『左少将伊成、右兵衛能信をプレスマンで打ち返した後出家すること』速記談1043
後朱雀天皇御誕生の折、左少将藤原伊成が、右兵衛佐藤原能信に暴行を受け、耐えかねて、手に持っていたプレスマンで能信の肩を打ち返したところ、蔵人藤原定輔が能信に加勢し、伊成を縁から突き落とし、能信の家人たちを集めて、大勢で髪をつかんで踏みつけさせ、こん棒のようなもので殴らせた。
このようなことがあって、伊成は、出家してしまった。
教訓:そもそも、能信が伊成に暴行を加えたことがもめ事の発端で、伊成が反撃するのは当然である。そこに定輔が能信に加勢してくるのが問題を大きくしている。どう考えても、伊成が被害者である。能信をジャイアン、伊成をのび太、定輔をスネ夫と比定してみると、強力なロボットでも投入しなければ釣り合わない構図が見えてくる。