表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

句読点のない恋

作者: 駒沢愛歌



横浜に来るのは三年ぶりだった。


三年前は19歳。私の10代最後の年だった。


その頃の彼氏と横浜デートをしたものだ。 


そして今の私、大木麻奈 22歳。


来年の春から社会人として働くことになっている。


学生生活最後の年だ。


なんだか横浜には人生の節目に来ているように感じる。


今の彼氏は付き合って半年。前の彼氏と別れると同


時に付き合った、だから友達からは注意された。


彼氏は25歳のアパレル関係の仕事の人。


車持ってるし、子供じみたこと言わないしで、


基本日曜日が休み。


前の彼氏と来た時は、観覧車に乗って、


てっぺんでKissされた。恥ずかったけど、嬉しかった。


今の彼氏はそうゆうタイプじゃない。


私のダメな所を見せれない、気の抜けない関係とで


もいうか、大人の恋って感じである。


この日はクリスマスも近い平日。


週末は混むからって、避けたのに、


それでも混んでいた。恐るべし横浜。


赤レンガでショッピング楽しんで、山下公園にも行って


そして観覧車に戻ってきた。私が観覧車に乗りた


いことを言うと『いいよ』と言ってくれた。


観覧車がゆっくり動きだす。


てっぺんに来た時、私は目をつぶってみた。


しばらくして『なにしてんの?』と言われてしまっ


て、私は「なんでもない」と応えた。


やっぱりてっぺん来たら、Kissぐらいして欲しい。


そんなこと考えてたら観覧車は地上に着いた。


私たちは食事をすることにした。


お店に入って注文すると、彼が訊いてきた。


学校どお?


「まあまあだよ」それより仕事どお?


私は自分の生活の質素さを悟られぬように、 


オウム返ししていた。


『今、アパレルはどこも不況だからね』


大変そうだ。食事が運ばれてさた、大好きな海老チ


リだ。すごく美味しかった。


今の彼氏は、外じゃ絶対にKissしてくれない。


友達に言ったら『私は気にしないけどな~』って、言


われてしまった。


だけど私はして欲しい派なのだ!


レストたランを出て駐車場に向かってる時だった。


私はKissしたくなって、とっさに嘘をついてみた。



『あっ!流れ星!』



彼氏はどことこ?って、顔してる。


その横顔に私はKissをした。


彼氏に半分本気で叱られた。


帰りの車の中でずっと考えた。しばらく一人になっ


てみようかと。別れるんじゃなくて、会いたいと思


う決めちが強くなるまで。それを彼に告げると


『わなった』


やっぱり欠点がないのが、欠点だよ!と、思うのであ


った。家に着くと私は上着を脱いで


洗面所の鏡にKissの顔を作ってみた。


「可愛いじゃん!」  


冷蔵庫から缶チューハイを照りだすと、テレビを


『月曜から夜ふかし』にチャンネルを合わした。



「あー、もう終わりじゃん!」


やっぱり背伸びはやめようと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ