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第四十三章スライム

悪魔の魔王はポーションの魔王ポーショに近づいていたのだった。

「そこを動くなよ。ポーションの魔王」

「・・・」

このままじゃ、本当に殺されてしまいます。コトも手当はできましたが意識がない。いったいどうしたらいいんだ。毒針でも刺せばいいのか。でもムシジさんでも倒せなかった相手。多分毒の体制があるはず。いや、一か八か刺してみるか。いったいどうしたらいいんだ。

そして、悪魔の魔王はポーショの目の前まで来たのだった。

「最後に言い残す言葉はあるか?」

「⁉」

なんだ、この魔力。さっきより上がっているではないか。まるで体が戦うのを拒絶している。動け。このままじゃ殺されてしまう。

「ないんだな。お前を殺した後に、助手も、ちゃんと殺してやる。ってことであばよ」

そして、悪魔の魔王がすごい魔力を込めてポーショをぶん殴ろうとしたその時、「ス矢イム」どこからか声がし、悪魔の魔王の腕に矢が刺さり、悪魔の魔王はどんどんスライムの姿になっていったのだった。

「いったいどうなっているんだ。いったいこの矢はどこから」

そう言い、ポーショが後ろを振り返ると、弓を背負ったユミヤが歩いてきていたのだった。

「ユミヤさん。もしかして、今の矢はユミヤさんが撃ったんですか?」

「そうだぜ」

「それにしても、どうしてここに来たんですか?確かテイさんたちとアイス王国に行ってましたよね。それにあの矢の技はどういう技なんですか?悪魔の魔王が撃たれてすぐにスライムになりましたが」

「火の魔王と氷の魔王は決着がついたんだ。最終的に火の魔王が力尽きて子供の姿に戻ったんだ。今は警察に連れられて刑務所に向かったよ。そして俺が撃ったあの矢の技は撃たれたものを俺が解除するまでスライムにする技だ。それより、自然の魔王の手当てをしてやったらどうだ?」

「そうですね」

「おい、そこのお前俺を人の姿に戻せ」

「それは無理だな。お前はこれから少しの間はスライムの姿でテイたちと冒険するんだな。ちゃんとテイたちと仲良くなったら戻してやるよ」


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