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爆縮と体温の機知(4)

ガスが尽きるまで

透明な液体の底から

乱反射している太陽を見る

いつも世界を照らしているが

あれを頑張っているとは

誰も言わない

いつも頑張っているから休みたい

太陽に言われたなら

なんて答えるだろう

本当に休んだら

その後

どうなるんだろう


生物じゃないから

比べられないのなら

その逆の比喩は

無視して構わないのか

地球が風邪ひいているポスター

これに

何も思わなくて良いってことだろう

自己都合欲者だね

人間って

優しさに棘があるよ

嘘も方便

太陽に言われたなら

なんて答えるんだろう


何かを卑下している人間に

吸い取られる必要は無い

何かを主張する人間に

納得する必要は無い

あなたはあなたで回れば良い

そのガスが尽きるまで


パソコンの前で座り仕事

街角のビルで立ち仕事

出来るということは使い易さ

使い易さは重宝されて

お金になる

重宝されるってことは

太陽と同じだね

要らないって生物が

少ないのだから

使い易さには

信頼が混ざっている

太陽を信仰したのと

同じ感覚だろう

だとしたら

僕等が歯車であることは

太陽のマークを付けて

回転している

そういうことかもしれない


何かを卑下している人間に

吸い取られる必要は無い

何かを主張する人間に

納得する必要は無い

あなたはあなたで回れば良い

そのガスが尽きるまで


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― 新着の感想 ―
[良い点] めいろさんの作品にしては、珍しく具体的で、書き方も一般的な詩に近いなと思い、感想送ってみたくなりました。 内容は、変わらず「らしい」と思いますし、良い詩だなと私は思います。 [一言] 具…
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