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第1話 王国陥落! で、えろげーってなんだ?

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「ヤーリマックリン王国陥落ッ!! 今日よりこの地は、我ら魔王軍の領土とする!!」 


 俺は魔王軍五大軍団長の一人にして最強たぶんの烈将レイヴァ

 あらゆる戦場を駆け、敵を屠り、そして気に入った女を抱きまくる

 それが俺の生き様だ。

 

『よくぞやった、我が暴威の剣レイヴァよ』

「はは! 魔王様、ありがたく!」


 ついにこの日、俺の標的として数か月の戦を繰り広げた、強力な騎士団を誇るヤーリマックリン王国を陥落させた。

 壮観なる巨大な王都は俺の軍勢の前に崩れ落ち、玉座の間には血と汗の匂いが満ちていた。

 黄金の王冠を戴く王は床に膝をつき、降伏を宣言した。

 そして俺の眼前では、偉大なる魔王様の幻影が浮かび、魔界よりありがたいねぎらいの言葉をくださった。


『レイヴァ、この王国はお前のものだ。この地を我が魔王軍の重要拠点とし、奪還されることなく平定せよ。それ以外は好きにするがよい。人間を殺すも弄ぶも思うがままにするがよい。そして英気を存分に養い、次なる大戦に備えるがよい』


 魔王様の声は低く、容赦がねえ。

 だが、その言葉に俺はありがたく頭を垂れた。


「ぐわはは!  お任せを、魔王様!  そして、ありがたく! 今日よりこの国は俺のモノ! この俺を快楽の極みへと誘う、酒池肉林の楽園を築いてみせましょうぞ!」


 俺は高らかに笑い、空いた玉座にどっかりと腰を下ろした。そして目の前には、最後の最後まで俺に抵抗した王国の英雄が涙を流して唇をかみしめている。


「くっ、なんたることだ……このようなことが……このようなことが……終わってしまった……この国が、尊い歴史が……わらわたちの……国が……」


 その中に、ひときわ輝く存在がいた。

 王国の正当なる王位継承者にして、王国が誇る最強の英雄。『姫騎士勇者ヤミナル』。

 銀の鎧に身を包み、ひらひらの短いスカートの下から延びる脚線美。そして白銀の髪をなびかせるその美しい女は、剣を持てばまるで戦場の女神のようだった。

 だが、その瞳には屈辱と決意が宿っていた。


「ぐわははは、残念だったなヤミナル。確かにテメエは強かった。王国が誇る姫騎士勇者と呼ばれているだけはあった」


 最後の一騎打ちでこっちも少しヒヤッとするところがあったが、勝敗は決した。

 俺は正面から叩きのめした。

 そして、一騎打ちで負けた以上はヤミナルも見苦しく「最後までとことん」という様子はなく、父である国王の降伏に従い、剣を既に手放している。


「……レイヴァよ……わらわたちはどのような辱めも受けよう……だが、そなたにせめてもの頼み。どうか、民だけは……民だけはどうか……」


 敗北を受け入れながらも、せめて民の命だけは救ってほしいと懇願してくるその姿は、やはり王国の姫として模範となる姿。

 王族としての責務も誇りもこの状況になっても失わない気高さが、何よりも俺はそそった。


「ヤミナル……来い」

「……」

「近くに寄れ。どうした? 俺が怖いか? それとも、隠し持ってるナイフで刺そうかと迷ってんのか?」

「っ……」


 俺に言われて近寄ってくるヤミナル。もう我慢できず、俺はその腕を掴んで引き寄せ、玉座に座る俺の膝の上に抱き寄せて、その美しい唇を塞いで舐った。


「ッ……ッっっ!?」


 一瞬何をされたかわからなかったようで、反応が遅れたが、すぐにハッとしてヤミナルは俺の膝の上でジタバタ暴れた。


「げ、下郎! き、貴様、わらわに何を、んむっ、んちゅっ、ぷ、は、よせ、なにをお、やめ、わらわの、んぷっ!?」


 嫌がって逃げようとするヤミナルを無理やり抑え込んで口づけを続けた。


「ヤ、ヤミナル! な、なにを、レイヴァよ、娘に、何を!」

「姫様!」

「や、やめろ、レイヴァ! 姫様からその汚い手を放せ!」

 

 父であり王であった男も、姫の部下だった兵士や女騎士たちが必死に叫んでくるが、構いはしねえ。

 それよりも、俺はこの最高の女の体に夢中だった。


「ぷはっ、やめ、な、なぜ……なぜこのような……」

「ぐわはははは、何をそんなに驚いてんだよ、たかがキスで。別に初めてってわけでもねーんだろ?」

「っ、……う、うう……」

「……お? 初めてだったのか?」

「っ、だ、黙れ! 貴様にそのような、んうぷっ、ん、んん!」


 どうやらファーストキスの相手は俺だったらしくて、怒りの感情を露わにするヤミナルを見ながらニヤッとする。

 こういう強気な女を屈服させる快楽に興奮。


「やめろ、下郎……このクズ……っ! ま、まて、やめろ! わらわの鎧を脱がし、や、やめ、やめろおおお!」


 その体から鎧を剥ぎ取りながら、短いスカートを捲れば、現れたのは白くて太もも。

 そして、純白の穢れなき……おパン……


「おお、すべすべだなおい! ぐわははは!」

「うっ、わぁ、あっ、やめろお、触るな、ぐっ、父上、皆、頼む、見ないでくれぇ!」

「強き勇者も女の子のかわいいパンツだぜ。お気にか? まさに勝負下着ってか?」

「やめろおおお!」


 するとヤミナルは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして手で抑えた。


「くっ、殺せ! わらわをこれ以上辱めるなら、殺せ!」

「そんなことするわけねーだろ? お前は魔族も人間も種族関係なく、俺が今まで出会った中でも最高部類に入るほどの女だ! まさに人類の宝だ。だからこそ、この戦の戦利品として俺はお前を生涯俺のものにする!」

「ば、ばかな、そ、そのような……」

「だから、死なせねえ。自殺もさせねえ。舌噛んで死のうとでもしてみろ。そのときは、この国の民を……」

「う、うう、やめよ、わかった、殺せとは、自害しようとももう言わぬ……だ、だから……」


 俺を憎らしく見ていたその視線に、少しづつ熱がこもりだした。

 そろそろ頃合いだな。

 そう思ったとき、すべての覚悟を決めたのか、ヤミナルは涙目ながらも精いっぱいの強がりを見せ……



「魔王の狗め……どれほどわらわを穢そうとも、この心までは奪えぬ! たとえ戦は敗北しようとも、心は負けぬ! お前のような男に……わらわが屈するものか……!」


「最高だ! お前のファーストキスに続き、ヴァージンもいただこう!」


「くっ、父上、皆よ、わらわを見ないでくれ……だが、わらわはどれほど辱められても、ま、待て、ここでは、せめて寝室で、たの、ふぁ―――――」


 



――♥♥♥♥♥



 --感想、最高だった


 玉座に座って、この国の姫を国王である父親の目の前でっていうのや、臣下の連中たちの泣き叫ぶ悲鳴を聞きながらというのも燃えた。

 気高き姫騎士勇者も、ふにゃふにゃになるほど抱きまくって、もはや息するだけの肉の塊になって床にぶっ倒れていた。


「うう、ヤミナル……ワシのかわいいヤミナルが……」

「姫様、なんと惨い……」

「おのれ、この男、将として、軍人としての情けはないというのか!」


 悲しんでいる父親や臣下たちをよそに、俺は満面の笑顔。


「も、う……おわっ、たのか……」


 ぶっ倒れているヤミナルがそう漏らす。だが、そんなわけがねえ。


「何言ってんだ。まだまだこんなもんじゃねえ、今晩はお前を朝まで抱きまくるんだからよ」

「う……ぐ……どこまで、わらわを辱めれば……」

「続きはベッドでだ」


 と俺が宴をまだ楽しもうとした、その時だった。

 突然、玉座の間の空気が歪んだ。まるで空間そのものが裂けるような異様な音が響き、目の前に巨大な光の渦が現れた。


「あ? なんだぁ?」

「「「「「っっ!!??」」」」


 俺は反射的に剣を手にし、身構える。


「なんだこりゃ!?  奇襲か!? 野郎ども、構えろ!」


 俺は叫び、軍団の兵たちに警戒を命じる。

 だが、その光の渦から現れたのは、鎧をまとった騎士でも、魔法を操る魔導士でもなかった。

 そこから出てきたのは、見たこともない奇妙な服を着た若者たち――数人の、まるで別の世界から来たような連中だった。


「あ、あれ? ここどこだ?」

「私たち……さっきまでバスに乗ってたよね?」

「うん、だ、だけど、バスが崖から落ちて……」

「ちょ、なんだ、は、裸の女の人が!」

「え、け、剣?」

「鎧を着た人とか、王様みたいな人とか、耳とがってる人とか、何かの劇?」

「ちょま、あーしら、生きてる? 助かったん?」


 若者どもが口走る内容に、俺も混乱した。

 唐突に出現しながら、そいつら自身も現状を理解できずに戸惑っているみたいだったからだ。

 ただ、特に強い魔力も感じねえし、体つきやたたずまいは素人同然。

 どうみても一般市民にしか思えない、ただの人間の若い男女たち。

 皆が同じような服を着ている様子から、どこかの学校の生徒たち?

 すると、


「ちょ、あれ? え! うそ……こ、この人……レイヴァのコスプレしてる!?」


 ひょろっとして、いかにも根暗そうな、前髪で目が隠れた男が一人、驚きながら俺の名を呼んだ。こすぷれ? なんだそりゃ。


「ああ、俺はレイヴァだ。で、お前らはこの国の人間じゃなさそうだが、どこのもんだ?」


 俺がそう答えると、根暗そうな男が口開けて固まりやがった。

 なんだ? この俺様にビビったか?


「おい、宙仁ちゅうに! お前、このコスプレ男知ってんのか?」

「なんかのキャラか? つか、ここってどこかのコスプレイベント会場か何かか?」

「ったく、なんなんだよ、このキモイところは! つか、あそこで裸の女が寝てる……めっちゃ美人!」

「もう、なんなのよ、気持ち悪い、私たちどうなってるの?」

「あーしら、いまどこにいんの?」


 騒がしい。全員で7人のガキども。そして、人間のくせに、俺の名を口にしたガキ以外は全員が俺にビビってないし、やかましい。


「おい、ガキども。うるせえから、黙って俺の質問に答えろ。殺すぞ?」


 とりあえず、こいつらが急に現れたアレは何だったのか、何かの魔法なのか、それを確かめる必要がある。

 だが、そのとき、ガキどもの中の一人が俺の前に出てきた。

 ガキ共の中では一人だけ体格が少しはまともそうなやつ。

 すると、そいつは……


「なんだよ、コスプレオタクが。やってみろよ」

「………」

「だが、相手を見て喧嘩を売れよ。俺は空手のインターハイでぶばぎょぼらああっ!?」


 --その瞬間、俺は目の前の男を殴り飛ばしてしていた。


「ひいいいっ!? きゃああっ!」

「田中!」

「な、う、うそ、た、田中が……」

「しかも、め、めちゃくちゃぶっ飛んだ……か、壁に……」

「うそうそうそ! どーなってん?」


 特に力を隠しているわけでもなく、普通に弱い。

 そして、演技でもなくこの連中は本当に俺にビビってる。

 なんなんだ?


「……まあ、いいや。とりあえず、地下牢にでも入れとけ。雑魚みたいだし、話はあとでいいや」


 脅威でもなさそうだし、とりあえず今はヤミナルと遊んで、戦後の処理やらいろいろやることありそうだから後回しにしよう。

 そう思ったとき、ガキどもの中の一人の女が、俺の殴ったガキに慌てて駆け寄っていた。


「田中くん、しっかりして、っ、ひ、ひどいわ……」

「あ、げ、べ、が……」

「なんてひどいことをするのよ……で、でも、お願いよ! 手当をして! このままじゃ、田中くんが死んでしまうわ!」


 それは、いま気づいたのだが、長い黒髪のなかなかの、いや、かなりの、いや、そんじょそこらの一般人とは比べ物にならねえぐらいの美味しそうな美少女だった。


「や、まて、あの、黒川さん、その待って、あ、あぶないんで!」

「待ってって、何を言ってるの、宙仁くん! このままでは彼は死んでしまうわ!」

「そ、そうじゃないんだ! ひょっとしたら、この人、コスプレじゃなくて本物の……そして、この世界は……ひょっとしたら」

「だから、何を言ってーーーーー」


 なんか揉めてるようだが、うるさいし、黙らせよう。

 まずは、この黒髪の女、クロカワとかいったか?


「おう、なかなかイイ女だな」

「ひっ!?」


 とりあえず、こいつはキープだ。犯そう。


「今夜の俺は、このヤミナルを骨の髄まで徹底的に犯しまくるって決めてるんだ。だから、お前は明日犯してやるよ。楽しみに待ってるんだな」

「あ、ああ……そ、そんな……そん……なぁ……」


 俺がそう宣言すると、黒髪の女は顔を真っ青にしてガタガタ震えて泣き出した。

 すると、そんな俺の視界の端で、最初の俺の名を口にした根暗そうなガキが……


「やっぱり、この人はレイヴァ……あの女の人はヤミナル……っ、ま、まさか、この世界……ほんとうに……あのエロゲーの世界……都市凌辱アドベンチャーの……『大魔侵略・白濁まみれの英雄乙女たち』の世界……まさか俺達……ゲームの世界に異世界転移?」


 なんかブツブツ言っているけど……どうでもいいはずなのに、それだけはなんだか少し気になった。


 えろげーってなんだ?






【回数状況】

・姫騎士勇者ヤミナル:3回


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