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君の瞳に映る景色は何色ですか  作者: 凪咲琥珀
出会いは何色ですか?
2/6

出会いは何色ですか?(2)

組合所に到着し改めて自分の行動を呪うことになる


「ミハイルさん依頼が来てますよ!ちょうどそこの方からですけど」


いつの間に依頼をしたのかわからないがどうやらこの少女の目的は依頼を出すことだったのだろう


「ちなみに内容は話してくれるのか?」

「はい、もちろんです!受付さんお部屋借りてもいいですか?」

「どうぞご案内しますね」


奥の部屋にアリアさんと一緒に移動する

ミハイルとアリアの対面に少女が座る


「改めて私リリアナといいます。リリィと呼んでください」


リリィと名乗る少女はそれから依頼内容の説明を始めた

曰くリリィは旅をするのが好きらしくその中でも秘境や絶景を巡ることを目的にしているそうだ

そして今回行こうとしている秘境が魔物の目撃情報があるらしく一人では不安ということで傭兵を雇いたいというものだった

問題は期間なのだが……


「まずはここより西にある森”千年樹の森”に行きたいと思っています」

「まずは?」

「はい!いくつか行ってみたいところがあるので長期契約をしたいのです」

「ええと……アリアさん長期契約って今まで聞いたことなかったんですがありなんですか?」

「はい、可能ではありますね。費用はだいぶかかりますし実際そこまで長期で同じ方を雇う人も少ないのでなかなかないことですけど」


どうやら以前も長期契約はあったようだ

傭兵部門に所属する傭兵は性格に難があるものも多いので長期間続けて雇用されることがそもそも少ないのも頷ける

だとしてもミハイルにこの契約を持ち掛けられるのも不可解なところがあった


「俺をこの依頼に選んだ理由は?」

「強いて言えば勘ですかね?」

「勘?」

「実はアリアさんに数日前に依頼自体は出していたんですけどどなたがいいか一度相談するということで保留になってはいたんです。ただ私自身もこの街で暮らして誰か頼れる人がいるならその人を連れていきますと伝えていたんです。そして今日助けてもらいましたし前にミハイルさんの評判は伺っていましたので」

「なるほど」


(なんというかそれで信じてもらえるのは正直嬉しいがこの依頼どうしたものか)


ミハイルが考えている間になにやらやり取りをしているアリアとリリィ


「はい、それではこれで契約成立ですね」

「え?いや待て待て」

「受けてくれないんですか?」

「そんなことはないが……」

「ならいいではないですか」


本人を他所に勝手に契約が決まってしまった


(受付嬢がそれでいいのかよ)


はぁと内心溜息つきながらも秘境巡りも少し楽しそうだと感じる

その後段取りを決めつつ三日後に再度集まり出発することになった

ちょっと今回は短めですが今週二回目をどこかで投稿するかも……?

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