第3話 自己紹介も終わったし犯人探し!
ようやく話が進みます…そろそろここのネタもなくなったので短めに…と言っても話すこともうないんですけどね。
では第3話どうぞ!
さてようやく話が進む…
とりあえず状況を一度整理して見よう。
まず私がアルバイトを終え家に帰ってきたら我が相棒がぶっ倒れていた…
そこには粉々に砕け散ったガラスと石が転がっていた…
そして私はとりあえず憑依しているであろう石を彼女本体に向かって投げた。
うむ…ここまでは問題ない。
霊奈「いや、問題だらけじゃない!」
霊見の後頭部に鋭いパンチが当たる!
ゴスッ
聞き慣れた音が部屋中に鳴り響く(そこまで部屋は広くない)
「痛いじゃない!いきなり殴りかかってくるなんて!」
後頭部を抑えながら私は振り向く
そこには鬼のような顔をした相棒が…
「霊見がテキトーな整理をするからでしょ!」
言い返せない…
「ま、まあとりあえず状況を整理しよ?」
となだめる(このままうまく逃げれる
「だろうか?)なんて考えてないでしょうね?」
勝手に心を読まないで!!てかなんでわかったの!?
「霊見の考えてることなんてすぐわかるわよ」
とちょっと自慢げに話す。
どっか抜けてるのにこういうのは鋭いのよね
「なんか馬鹿にされた気がする」
ほらね?
「……まあとりあえず整理の続きをしてよ」
逃げ切れた!?Σ(・□・;)
さてと…とりあえず私は霊奈の憑依を解除した。ってところなんだけど
なんで石が飛んできたのか?
「っていうのを今考えてるのよね」
霊奈は腕を組みながら唸る
「やっぱりご近所さんのイタズラかしら…?でも決めつけるのは良くないし…」
「そういえば霊奈はのんびり紅茶を飲んでたのよね?」
「そうよ。窓の外を眺めながらするティータイムは私の日課だからね」
そう、彼女は外を見ていたのだ。
石が飛んできた方向にある窓を…
「飛んでくる石に気づかなかったの?」
これは普通の疑問だ、窓を見ているなら飛んできたか石も見えるはず…
「気づかなかったわね…窓に向かって石を投げてくる人も見えなかったし」
……?どういうことだ?
・窓を眺めながらティータイム
・石は窓の外から飛んできた
・しかし窓に向かって投げる人はいなかった
そしてこの条件の中にもう一つ「彼女の額に当たった」が入る…
一体どうやって?狙うにしても窓越しに狙うのは正直スナイパーぐらいじゃないと出来ないと思う。
それに窓ガラスを突き破ってくるなんて…一体どんだけスピードがついてたのかしら?
「にしてもほんと私の額に当たるなんてどんだけコントロールいいのかしら?」
彼女も同じことを考えているらしい…私も不思議だ
「そうね…偶然なんて確率が低すぎるし…」
と頭を悩ませていると、彼女が一言
「そういえば、近所の公園で野球でもしてたのかしら?バットがボールを打つ音が聞こえたのよ」
…野球?ボール?
「それって『カキーン』って音?」
すると彼女は少し不思議そうな顔をして
「そうだけど…それ以外になんの音があるの?」
………いや…まさかね?
私たちの住んでいる家は近所に公園がある。
しかし公園の全貌は家からでは眺めることはできない。
その公園は我が家の正面にある家と家の間からじゃないと見えないのだ…
しかも眺められるポイントはあの割れた窓だけだ。
…しかし明らかにおかしい。こんな偶然があるのだろうか?
とそんなことを考えていると、どこからともなく『カキーン』と気持ちいい音が響いてきた。
「そうそう、確かこんな音よ」
と彼女も思い出したかのように話す。
ここは少し見に行った方がいいかもしれない。
「ねえ?あの公園に行ってみない?」
答えはこの爽快な音にあるかもしれない…
どうでしたでしょうか?次はいよいよ犯人と対面です!