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第五十九章弟子

夜八時三十分。

現在の気温十五度。

テイ達三人は南に向かって三十分ぐらい、森を歩いていたのだった。ちなみに、水池王国は東にある。

「それにしても喉が渇いてきたぜ」

テイが言った。

「それは俺もいっしょの気持ちだ。開発の魔王のところに行ったらまずは水かなにかもらわないとな」

ユミヤが言った。

「そういや何で、ユミヤが開発の魔王がいる場所を知ってんだ?」

「ボスが殺されたときにボスの机をチェックしたら、どこにどの魔王がいるかって書かれている地図が入ってたんだ。一応ITKのリルにも聞いたがITKにも同じのがあるから持って行っていいって言われたんだ」

「さすがSSランク冒険者だな。俺なら絶対そんなとこまでチェックしないぜ」

「おいあそこ見ろ。誰かいるぞ」

そして悪魔の魔王が言った方向を見ると、ひとりの子供と五人ぐらいの大人が腕を縄で縛られ歩いていたのだった。

「あの先頭にいるのって、ITRの奴だな」

テイが言った

「そうだな。それにあいつらが向かってる方向はITR本部がある方だ」

ユミヤが言った。

「よし、あいつをぶっ倒してやる」

「待つんだテイ。もしここで、お前が奴をぶっ倒したとしてあの人たちはどうなる。結局また過酷な作業をさせられ、死ぬはめになる。多分あいつらは悪魔になりに行くんだ。まだ、死ぬより悪魔になる方がましだ。今は見過ごすしか方法はない」

「・・・」

するとその時、子供が腕を広げ縄が千切れたのだった。

「⁉」

テイたちはびっくりしたのだった。

そして子供は先頭にいた、ITRの部下をすごい勢いで「ファイヤーナックル」ぶん殴ったのだった。

「ぶっ殺してやるー」

そう言い、部下は剣で子供に斬りかかったのだった。すると、子供は覇気を放ったのだった。

「なんだ、この覇気・・・」

そして部下は意識がなくなり倒れたのだった。

「あのーありがとうございました」

「ありがとうございました」

五人の大人は子供にお礼を言ったのだった。

「早く逃げろ」

五人の大人たちは逃げたのだった。

大人たちがいなくなったら子供は部下が持っていた剣を取り、部下に振り下ろそうとした次の瞬間子供の振り下ろそうとした腕を、ユミヤが掴みとめたのだった。

「そこまでだ。こいつはもう、意識がない」

「それにしても、お前すげーな。俺より小さいのにファイヤーナックルとか覇気を放って。お前いったいなにもんだ?」

テイが言った。

「俺はチート冒険者ムシジの弟子シムだ」

「えーっ」


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