第十一章偶然
ここは?
「とりあえず、師匠のところに行くか。ついてこい」
セキガがテイに言った。
そのころ現世では。
「キスしたのに、起きないじゃないの。どういう事よ」
水の魔王ニューズがポーションの魔王ポーショが言った。
「これはかなり重症ですね。もう目は覚まさないと思った方がいいかもしれません」
「何諦めてんだ。とりあえず俺はテイに魔力を込める」
チート冒険者ムシジが言った。
そのころテイは。
「久々だなテイ」
「師匠こそ久々だな」
「それで俺のところに来たということはお前ひとりじゃできないことをしに来たんだよな?」
「俺を生き返らしてほしいんだ」
「なんだと⁉別にお前を生き返らせることはできるが、生き返ったとしてどうするんだ?また負けて死ぬだけだと思うぜ」
「今度こそはぶっ倒す。あいつの能力が発動できないぐらいの攻撃で」
「そんな攻撃テイは持ってるのか?」
「これから作る」
「作るだと。いったいどうやって作る気だ?」
「父ちゃんと師匠の魔力を分けてもらう。頼む。分けてくれ」
そしてテイは土下座したのだった。
「ここまで言われたら分けてやるか。セキガもいいか?」
「いいぜ」
そのころ現世では。
「もう一度、キスしてください」
ポーショがニューズに言った。
「なんでよ。さっきやったけど起きなかったじゃない」
「いいからしてください」
「まったく、しょうがないわね。これが最後よ。もしこれで目が覚めなかったから墓造って埋めるからね」
テイはセキガと師匠に拳を合わせ。魔力を分けてもらっていたのだった。
「魔力がみなぎってきたぜ」
テイが言った。
「よし、このくらいだな。準備はいいか?」
「OKだ」
「死者蘇生魔法復活」
そして、セキガは生き返ったのだった。
テイは目を覚ましたのだった。
「目を覚ましましたよ」
ポーショが言った。
「キス作戦成功しましたね」
ポーショの助手のコトが言った。
こうして、たまたま偶然が重なりテイは生き返ったのだった。(キスは関係なかったのだった)




