第四十九章フェンリル
朝六時三十分。
ここは開発の魔王がいる、南にある洞窟の奥にある開発室。
開発の魔王の部下はソファーで寝ている開発の魔王を必死に起こすために右左に揺さぶっていたのだった。
「起きてください。魔王様」
「なに、まだ六時半でしょ。もうちょっと寝かしてよね。あと三十分でいいからさ」
「落ち着いて聞いてくださいね。何者かに魔王様が開発した斬ったものの魔力を吸い取る剣を盗まれたんです
「えーっ」
びっくりして、飛び起きたのだった。
「それでどうしますか?もしあんなものが、悪用されたら大変なことになりますよ」
「とりあえず、この最近開発したマシンガンで一つずつ王国ごと制圧しようか」
「そんなことしたら犯人が死んだとしてもほかの関係ない人たちまで死んでしまいます。とりあえず落ち着いてください」
「冗談だよ。冗談。とりあえず、このことをITRに伝えてくるよ。ってことでここよろしくね。あーっ眠たいなぁ」
そのころ、テイと水の魔王ニューズそしてITKはITR本部を捜査していたのだった。
「それにしてもひどいな。君が最近活躍しているSランク冒険者のテイ君か。初めまして。俺の名はITKの副隊長リルだ。よろしく」
「よろしくお願いします」
「何かあったら俺に言ってくれ」
「わかりました」
そしてリルは犬ぐらいの大きさのフェンリルを二匹リードにつないで握っていたのだった。
そしてフェンリル二匹は地面の匂いをかいでいたのだった。
「なにか、犯人とかの匂いは残っているか」
「ルガ」
「そうか。どうやら血の匂いしかしないようだな」
「相当気配を隠すのがうまいのね」
ニューズが言った。
「確かにな。気配を隠すのがうまくないやつとか、魔力がかすかに残っていたりするもんな」
すると、鑑識がリルに駆け寄ってきたのだった。
「リルさん大変です。ITRのボスの魔力を魔力感知器で測ってみると一つも魔力を感じなかったんです」
「なんだと⁉普通なら死体でも少しは魔力を感知するはずなんだがな」
「いったいどういう事でしょうね」
「もしかしたら誰かに魔力をすべて奪われたのかもな」
「確かにそれならありえますね。とりあえず、防犯カメラの映像も調べているところです」
「そうか。また何かあったら言ってくれ」
「おい、この窓ガラスはなぜ割れてんだ?ボスの死体をここから海に落とすならわかるが。ボスの死体はここにあっただろ」
ユミヤが聞いた。
「確かにな。おい、誰か外の海を調べてくれ」
「わかりました」




