解説その一
自分の考えてることをまとめました。
とりあえずこの話の世界観とかがわかっていただけるかと。
中途半端ではありますが、内容を理解していくためのものだと思ってください。
Angelworks
――舞台
全国に広がる異常により、終わりを迎えようとしている日本。
――異常
女性の持つ生殖機能が失われてしまう症状を言う。卵子が作られなくなる、子宮内膜の排出がない。しかし、月経周期に関係のあるホルモン分泌は変わらない。原因がはっきりしないため異常と呼ばれる。
――社会
異常が原因での女性の地位低下。外国からの交流拒絶により、実質上鎖国状態。未来が見えない国民達の暴走。各地で犯罪が多発する。
――犯罪
現段階の日本では二大事件と言われる犯罪がある。一つは連続大量殺人事件。もう一つは連続誘拐事件。双方とも詳細一切不明。
――組織
混乱の渦に巻き込まれた日本を支配しようといくつかの組織、団体が形成されていく。
――最後の一人
日本で最後の生殖機能を持った女性。いなくなってしまったのだがまた新しく誕生した。天使、東雲真人がそれにあたる。
――登場人物
東雲真人
罪悪感により自ら命を絶ったのち、天使として蘇る。代わりに天から授けられた三つの銘を守らなければならない。
暁零
真人の幼なじみ。真人を死に追いやった張本人でもある。連続殺人事件の容疑者となっている。
佐花美咲
路地裏で倒れていた真人を匿った女。過去に絶対生存機構に属していた。
黒スーツの男
謎の多い男。真人を誘拐しようとしていた。常にサングラスをかけているため顔が見えない。
笠原アリサ(カサハラアリサ)黒スーツの男の仲間。男のことをボスと呼び慕っている。医師であるが免許を剥奪された身。
警察の男
連続殺人事件の捜査にあたっている。真人の過去を少なからずに知っている。
神原相模
絶対生存機構の一員。技術分野で組織を支える。性格がひねくれている。
榊御影
絶対生存機構で真人のサポートをする中年の男。温厚な性格。組織の初期からの一員。
―これから
絶対生存機構の一員となった真人は、自分と子供を作る相手を選ばなければいけないことになる。人間を幸せにするという使命に直結する行為ではあるものの、なかなかそうは出来ない。
元男であったゆえに、男と交わるということは想像もしたくないことであった。そんなことも知らない榊は大量の男たちを毎日連れてくる。真人はそれから一人も選ばず、ただ、時間を持て余すことしか出来なかった。