孤独
ボクは病んでなんかいない、そう思っていた
実際、診断を受けたわけではない
だけど、思うことがある
そして、なぜか涙が止まらない
深夜2時
考えごとをしていて眠れなくなる
これって病気なのかな
どうだろうね
少し、疲れているのかも
休んだほうがいいよ
そう言われたって、気になると眠れない
一人じゃなくて、誰かと一緒に過ごしていても
心がなんだか満たされない
失ったのか、最初から無かったのか
空っぽになった感じがするよ
年間3万人、1日で約80人
誰とも関わりなく孤独死するらしい
社会を生きることは大変だけど
たしかに大変だけど
それでもやっぱり生きている
もしもボクが死んだら
悲しむ人は誰だろう
たくさんいるかもしれない
いや、そうでもないか
本当に悲しむ人は何人だろうね
趣味に没頭するとか
体を動かすとか
誰かに相談するとか
方法はあるんだろうけど
どれもピンとこない
受け入れることができない
そんな物思いに耽っていると
なんて自分は
ちっぽけで無力なんだろうって
夜空を見上げたらなにか見えてほしかった
悪天候で、月も星も見えないよ
なにもない
ボクだけがいる世界
そこに、光がさす
眩しさに涙が溢れた
その時、ああ、ボクは孤独と戦って生きていたんだって
理解はしたけど
だからなんだって話で
親がいても
兄妹がいても
友達がいても
同僚や親戚や近所の人や
その他にもたくさんの人がボクの周りに居たとしても
寂しい気持ちって
なんでか湧いてくるんだなあ
不思議だなあ
なんてね
こんなことを考えてるボクは
やっぱり心のどこかがおかしいのだろうか
病んでしまったのだろうか