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死神の見える女  作者: 5414
10/18

エカテリーナ

「契約完了よ、私はエカテリーナ、貴方の名は?」


あれ、もしかして死神ちゃん負けちゃった?

従う感じじゃ無いんですけど。


「今の貴方からは悪感情が嗅ぎ取れないの、でもとても禍々しいものが漂っていてね。どうしてかしら?貴方となら世界征服すらできる様な気がするのよ」


何?禍々しいって、失礼な女だわ


「あ、申し遅れました。私はイツキ、あのぅ禍々しいってどう言う事なんですか?」


エカテリーナが言うには悪感情が少ない人間とは契約ができないらしいんだって。

禍々しいのは死神ちゃんの影響かもしれない。

まあでもノアルの契約を解除できたし、核ミサイル落とそうとしてたなんて、、、あの子何考えているのよ。

ちょっとぐらい旅行に出かけたって防げるわけないでしょ〜が。

あの子は昔からそう言う考えなしの所があるのよね。

独りで自己完結して陰に篭って全部他者のせいにして。

お嬢様だから?そんな事はないお嬢様だってちゃんとしている人だっていると思う。



「・・・・聞いてる?」


「あ、ごめんなさい考え事しちゃってて、なに?」


「貴方って面白いって言うか度胸があるって言うか。悪魔と契約したのよ?分かってるの?もう一度言うわよ、今の貴方の立場や力では貴方の望みは到底無理なので、貴方はロシア大使館に勤めていただくわ。」


「へ?、、、、、、」


「ゲーエルウーに所属して貰うって言ってるのよ」


「ちょっと待ってください、何言ってるのかわからないんですけど」


「ロシア連邦軍参謀本部情報総局、ゲーエルウーよ。じゃ行きましょう」


「へ?どこへ?今から?急すぎませんか?心の準備が、、、急展開すぎて思考が追いついていってないんですけど。」


「呆れた、、上位悪魔との契約は平然とこなすのに、転職するのに動揺してるの?お給料だって今よりずっと多く貰えるのよ?しかも大使館勤務よ。一応大使館事務って事になるけど、仕事はほとんどないわ。モタモタしてないでさぁ行きましょう」


手を引っ張られ呆然としながら連れて行かれる。

エカテリーナは道々言う、


「私位の上位悪魔なら人に似せて人の社会に入っていられるの、そっちの下位悪魔は存在さえ滅多に見せれないのよ」


大使館警備の警察官に挨拶しながら大使館に入る。

課長になんて言えば良いのだろう?また嫌味を言われるんだろうと思いながら、小会議室の様な部屋に入った。


死神ちゃん、助けて!!



ここで働くための事務手続きを淡々とこなし、正式なIDが出る2週間後に来る様に言われてやっと解放された。


いつものコンビニに着いたのは夜の8:00過ぎ、クタクタだった。


いた!ニヤニヤ顔の死神ちゃんがいつもの喫煙所にいた!


良かった、負けたんじゃないみたい。でもどうなってんのよ。

ニヤニヤ顔にちょっとムカついたのでノシノシ近づくと、逃げようとしたので走り寄って襟首を掴んで逃がさない。


「もう〜心配したんだからぁ〜手下になっちゃったかもって、心配したんだから〜」


「ははは、神を侮るなかれ」



膝から崩れ落ちる様にしゃがみ込んだ。


全くこの神様は、、、、、、

投稿遅れがちですいません、先日熱中症になりました(笑)

良いね、ブックマーク、ご感想頂けますと。

熱中症も吹き飛びます?

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