6話〜研究に参加することになってみた?〜
なんか空気が重いなぁ。
先輩達の顔はいたって普通だけど。
「まぁ、こんな人数しかいないけど研究には支障は無いから......多分」
安心できるかい!と心の中でツッコミを入れつつ私は返事をした。
その後、私はルリに連れられ自分の机に落ち着いた。
机の上は殺風景だったが、立っているよりかはましだと思えた。
ルリは、私の隣の机の椅子に座って私にニコッと笑顔を見せ、すぐにパソコンを使い始めた。
‘「これ可愛くない?ねえ刃矢」’
この声はクラスメイトの侑依ちゃんの声だ。
今、私の中でフラッシュバックが起きているようだった。
‘「一緒に今度の日曜日遊びに行こう!」’
“うん、一緒に行こう”私はとても帰りたい気持ちになった。が...
‘「あんたなんて、死んじゃえば?」’
“えっ...”何かに〈パキッ〉とヒビが入った気がした。
「お...ろ、お...ぃろ、起きろぉ!」
その大きな声で私は飛び起きた。
でも、何故かルリが床でおでこを抑えて悶えていた。
「え?」
「刃矢が飛び起きたから頭に当たって悶えてるんだよ」
龍君が優しく教えてくれた。
「えっ、えーと、ごめん!ルリ!」
それを聞いたからかおでこを抑えていた手を離し、その手を膝までもってきた。
すると、「それを待っていた!」と目を輝かせながら私の肩に手をかけてきた。
「な、何の話で、すか?」
つい私は一歩下がってしまった。
とまぁそんな事をしていると施設長が私達を部屋の中央にある広めの場所に呼び出した。
「ここで、探索パーティーに参加することになる人を言う。まだ早いと思ったけど、まぁ経験は必要だと思って今回の探索から伊藤刃矢、彼女を参加させることにしたからよろしく」
私は探索について詳しく知らない為何をするのか分かってない。
するとこうなる。
「ふぅ〜ん」
私は今までで一番無関心な反応した。
こんにちは深沼バルキです。
シリーズ1を書き終えました。
これで心置きなく本編を書けそうです。
でも内容がしっかり決まっていないのが痛い所です。
ここまで読んでくださりありがとうございます。