天才社長は社員に論破される
掲載日:2022/12/30
都内某所にビルを持つ、とある企業は毎年莫大な利益を出している。その背景には、社長の経営方針が関係していた。
社長は世間からこう呼ばれている。コストカットの天才だと――。
彼は徹底的に費用を削減をする。彼が無駄だと思うものには1円たりとも金は出さない。それが例え、賃金であろうと。
そのおかげで、同業他社よりも遥かに安い値段で商品が提供できていた。
しかし社長には悩みがあった。
――自分が一生懸命仕事をしているのに、社員達は真面目に仕事をしてくれない。
いつも彼は社員達に言っている。経営者目線で物を考えろと。
社員達はその言葉を理解しているはずだった。毎年売上は伸びている。それなのに、社員達のモチベーションが一向に上がらない。
だから社長は社員に尋ねた。何故仕事で手を抜くのかと。
「社長はよくおっしゃいますよね? 商品の値段を下げるから、コストを徹底的に削減しろと。だから皆、値段が下げられたから、コストを徹底的に削減しているんですよ」
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