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お題シリーズ

狙われ過ぎる村人

作者: リィズ・ブランディシュカ



 俺の住んでる村はごく普通の村だ。

 英雄出身の村でもないし、駆け出し冒険者がお世話になる始まりの村でもない。


 だから、そんな村に住む人間は、いたって普通の村人のはずなのだ。


 それなのに。


「頼む。ポーション、くれないか」


 ぬっ。


 だらだらだら。


 俺の隣人は「うわあああっ、血がっ! って、お前か。脅かすなよっ!」たまに血まみれになったり、大けがをしたりしている。

 どっかで事故や災害にまきこまれたとかも、思ったが、そうではないのはすぐに分かった。


 だから、「ほら、ポーションだ。お前、何でたまにそんな大けがしてるんだ?」そう理由を聞こうとするのだが。


 奴は、「知りたいか? 知りたいなら、教えてやろう。くくくっ、知ったらもう後には戻れないがな」と、こう返してくる。


 そうなると、ただの村人の俺としては「イエ、ケッコウです」と返すしかなくなる。


 頭に矢が刺さっていたり、あきらかに呪いの紋様っぽいものが肌に絡みついてたりするんだが、俺はモンスターと出会ったら即死できるただの村人だ。


 今日も何も気づかない事にした。


 その夜、隣の家から「ここで会ったが、百年目っ!」「いまこそ積年の恨み晴らしてくれる!」「大魔導士よ、覚悟しろ!」なんて聞こえてきたけど、やっぱり聞こえなかった事にした。



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