婚約解消された成金令嬢は郵便やさんをはじめるそうです
初投稿作です!
クスッとして頂ければ幸いです!
うちは成金子爵家です。
今から五代前に行商人として、このウィンスーリア王国に渡ってきたそうです。
三代前に腰を据えて店舗を構えました。
祖父の代に大規模な蝗害があり、災害支援で備蓄麦を国中に配った功績から男爵位を叙爵されました。
祖母は銀糸の髪と紫水晶の瞳を持ち容姿端麗、当時社交界の華と呼ばれた子爵令嬢で、新興貴族の祖父に対しても蔑むことなく接したそうです。
そんな祖母にベタ惚れし猛アタックした祖父と、商売以外はポンコツな祖父に絆された祖母は結婚しました。
現在は私の父に当主を任せ、夫婦仲睦まじく世界二周目の旅に出ています。
現当主の父は、国中に馬車道を整備しました。
施工は祖父の代から始まっていましたが、完成まで漕ぎつけた功績により、父の代で子爵へと陞爵されました。
私の母は伯爵家の出で、父とはお見合い結婚です。
お見合いと言っても政略的なものではなく、なんと母自身から申し込んだものだったそうです。
当家の商会から伯爵家に出入りしていた外商担当者に、母自作の化粧品を猛烈にプレゼンし、ついでに当主の嫁にいかがと自身をもアピールしたとか。
父母は初顔合わせの席で商談成立し、父は商会の金庫番として、母は化粧品開発と広告塔として現在も活躍しておられます。
そんな経緯がありまして、我が家は成金貴族と言われております。
その通りなので、異論は御座いません。
「コーデリア・メイディストン!」
わっ、呼び捨てにされました、婚約者であるエドモンド・レーガン公爵令息様に。
「はい」
呼ばれたら返事をしますよ、たとえいけすかない相手でも。
「カネにものを言わせて買った子爵位の娘など、この次期公爵である私の隣に立つにふさわしくない!」
確かに爵位に差があるんですよねぇ。
でも、買ったわけじゃなく、お断りしたのに王命で押し付けられたらしいです。
商会の運営もあるのに領地経営までしてられるか!って、お父様は早々に代官雇ってました。
第三王女殿下と婚約中の、長兄エドガーが継ぐ時には、伯爵にされるんじゃないかって噂です。
でも、エディ兄様は宰相補佐として腹黒、じゃなかった、狡猾、うぅん、謀略、えーっと……深謀遠慮できる人なので、将来宰相になっちゃうかも。
そしたらもっと上の爵位賜りそうです。
つまり、当家は昇り龍です。
この流れ、乗らずにおくべきかって、現公爵様から齎された婚約です。
さらに、資金潤沢で公共事業にも積極的な我が家をこの国に留め置きたいという、王家の思惑もあります。
楔になるのはエディ兄様だけで充分な気がしますけど。
「お前との婚約を解消し、ここにいるネリル・オルバニー侯爵令嬢と新たに婚約を結ぶ!」
なので、高〜いプライドを理由に無かったことに出来る婚約ではないはずなのですが…。
エドモンド・レーガン公爵子息様は眉目秀麗で文武両道、王立学園での成績は学年で五指に入るほどで、年は私の二つ上の十八歳。
ネリル・オルバニー侯爵令嬢様は女神に喩えられる美貌を持つ十八歳。
お二人は幼馴染みだそうで、学園でもよくご一緒にいらっしゃいました。
レーガン公爵子息様とは、私が入学するまえは勉学や交流に忙しいと言われなかなか会えなかったので、婚約者として「学園のカフェテリアでお茶でも」とお誘いしたら、レーガン公爵子息様がオルバニー侯爵令嬢様をエスコートして現れました。
お二人が並ぶと非常に煌煌しいです。
絵画のようで眼福です。
私は祖父譲りの黒髪と、お日様の下でやっと黒ではないとわかるくらいの濃い紫眼で、地味だと自覚しています。
昼食や放課後のお誘いにもオルバニー侯爵令嬢様を伴っていらっしゃるので、休日デートならどうだと挑戦してみたら、行く先々で偶然を装い出会ってご一緒するのです。
両手に花とかではないです、オルバニー侯爵令嬢様がレーガン公爵子息様をぐいぐい引っ張ってゆきますので。
レーガン公爵令息様も満更ではなさそうで、私をエスコートしていた手を離してしまわれます。
なので、いつもお二人の後ろを侍女よろしくついて行きました。
実際、飲食店に入るとき店員の方に侍女に間違われました、服装も落ち着いた色合いで地味だからですね、お二人に比べると。
そういえば、婚約者としての贈り物で
装飾品の類はなかったですね。花とかお菓子とか手元に残らないものでした。私はタイやスカーフを差し上げましたが、使ってくださったことはなかったように思います。
あれ、思い返すとけっこうひどいです?
ときどき、エディ兄様に「婚約者変えてもいいんだよ」って言われてました。
レーガン公爵令息様と同級生で同じクラスだった第三王女殿下から、もう学園は卒業されているエディ兄様に学園内での態度が伝わっていたのでしょう。
本日学園の卒業式があり、只今は卒業式後の記念パーティーです。
今年卒業のレーガン公爵令息様にエスコートして頂く予定でしたが、卒業生なので忙しいから会場で落ち合おうということになっておりました。
一人は不安だろうと、隣には第三王女殿下をエスコートしているエディ兄様がいます。
ご心配をおかけしていたんですね…と見上げると、
あああぁぁぁ!超笑顔!!超怖い!!!
いつもアルカイックスマイルを崩さないエディ兄様が満面の笑み!!!
激怒ですね!!?
隣の第三王女殿下に助けを求めて視線を向けると、楽しそうでよろしいこと、みたいにうんうんと頷いておられます。
楽しんでいらっしゃるのは貴女様です!!!
ひいぃぃぃ!ストッパーが居ない!!
はっ!レーガン公爵令息様のお父様で、現宰相でエディ兄様の上司でもある公爵様ならば!
来賓席に目を走らせれば、いつもは胡散臭い笑顔の公爵様が、すんっ、てなってました。
そしてエディ兄様に顔を向けると、やっちまって構わない、とでも言うように鷹揚に頷きました。
それを確認したエディ兄様は、私の方を振り返り、ニコッとなさりました。
駄目だこれ、社会的に抹殺通り越して物理的に滅殺する気ですね鬼、間違えたっ、お兄様!!!
「破棄と言わなかっただけ、原型を留めておいてやろう」
ボソッと物騒!それは慈悲じゃない!
一歩踏み出し、エスコートの腕を下ろそうとするエディ兄様。
くっ、かくなる上は…!!
私は後程エディ兄様のお小言を二時間くらい聞かされる覚悟を決めて、行手を遮り前に出ます。
「婚約解消を受け入れますっ本日この場は祝いの席でございますればこの件に関しましては日を改めてお伺いしますので今日のところは席を辞させて頂きますご機嫌よう!」
私は一息に言い切って、見苦しくないようゆっくりカーテシーをし、踵を返しました。
私の勢いに押されたのか、視界にちらっと入ったお二人は目を丸くされていたようです。
出鼻を挫かれたエディ兄様に、第三王女殿下の晴れの舞台ですから矛をお収めくださいと言ったら、いい記念になったのにつまらない、と返されました。やめて!
私が扉へ向かって歩き出すと、見物していた方々が左右に割れて花道のようです。
非常に恥ずかしくて穴を掘りたいですが、大理石の床を踏み抜く訳には参りません。
顔を上げて悠然と進みます。
帰ったら両親に報告して、解消手続きを進めてもらい新たな婚約者を見つけなければなりません。
でも、市井に下りやりたいこともあるんですよね。
家はエディ兄様が継ぎ、商会は私の双子の妹レネが継ぎます。
レネは幼い頃から商才があり、今は他国にて伯父から商売について学んでいます。
次兄トーマスは、商会の船団を率いて世界中の海を渡っています。
私は一族には珍しく、武芸に秀でています。
兄妹と共に護身術を習っていたら、先生を投げ飛ばしてしまったのです。
それからは個別に剣技、徒手空拳、槍術などなど、いろんな師範にお世話になりました。
武術を活かして冒険者となり、新地開拓して家に貢献したいと密かに思い描いておりました。
そんな矢先に婚約が成立してしまったので、解消できるなら夢を追えます。
これからのことに思いを馳せていたら、扉に着いていました。
左右に立つ騎士の方に目礼すると、扉を開けてくださいます。
退出のカーテシーをして会場を後にすると、馬車寄せに向かう途中で見知った顔に出会いました。
「迎えに来た。」
「ずいぶん早いですよ。」
「こんなことになるんじゃないかと、皆、思っていた。」
「…私だけが能天気だったんですね。」
「懐が深いとも言う。」
「物は言いようだぁ。」
「猫を被っていないディリィのほうが良い。」
「淑女の仮面ですー!」
私を愛称で呼び、忌憚なく言い合えるのは、戦友のグレイニです。
婚約が決まる前、外国で野山を駆け回っていたとき出会い、力比べや狩り競争をした仲です。
私の婚約後は、一緒にこの国に来て冒険者ギルドに登録し、国中を回っていたようです。
月一で荷物が届き、西の端の川で砂金を見つけたとか北の山脈の麓に薬草の群生地があったとか近況報告の手紙と、珍しい動物の素材やドライフルーツなどが入っていました。
手紙をもとに新しい金鉱の発見や地方の産業発展に貢献したり、楽しそうでいいなーと羨ましかったです。
「俺と一緒に世界を見に行こう。」
「んぇ…」
夢のような提案に変な声が出てしまいました。
出来るならそうしたいです。
でも、両親の説得が…
「夫妻には了承を得ている。」
あっそうなんだー。あれこれほんと私だけぼんやりしてたな?
後で両親に確認したところ、もし婚約がなくなったら無理に後を探さず、私の好きにさせてくれるつもりであったと聞きました。
レーガン公爵様もそのつもりで、息子の非礼の謝罪とさらに慰謝料まで用意してくださいました。
エドモンド様からは謝罪のお手紙を頂きまして、顔も合わせたくないのかと思ったら、謹慎させられているとのことでした。
エドモンド様は嫡男ですが、前公爵様譲りの凝り固まった貴族主義が問題視され、低位貴族とも歩み寄り私と結婚したら公爵を継げると言う条件だったそうで、その条件から外れてしまった為、ゆくゆくは所有する伯爵位を譲られ分家となるそうです。
今回の件で跡継ぎは領地経営に才がある弟君のケント様に決定したらしいです。
婚約という結びつきは無くなってしまいましたが、エディ兄様がお世話になっているので家同士のお付き合いは恙無く続いています。
あと、ケント様とは腹の探り合いが出来て楽しいとエディ兄様はおっしゃってましたが、楽しいものなんですかそれ…?
エドモンド様は、成金風情が私に意見するとは烏滸がましいとか言って会話にならなそうです。
そういえば、エドモンド様と話す機会があった時、内容はほぼ忘れてしまいましたが、私は貝になって聞き役でした。
王家の方も、無理強いしてそっぽ向かれたら困るってことで、大目に見てくださいました。おそらく第三王女殿下のお口添えですね、有難いことです。
「じゃあ、大空へ羽ばたいちゃいますか!」
グレイニのお誘いを受ける意を込めて、夜空を指差します。
「俺に飛べと。」
「え、それ用の特注の礼服では?」
グレイニは、黒地に自身の瞳の色である金糸で刺繍を施したタキシードを着ています。
その背中部分は翼が出せるようにスリットが隠されている、母が苦心してデザインしたグレイニの為のものです。
グレイニは竜なので飛べます。
出会った時はがっつりドラゴンの姿でした。
しばらく見合った末に、「手合わせ願いたい!」と申し出たら受けて立ってくれた理解ある竜です。
結果は惨敗でしたけども。
何度もリベンジするうち、人型も取れるからこっちで勝負する?と言われ悔し泣きして困らせたのも良い思い出です。まだ悔しいですが!
仕方ないと短く息を吐き、翼を出してくれます。
白金の髪と同じ色の翼は、月の光を受けて
柔らかく輝きます。
私の後ろに立ち、ダンスをする時のように腰に腕を回し、差し出された手を取ります。
羽ばたき一つでふわりと足が地面から離れ、もう一度羽音がすれば、城下町の灯りが点のようになり月には手が届きそうです。
「ふわぁ〜!久しぶりの飛翔感!!」
「ジタバタするな、ずり落ちるぞ。」
興奮して足をばたつかせたら、はしたないと嗜められてしまいました(意訳)。
「夜の空中散歩、懐かしい。」
「もう三年になるのか。」
「体鈍っちゃって悲しい…しばらく鍛錬付き合って〜。」
「ずっとでもいい。」
「太っ腹!」
今日はドレスなので、ビュンビュン飛ばさないでいてくれるみたいです。
風圧で生地千切れちゃいますからね。
翼を広げたまま、スルスルと滑空して降りて行きます。
「あっ!!」
「どうした?」
「良いこと思い付いたっ!」
ウキウキしながら見上げる私と、胡乱げに見下ろすグレイニ。
「空輸!空輸ビジネスしよ!!!」
「最初のお荷物はディリィだな。」
「おっとぉ、そう来たか!じゃあお家までよろしくお願いします!!」
後に手紙や小包の速達便として整備される郵送制度の発端となる瞬間である。
転移魔法はあるにはあるが、この時代、魔法師でも上級者しか使えず、転移魔法具は非常に高価で、王族や裕福な者、高名な冒険者など所有できる者は限られた。
さらにその魔法具は使い切りだったので、用途としては緊急時の脱出が主で、荷物に使う発想はまだ無かった。
初めは冒険者となったコーデリアがグレイニと共に個人で郵送していたが、需要がありすぎて制度を整えなくてはならなくなった。
妹の知恵を借り、兄達のコネを使い、自身の力で壁を粉砕していった。
本格的な運用は、ワイバーンの一種を家畜化し調教したものであった。
この郵送制度はメイディストン家に貢献したのは言うまでもなく、国を挙げての取り組みに拡大して国家間で技術提供も行い、ウィンスーリア王国の地位向上の一助となった。
功績を讃えてまた陞爵され、エドガーは「せめて叙勲だろう!こんなにほいほい爵位を与えてて大丈夫かこの国はっ!!」と嘆いた。
授与された領地は、原因をつくったコーデリアに罰として任された。
領地経営は学園で修めていたので、コーデリアは代官に付き纏って実務を教えてもらった。
書類仕事に慣れた頃合いで、報告書にある問題を視察しに行こうということになって、グレイニと共に領地を文字通り飛び回って、迅速に、それはもう迅速に解決しまくった。
結果、領地は富み過ぎた。
王家に離反を疑われるくらいに。
叛意なしを口実に、エドガーは領地を王家に返上した。(一部しか受け取ってもらえなかった。)
コーデリアは、「程々を知らんのか!」と叱られた。解せぬ。
目まぐるしい日々が落ち着いて暫く、メイディストン領にある泉の畔に建つ家にて。
ソファの前に置かれたゆりかごに手をかけ、寝息をたてる我が子を見守っているコーデリア。
そこにハーブティーを載せたトレーを持ってグレイニがやってきた。
「一息つけそうだな。」
「やっとね。」
「ディリィに似てやんちゃだから。」
「体力無限なのはグレイニ譲りでしょ。おやつでなんとかなるのは私似だって自覚はある。」
「ではこちらのケーキをどうぞ。」
グレイニはトレーからドライフルーツ入りのパウンドケーキと、ダンデリオンとルイボスのハーブティーをサーブした。
「もう見た目が大成功、絶対美味しい!…なんでも出来過ぎでは…?」
コーデリアは目を輝かせてフォークを握る。
「ただの年の功だ」
「そういえば、グレイニっていくつ?」
疑問を投げかけながら、パウンドケーキの三分の一を切り取ってパクつく。
「千と少し。」
「む……人型をとれるようになるにはそのくらいかかるのかぁ。」
授乳中なのでお酒を使っていないパウンドケーキだが、ドライフルーツをエルダーフラワーシロップで煮て戻しているので、華やかな香りが広がって、物足りなさは感じない。
「うーん……以前から感じていたが、認識の齟齬があるな。」
「もぐ?」
ダンデリオンの甘みと苦味のあと、ルイボスの爽やかな風味が追いかけるハーブティーを飲み、ケーキを食べ進める。
グレイニは二皿目をコーデリアの前に置く。
「俺の種族は、たぶんコーデリアが思ってるドラゴンじゃない。」
「!?」
二皿目のケーキにフォークを刺したところで、固まるコーデリア。
「彼らは年月を経て言葉を得ることはあるが、人型はとれない。」
「??」
「俺らは精霊に近い種族で、生まれながらに言葉を解し、魔力の扱いが成熟すると人型をとれるようになる。」
「???」
「そうだな……フェニックスとひよこくらいの差か?」
目をつぶって良い例えを考えていたグレイニが横を見ると、コーデリアがいない。
「ディリィ?」
「長年の無礼をお許しくださぁい!!!」
声のした方を見ると、ソファの前に震えながら土下座していた。
「ディリィ、顔をあげて。」
グレイニは膝をつき、揃えられたコーデリアの手をとって腿にのせた。
ぷるぷるしながら上げられた青い顔を両手で包む。
「それ、両親やお兄様達は…」
「知っている。」
「ぎゃう!」
「絵本や小説では同じに扱われることが多いからな。大丈夫だ、俺は怒っていない。」
「ほんと…?」
「本当だ。伝える機会はいくらでもあったが、ディリィに畏まられたくなくて、黙っていた。惚れた弱みだ。」
「ほっ…っ!!!」
青かった顔がみるみる赤くなっていく。
「だから、変わらないでくれ。」
額を合わせて希えば、少しの沈黙のあと、頷きが返ってくる。
「…レイが望むなら。」
「ありがとう。」
「こちらこそだよ。本当に懐が深かったのはレイだった…。」
二人してソファに座り直し、ハーブティーに口をつける。
「…失礼ついでに聞いてもいい?」
「この際疑問は全て解決しておこう。」
「寿命ってあるの?」
「だいたい三千年前後が多い。」
コーデリアはそれを聞き、眉根を寄せた。
きっと置いていってしまうのか、と考えているのだろう。
初手から重い質問をぶつけてくるなとグレイニは思ったが、ころっと明るい表情に変わったコーデリアを見て、また何か思いついたのだろうか、と訝しげに顔を覗き込む。
「そんなに長いと私、二、三回転生しちゃいそうだねぇ!」
「っ…ふふ。」
本当に飽きるくらい永い生だが、コーデリアが隣にいれば毎日が色付く、とつくづく思うグレイニだった。
「毎回迎えに行こう。」
「もっと素敵な人と出会うかもよ?」
「俺は一途だ。ディリィは浮気するのか?」
「えっ私!?」
「必ず振り向かせてみせるが。」
「強い!…幸せ者だなぁ。」
「こっちの台詞だ。」
後年二人は冒険者に復帰し、数々の伝説(やらかしとも言う)を残したが、大層睦まじく、幸せに暮らしたそうだ。
コーデリアが本当に転生したかは、また別のお話しである。
お時間を頂きありがとうございます!
リアクションでも残してくださると嬉しいです!
11月20日、転移魔法についてと領地経営の文を追加しました。




