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第九十四章

「分身しやがった」

「あんなの分身だ。斬りかかれぇー」

「テイ、さがっといてくれ」

「わかった」

そしてテイがうしろにさがりユミヤは「ファイ矢」矢を上方向に撃ち、上から落ちてきた矢は次々に隊員たちに刺さり、隊員たちは燃え骨になったのだった。

そして一人だけ、矢が刺さらなかった隊員がいたのだった。

「あとはお前だけだな。この俺がぶっ倒してやるよ」

テイが言った。

「じゃあな」

そう言い、隊員は転移魔法でどこかに行ってしまったのだった。

「ちっ。逃げられた。それにしてもユミヤ分身できたんだな」

「そういや、テイのまえでやったのは今日が初めてだな。まぁこの技は分身して、上に矢を撃ったら下にいるほとんどの敵に命中するが、さっきの奴みたいにあたらないやつもいるし、矢を刺したところは傷になるから、手当てしないといけないんだけどな」

そして、開発の魔王ハツ、氷の魔王、剣の魔王ソールも駆けつけたのだった。

「大丈夫だったか?」

氷の魔王が言った。

「俺たちは大丈夫だ。ITRの奴らはほとんどユミヤが倒してくれて、一人だけ逃げられたんだ」

「そうか。それにしてもやっぱり攻めに行った方がいいのかもな。このまま、放っておくとボスが来るかもしれないしな。それもボスが来て、ここで戦いになったら関係ない奴らまで巻き込んでしまうかもしれない」

「確かにな」

「とりあえず、どうするかは部屋に戻ってから話し合うぞ」

そのころITR本部では。

ここはボス、タルノスの部屋。

部屋にはボスのほかにテイたちから逃げてきた隊員がいたのだった。

「それでどうなったんだ?」

「僕以外全員、SSランク冒険者に殺されました。そして前に派遣した隊員たちもどうやら、全員倒されたようです」

「そうか。どうやら僕が出ないといけないみたいだね。とりあえず、行く準備をしようか。とりあえず、悪魔含めて千人で攻めに行こうか。今いる奴らに言っておいてくれたまえ」

「はい」

そして部下は部屋を後にしたのだった。

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