕掛ける。

 幻影でブルーの居場所がわからない中、正面をからの攻撃を警戒していたニーニャは完全に不意を突かれた。


「え?いつの間に!?」


「くっ!リリア、ブルーに……」


「させるか!コン、『狐火』!」


 即座にリリアはブルーに攻撃しようと試みる。

 しかし、ブルー同様に密かに接近していたコンに阻止される。


 数メートルほど弾き飛ばされたニーニャは立て直す時間すら与えられず、ブルーの追撃によって倒れる。


【ニーニャ DOWN】


「まだよ、リリア!『アクアウェーブ』!ブルーさえ倒せば、まだ……」


「コン、『影分身』『紅蓮の誓い』『焔爪』『火輪跳』!」


 ブルーを倒せばまだ状況は五分。

 そう考えていた相手に影分身と共にコンが襲いかかる。


 コンの影分身は6体。

 本体を加えると7体のモンスターから集中砲火を浴びたリリア。

 いくら火属性に強いといっても限度がある。


【リリア DOWN】


 よっし!

 なんとか勝てた。

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