56/242
第五十六章
水池王国の人々は農作業をしていたのだった。
現在の気温三十度。
朝十時。
「それにしても暑すぎだろ」
テイが言った。
「とりあえず、夜になったら抜け出すぞ」
ユミヤが言った。
「抜け出すって行ってもどうやって抜け出すんだ?」
「詳しくはまた夜になったら話す」
「わかった」
ここはITK本部。
ボスの部屋。
ボスの部屋にはボスのほかにリルがいたのだった。
「それにしても大変なことになったな」
ボスが言った。
「そうっすね」
「とりあえず、明日の早朝にITR本部に攻めるぞ。早めに攻めないといつITKに何をしてくるかわからんかな」
「そうっすね。とりあえず、みんなに伝えておきます」
「よろしく頼む。あと一ついいか?」
「なんですか?」
「俺が死んだときはお前がボスになってくれ」
「はい」




