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王の子は世界と世界のあいだで鍵となる  作者: 浅 眠瑠
エピソード8:残された剣
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残された剣 - 6

リオが目を覚ますと薄暗い天井が視界に映った。


……また、あの夢だ。


剣を握らされた幼い手。

冷たい声。

何も告げずに背を向けたアルベルトの背中。

何年経っても、あの言葉だけが消えない。


「お前は、いい剣になったな」


それは褒め言葉だったのか。

それとも別れの言葉だったのか。


リオは上体を起こし、額に滲んだ汗を乱暴に拭った。

窓の外はまだ白み始めたばかりで、朝には少し早い。

ふと彼の脳裏に、別の背中が浮かぶ。

冷たく凛として、どこか危うい背中。

守りたいと思い、剣を握る理由を、初めて与えられたのではなく、自分で選んだ相手。

イリス……。


夢は過去だ。

過去が今を縛るなら、それを断ち切るのは剣しかない。


その時だった。

誰かがリオの部屋の扉をノックした。

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