003『 怒り』1
…………
静かになった。。。
もうアイツらは、行ったのか？
確認をするか……
俺はゆっくりと隙間から顔を…
『ピュンッッ！』
何が起きたんだ？
何かが俺の背中に向けて、壁を貫通して飛んできた。。。
“やったでヤンスね兄ちゃん！！”
‘待て、、生きているかもしれない。確認しろ、、’
“わかったでヤンス、、、”
〘スキル : 栗ボッチを発動します〙
………………
！！！！！
“兄ちゃん！！栗が反応してるでヤンス！！”
‘やはり、、、 そう簡単に勝てる相手ではないようだな。’
「ハァハァハァ」
まさかアイツらがやったのか？
今のを食らっていたら即死だった。。。
ヤバい。。
怖くて動けない… 動いたら死んでしまうという文字が脳を何度もよぎる。。。
‘遠いところだとさっきのように避けられてしまうかもしれない、、、近づいて合わせて攻撃するぞ！！！’
“わかったでヤンス！！”
〘スキル閃滅光を発動します〙
〘このスキルを使うとスーツがクールダウンタイムで120分間使えなくなります！！それでもいいですか？〙
‘YESだ’
〘分かりました、、、スキル発動可能まで3分前……〙
“スキル解放 クリボッチの逆襲でヤンス！！”
〘スキル発動します！スーツのクールダウンタイムが180分になりますがいいですか？〙
“YES!!でヤンス！！”
〘分かりました。スキル発動可能までまで残り5分です……〙
なんだって！！
2つのなんか強そうな全力技を一気に俺にぶつけるって！！
冗談じゃない！！
どうすればいいんだ！？
“あの方に認めてもらえばおいらたちはあの、トップ12までのエージェントしか入れない、「TGA」に入れるでやんすね！！”
‘そうだ、、やつを倒せば大量の経験値でレベルが上がり、❴裏切り者であり元一位の000を倒したという実績❵によってあの方に実力を認めてもらえるからな。。’
‘あいつは今どこらへんだ、、’
“ヤツはあそこの壁にいるみたいでヤンス！”
‘声を出さずに行くぞ、、’
聞こえてるんだけどな………
俺は元々一番強いエージェントだったのか？
あと「ＴＧＡ」ってなんなんだ？
そんな組織名手紙に書いてなかったぞ！！
それよりどうするんだ。
おそらくアイツらは俺の位置が特定できるスキルを使っているから逃げても無駄だ、、、
【廃墟の隣にある海 】
『ジッジッッジッ』
❝イラッッ❞、❝イラッッ❞
『ジッ』
【人々の負の感情が集まり、怨獣ができる。】
【その怨獣の中でもランクが違い、一番強い怨獣は四天王と呼ばれている。】
【『怒り』『悲しみ』『恨み、憎しみ』『苦しみ』
この人間の一番多い負の感情によって作られた四天王たちは、ごく一部のエージェント、つまり、「TGA」のエージェントたちしか太刀打ちできない。】
【そして今この瞬間、この廃墟の隣の海の上に、人々の『怒り』の負の感情が大量に集まり許容範囲を超えたことで、四天王の一体、アングリーデッドが復活したのだった。。。】
『ジッジッジッ』
《空間がねじれ海が荒れています！！怨獣が出てくるのでしょうか……》
《あっ》
ジーーーーー
『俺様復活！！』
『エージェント000今度こそ、ぶっとばしてやるぜ！！！』
ドシンッッ
ドシンッッ
荒れる海と、女性の死骸とともにアングリーデッドが、000がいる廃墟へ向かっていった。。。
続く
【次回 四天王『アングリーデッド』】
コラム 〘スキル:閃滅光〙
ビームで相手にかなりのダメージを与えることができる
しかし、消耗が激しいため一回しか使えない。
ただし、不意打ちには有効。
