71話 戦いはこれから
読者の皆様、作者の大森林 聡史です。
この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。
よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
【クエスト オブ サンハルト2 71話】
「ケンイチ、さっき炎の盾を砕かれたでしょう? この光の盾を使って」
「しかし⋯これは⋯」
「接近戦になるあなたが持ってた方が良いと思う、あたしは魔法の盾もあるし」
「分かった! ありがとう」
「うん! じゃあ、魔法が通じるか試してみるね! バーニングノヴァ!!」
「ムッ!? フリージングゼロ!!」
灼熱の炎と絶対零度に近い冷気がぶつかり合った。
「うぅ⋯」
「フフ⋯それが限界か?」
冷気の方が強く、徐々に押し込んでいく。
「サンダー!」
「チッ⋯!」
フュリアがティアラから放電した。
アービスは、冷気を止め、放電を飛び上がって避け、その下を灼熱の炎が放射した。
「ケンイチ、効かなかったよ⋯」
「いや、フリージングゼロで迎え撃ってきた。だから通じるよ」
「そ、そうね!」
「バチョー、いつも通りだが、左右から同時に攻撃しよう」
「分かった!」
「よし! 行くぞ!」
バチョーとケンイチが、アービスの左右に飛ぼうと構えた。
しかし、それとほぼ同時にアービスが突っ込んできた。
「何っ!?」
「あっ!」
バチョーは、すでに飛び出していたが、ケンイチは、飛ぶ寸前で接近に気付き、その場に残った。
そして、アヤノとフュリアを庇うように前に出た。
「飛ばなかったのは高判断だが、我が一撃を防げるか!?」
「ぐわっ!」
「きゃあっ!」
アービスは、右ストレートを繰り出した。
ケンイチは、光の盾を構えたが、威力を殺しきれず、後ろのアヤノ、フュリアもろとも吹っ飛ばされてしまった。
「ぐ⋯」
「うぅ⋯」
3人は、全身を強く打ち付け、悶絶している。
「トドメだ⋯」
アービスは、ゆっくりと3人に近づいていく。
その時、アービスの背後からバチョーが飛び掛かってきた。
「⋯!!」
しかし、アービスは振り向き様に回し蹴りを浴びせた。
バチョーは弾き飛ばされ、地面を3度跳ね飛び、崖に叩きつけられた。
バチョーは、ピクリとも動かず、意識を失った。
「お前のな⋯!」
アービスは、バチョーを見てニヤッと笑った。
「ガイアクラッシャー!」
「ムッ!?」
アービスは、再びケンイチ達に向き直るとアヤノの魔法で巨岩が落下してきた。
「こざかしい!」
アービスは、巨岩を右ストレートで粉々に砕いた。
「な、何っ!?」
「うおおおおっ!!」
岩の陰からケンイチが飛び出し、陽を一気に振り下ろした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。




