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5話〜職場に知り合いを増やしてみた!〜

「失礼しました」〈ガチャ〉


接待室から出た私は一つ溜め息をついた。


“で、私は何をすればいいの?”


“振り返ってみれば研究?的なことをパソコンを打ちながらやっている人しかいないから何をすればいいのか分からないし”


私は驚いていると後ろの接待室から施設長が出てきて、〈パンパン〉と手を叩いた。


「はい、注目!みんな集まってくれ!」


彼は、研究員を全員集合させた。


といっても4人だけだった。


「はい、というわけで新人の伊藤刃矢さんです。仲良くしてやってくれ」


そして私に話をふった。


「施設長から紹介をいただいた伊藤刃矢です。これからよろしくお願いします」


デジャヴだった、気がするんだけど......。


〈パチパチ〉と小さな拍手があった。


だがあの男性はとても不満そうだった。


「んじゃ、君達も自己紹介してくれ」


あの男性とは違う男性が前に出た。


研究員とは思えないほどの筋肉質だった。


「我はカルダ・アロール、前衛だ。よろしく頼むぞ」と彼は笑って手を前に出してきた。


“ん?前衛?”と思いつつ握手を交わした。


“外国人かな?”とそこに男の子?が出てきてカルダさんに話をかけた。


「こら!いきなり前衛とかの話をしたら困惑しちゃうだろう」


カルダさんは男の子にそう言われて私に軽く謝った。


「いえいえ、そんなことよりもあなたの名前はなんですか?」


男の子に向けて言ってみた。


「僕?僕は神内龍です。よろしくお願いしますね刃矢さん」


おそらく私よりも年下だろう。


というかそうしか思えない。


けど一様先輩だしなぁ。


心の中で葛藤した私は結果的に先輩として扱うことにした。


「よろしくお願いします。神内先輩」


すると彼は照れた様子だった。


「やだなぁ〜。龍でいいですよ。先輩って柄でもないですし」


私は選択をミスったようだ。


「ねぇ、ねぇ、そんな奴らなんてほっといて私と話そうよ」


明るくて元気な女性......。というかさっき私をここに連れてきた人だった。


「あなたの名前はなんですか?」


「紹介遅れてごめんね。施設長が後にしろ、後にしろってうるさくて。私は青葉瑠璃。ルリって呼んでね!同じ女の子同士仲良くしようね」


彼女は優しく手を握った。


「ん?お主20代だろうに」


手を組みながらルリを侮辱したのはカルダだった。


「何よ!(怒)」


そう言われてカルダは後ずさりをして逃げ出す。


それを見たルリは「待てぇ!」といいながら追いかけ始めた。と、あの男性が口をやっと開いた。


「俺は、お前なんかに名乗る気は無い」


そう言うと彼は仕事に戻っていった。


「なんだ?あいつ」


そう誰かが呟いた。

こんにちは深沼バルキです。

ため書きしている手持ちの方のシリーズ1はそろそろ終わり、本編の内容をやっと書き始められそうです。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

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