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7月5日に生まれた輪廻の子  作者: ナスノウタ・那須詩
一章 輪廻の子として目覚めし者
1/1

7月5日M9.5級の大地震


 「まただよ、今度は地球か」


 そうつぶやいた俺の名前は、零式輪廻。大地震の最中、この世界に生まれ落ちた。


 前の世界では、大地震が起きたのは7月5日じゃなかった。30年後の4月10日、AIによって管理された都市で発生したが、被害は小さかった。高度なAIとバイオ技術で、ほとんどの命は守られた。


 だが、その後に起きたのは技術戦争。AI同士の争い、人間とバイオ融合兵士の暴走。俺が死んだのは、その戦争の1年前だった。


 今回の地球は予言通りだった──7月5日、大地震が世界を襲い、そこから第二、第三の破滅が連鎖した。


 被害規模は、第二次世界大戦の10倍以上。国家は消え、文明は崩れた。


 だが人間は滅びなかった。


 それから数年。俺が15歳になる頃には、人々は中世15世紀レベルの文明を築き始めていた。


 魔法のようなものも芽生えつつある。それが、今回の地球の“バグ”なのか、それとも新しい進化なのかは、まだわからない──。


リンネの部屋

ベッドの上でなんか立ち尽くしていた。

「おかしい、俺もおかしいが、この世界バグってんだろぉぉぉぉおおおお‼︎......」

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