表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王の子は世界と世界のあいだで鍵となる  作者: 浅 眠瑠
エピソード8:残された剣
34/47

残された剣 - 2

王国騎士。

とてもかっこいい響き。

僕はこれから、凄い大人になるんだ!

幼いリオが目を輝かせていられたのは、わずかな時間だけだった。



自分の周囲の他の子どもたちは、大人に縋り泣き、助けを求めていた。

リオの目の光も、すでに消えていた。

小さな手で握った剣は、あまりにも不釣り合いな重さで、指が震え、刃先が僅かに揺れる。


「いいか!泣けば弱くなる。怒れば隙が生まれる。恐れれば、死ぬ」


淡々と、当たり前のことのように告げる大人たち。


「剣は、お前たちが生きるための道具だ。それ以上でも、それ以下でもない」


その日から、地獄の訓練が始まった。

倒れても、起き上がるまで終わらない。

血の味を覚え、痛みに慣れ、声を失っていく日々。

剣だけが、生きるために与えられた、唯一のものだった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ