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第十八章三十年前

「それでお前が持っているスーツケースの中には何がはいっているんだ?」

剣の魔王ソールが聞いた。

「このスーツケースの中には冒険者を悪魔にする薬がはいっているんだ」

そして男はそう言い、スーツケースを開けたのだった。

「とりあえずこの薬はあずからしてもらってITRに調べてもらったほうがよさそうね」

水の魔王ニューズが言った。

「そうだな。とりあえず、今日はこの王国にあるギルドに泊まってくれ。あとは俺たちで何とかす」

「わかりました。あと一つお願いがあるんですが」

「なんだ?」

「僕の兄がしようとしていることを阻止してください。僕の兄は魔法の魔王なんです」

「えーっ。なんでそんな大事なことを先に言わなかったの?」

「だって聞かれなかったし。そういやまだ自己紹介してなかったですね。僕の名は魔法の魔王の弟マソです。年は十七です」

「俺はテイ。Sランク冒険者だ。年はお前と同い年の十七だ。よろしく」

「俺は剣の魔王ソールだソールと呼んでくれ」

「私は水の魔王ニューズ。年は十五よ。よろしく」

「それでそのお前の兄がどうしたんだ?」

「それではこれから兄について詳しく説明します。兄は火の魔王と二か月前に手を組んだんです」

「火の魔王とだと⁉」

「そして、火の魔王と兄はこの異世界をモンスターと悪魔だらけにし、他の王国を滅ぼし、自分たちだけのものにしようとしているんです。そして火の魔王は一か月前ITRの地下にすごい魔力で封じられて捕まっている、三十年前に十人の冒険者を実験室で手足とかを切断し、えげつないモンスターを作り出した犯人、ドクター・セキコを解放したんです」

「じゃあもしかするとITRの地下に行けたということはすでに俺たちが心臓の悪魔と戦う、一か月前にITRのボスは殺されていたのかもな」

「心臓の悪魔と、戦ったんですか?」

「戦って倒したぜ」

「倒せたんですね。よかったです。あの心臓の悪魔も三十年前に、ドクター・セキコが作ったものらしかったので」

「それにしても、まさか火の魔王が敵と手を組むとはな」

「そういや、一番最初に会って水池王国に攻めに来た時に今回は俺の負けだって言ってたって父ちゃんが言ってたぜ」(詳しくは八作目の第十一章をお読みください)

「ようするに、ヒーノはまだあきらめていなかったんだな。そういや、心臓の悪魔と戦う時も最初は行くふいんきをだしていたがそういやいなかったな。とりあえず、教えてくれてありがとよ。とりあえず俺はムシジに連絡する。テイはマソを案内してやれ」

「わかった。ニューズはどうするんだ?」

「私はコーヒーでも飲んでゆっくりしてるわね」

「そうか。じゃ、お金貸してくれよ」

「はーっ。なんで私がテイなんかにお金を貸さないといけないわけ?」

「それはこっちのセリフだわ。そういや、まだ前に払った温泉代とかバス代とか返してもらってねーぞ」

(詳しくは九作目をお読みください。

「ギクッ」

ちっ。ばれたか。もう五か月以上前の事だから覚えてないと思ってなのに。忘れてるラッキーと思ってたのにー。

「なんだ?そのばれたって顔は」

「すみませんでしたー。返しまーす」

そしてテイはお金を返してもらったのだった。


みなさんこんにちは爆裂ボムです。

今作を書いていてめっちゃ、まよった話のところがあります。

それは心臓の悪魔にチート冒険者ムシジが乗っ取られるかです。

結局乗っ取られたら誰も勝てなくて話が終わってしまいそうだったのでやめました。(笑)

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