99人目の勇者パーティーはドボンしたが、100人目勇者パーティーはどうなるか。
最近勇者が召喚されたらしく、見てみようと定食屋に向かったけど…何だあれ。
魔法使い、武道家、賢者……周りにいるのも女女女女女女女と女の山。
『……マスター、あれは?』
「見ての通りのハーレム」
『俺は1人で…良い。あんなハーレムは嬉しくないし、ぶっちゃけ面倒くさいし…見た感じ馬鹿っぽい。
せっかくの勇者の価値がダダ下がりだよな(笑)』
「まーまー(笑)」
それを聞いていた他の冒険者は爆笑した。
『見た感じ、17歳位だろ?
ならば、23歳や34歳とか…無いだろ。ぶっちゃけさ。17歳だぜ?17歳!ピチピチ勇者が自分より年上侍らかせるとか…情け無い。
いや、構わないよ。何歳でもさ。ただ、年上ならせめて3歳位離れた方が良いじゃん…。
17歳勇者が38歳を魔王討伐には……なぁ……』
賢者は38歳位だろう。
そうなると、見た目やらよりも魔力体力がかなり下がる。それは、命を落とすことに繋がる。
「なによ!さっきから!」
『あんたら何歳だ。歳を重ねれば、体力魔力は下がるんだ!そうなれば、勇者1人が全て補う羽目になる!下手したら…死ぬぞ。
S級冒険者なめんな!命を無駄にすんな!』
グウの字も言えない女達は睨むしかできない。
『なぁ、勇者サンよ。
お前は、この女達の命を守れるか?助けられるか?』
その問いに勇者は…頷いた。
数ヶ月後。
勇者は死んだ。たかだかゴブリンでだ。
女達はやはり、魔力体力が須玖に切れてへたり込んで動けなくなり、勇者は1人20人近い女達を守るも、ゴブリン5匹に全滅した。
ゴブリンは、10歳の子供の知能があり、悪知恵や姑息で狡賢く罠を貼る。
イチャイチャしながら歩いていたら、罠や気配には気付かないし、ましてや20人も侍らかせば……。
亡骸は目をつむるぐらい悲惨な状況だったらしい。
今回、貴族が勇者に近付けなど娘や妻をけしかけなければ良かっただけの話だ。
それらを国王陛下に話せば、今回の貴族達の爵位を撤廃し、市民にした。
それから、また新たに勇者を召喚した。魔王は異世界からの召喚した勇者でなければたおせないからだ。
勇者は17歳の女子。
魔法使い、槍術士、賢者2人、武道家と剣士、は男女関係なく選ばれ、全員16歳から20歳だ。
俺は監督者としてついて行く。
さて、今回の勇者一行はどうなるやら…。
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