腹ペコ魔女とスライムの魔人
8階層に着くと俺たち6人は、エリーとシェリカ以外で、リカ、メル、俺、ロインの順でレベル7になりリカに至っては、レベル8になっていた。
今日から8階層に潜ろうとしていたとき、階層と階層の繋ぎ目の階段に、少女と、なぜかスライムがいた。
「なんでスライムがいるんだ?魔族にでもなりかけていたか?」
と言ったら、そのスライムの形が変わり162ぐらいの人形へとなり、スライム特有の艶のある青髪、青目のからだのメリハリがすごいからだつきになった。
「っ!!魔族だったか」
「すいませんが、カエデ…この子を外に運ぶのを手伝ってくれませんか。最近なんにも食べてなくて倒れてしまったんです」
といい、よこにいた、紫の髪に金色の目の童顔。背は、セラさんと同じぐらいの胸はつるぺたがカエデというらしい
「皆も良いか?」
コクコク
「皆も良いみたいだが、なんで、倒れるまでダンジョンに潜ってるんだ?」
「それは…」
「それは」
「節約のしすぎですかね」
ズコッ
「んん!なんてそこまで、で、あんたとこの子の関係は?」
と聞くと、嬉しそうに話し出した。
「この子、カエデとは、この都市の近く出て合いましたね。わたしがゴブリンに殺されそうになったときに、助けてくれたんですよ」
「当時はこの運命が嬉しかったですね」
「まぁ、その、なんだ。まずはこの子を運ぶか」
と言い、俺がカエデと言う子をおぶって、ギルドの酒場に行き、座って注文が届くと
キラン
「これ、食べて良いんです?」
と、俺に支えられた状態で聞いてきたので、「あぁ、良いぞ。ゆっくり食べろよ」と言うと
「ありがとうございます」
と言い、言われた通りにゆっくり食べ始めて三人前を平らげた。俺たちは、おかわりが三回目のと気には呆れていた。
「ご馳走さまでした。」
「はい、お粗末様」
「それで、なんでそこまでお金を節約してたんだ?」
と言うと。
「杖がほしかったのです」
「はぁー、杖か」
「はい、杖です」
「そういえば、魔導師みたいだけど、杖は見当たらないな」
「はい」
「いくらなんだ?」
「50万ミンです」
と言うと、リカの目が険しくなったいく。
それを、俺が気付き聞いてみると
「確実に高すぎる。普通は二、三万ぐらい」
「えっ!」
と、カエデと言う人はビックリし
「もしかして、田舎から来たのか?」
コクリ
「足元をみられたか、どうせなら、リカに作って貰ったらどうだ?って言ってもあたいたちは、これから、換金してくから、これからだかけど」
「わたしたちも、換金してからにします」
と、別々の換金場所に行き、俺たちは合計で稼いだのが60万ミンになった、それぞれ十万ミンをもってることになる。(ちなみに、ゴブリンの魔石は、一つ200ミンだ。3週間で三千匹を倒したことになる。明らかに倒しすぎである。陰でゴブリンスレイヤーとも呼ばれている)
カエデたちが来たところで
「カエデたちは、このまま二人だときついだろ。どうせなら、パーティ入るか?レベルがあえばだが」
「わたしは、なにもできませんよ?荷物もちしか」
「なら、俺たちは荷物もちがあなかったから、ちょうどいいんだよ」
「一人一人がポーチをもってやっていたから」
「自分で言うのもなんですが、レベル8なのに使えるのが短剣だけですしね」
「カエデは魔法使いですし、ダンジョン攻略の速度は遅いですし。本当に良いんですか?」
「皆も良いか?」
と聞くと、良いと言ってくれた。
「じゃあ、初級10階層クリアしたらパーティーに入る人がいるけど、いいか?」
「よろしくお願いしますね」
「お願いします」
と新たにパーティーメンバー入ることにきまった。
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ギルドにまだいたのだが。
「魔法って今まで使ってなかったけど、これから使うか?」
「使えるのは私とバン、カエデだけど、スキルの魔法は牽制程度でしかないわよ?」
「そうなんだよな」
「まぁ、それはそうとして。ステータス見せ合おうか」
「賛成です」
バン
レベル7
力 36
防御 12
俊敏 38
器用 35
魔力 31
ユニークスキル
高機能演算レベル1
スキル
剣術レベル1 体術レベル1 魔法
固有魔法
パートナー 悪魔:ロイン
ロイン
レベル7
力 26
防御 13
俊敏 46
器用 36
魔力 37
ユニークスキル
悪魔の叡知レベル2
スキル
短剣術レベル1 体術レベル1 魔法
固有魔法
シェリカ
レベル13
力 164
防御 149
俊敏 185
器用 183
魔力 131
ユニークスキル
剣聖レベル1
スキル
剣術レベル2 体術レベル1 身体強化レベル2
固有魔法
エリー
レベル13
力 200
防御 186
俊敏 165
器用 147
魔力 152
ユニークスキル
スキル
大剣術レベル2 体術レベル2 身体強化レベル1
固有魔法
メル
レベル7
力 55
防御 47
俊敏 12
器用 40
魔力 1
ユニークスキル
鍛冶の意思レベル2
スキル
鍛冶レベル2 盾術レベル1 斧術レベル1
固有魔法
リカ
レベル8
力 11
防御 11
俊敏 47
器用 54
魔力 34
ユニークスキル
付与魔法レベル1
スキル
細工レベル1 槍術レベル1
固有魔法
カエデ
レベル7
力 12
防御 12
俊敏 29
器用 29
魔力 67
ユニークスキル
時空間魔法レベル1
スキル
魔力効率化レベル1 魔法
固有魔法
スピリット・ストーム
ヒリア
レベル8
力 42
防御 32
俊敏 44
器用 42
魔力 42
ユニークスキル
真実
スキル
固有魔法
「カエデ、固有魔法使えたんだな」
「えっ!おそらく、今覚えました」
「まじか。でも、なんか凄そうな魔法だな。もっと、深くなって、人がまばらになったらにするか」
「それなら25階層以下下層だと、人減りますよ」
「中級だと初級の半分に、上級にも、同じぐらいで、皆中々攻略できてませんね」
「なら、それまでいったらにするか」
と、カエデの魔法は先送りになった
「それより、カエデは魔法特化だな」
「はい、ですからあんまりお金が稼げなかったんです」
「みたいだな。ヒリアは、魔法使えないのに魔力結構高いな。案外固有魔法覚えたりしてな」
「まさかですよ」
と言い、今の昼過ぎから明日はお休みになった。
そのあと、ガイルさんにクランハウスが見つかるまで、カエデたちもロインの部屋に済ませてほしいと頭を下げたら、今回だけと、許して貰った。
ありがとうございます。