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真剣に読まないように。

おいで、おいで。

作者: caem


 いつも帰り道は一人きり。

 スマホを片手にしていた日常。

 特に気にすることはなかった。



 ただ、今日に限って違和感を覚える。

 なんだろうか、耳鳴りがしている。


 どっどっ、どっど。

 どっどっ、どっど。


 鼓動が早くなる。 昂る。 胸が苦しい。

 それはちょうど、墓場を過ぎた辺りだった。

 神妙な面持ちにならざるを得ないだろう。


 見渡せば、なにかがこまねいている。

 こっちへおいでよ、こっちへおいでよと。

 手招いているさきへ、おそるおそる。

 興味津々に。 ぼちゃん。



 ぷつりと意識が途絶えてしまった。


 あぁ、冷たい。 息ができない。

 ごぼ。 ごぼごぼ。





 明日から、それがボクの仕事になった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] あらすじの『薄暗闇で待っていますから』で、すでにゾワゾワしました。勧誘の上手な妖怪ですね。こうして仲間を増やしていくんだなと思いました。
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