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君の瞳に映る景色は何色ですか  作者: 凪咲琥珀
出会いは何色ですか?
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出会いは何色ですか?

昔書いたものを今また書きたくなっていろいろ構想を練り直しました・・・!

いつぶりだろ・・・5年振り?そんなことはどうでもよくて!!

以前よりも良くなってると信じたい!

毎週更新目指して頑張るぞー!おー!!


それでは物語のはじまりはじまり~!

10年前突如現れた魔王によって災厄が訪れた。

魔王は町を人を山をすべてを塵に変えていった。

魔王の眼は見たものをすべて壊し、立ち向かうものすべてを目の前から消し去った。

皆が絶望に打ちひしがれているとき二人の勇者と神が現れた。

神の眼は皆を癒し魔王の眼の力から人々を守った。

勇者たちは魔王へと立ち向かい激戦の末魔王を打ち取った。

しかしその戦いで勇者と神は力を使い果たし命を落としてしまった。

神は最後の力を使い再び訪れる災厄から人々を守るため自らの眼の力を分け与える。

神から選ばれた新たな勇者へと―。






シェキア大陸の中央にある中立都市セントレア。

この都市を囲う8つの国がそれぞれの技術と力を合わせ完成させた都市だ。

八つの国は不可侵と技術や資源の共有をし、魔王と対抗するべく連合国として協力することになった。

このセントレアには組合が存在しその中でも物資部門、傭兵部門、調査部門、医療部門と別れている。


物資部門は荷物の運搬を主に行う。

円滑に運搬を行うために召喚魔法を使うものが多く所属している。


傭兵部門は雇われた人の警護や魔物への対処などを主に行う。

治安維持のために依頼がない場合街の見回りをすることもある。

戦闘になることが多いため血の気の多いものが多い。

他の部門の警護で同行することもある。


調査部門は未開地や遺跡の調査を主に行う。

探査魔法や気配感知に優れたものが多く所属している。

モンスターの生態調査なども行っている。


医療部門は被害が出た際の救助や負傷者の回復を主に行う。

薬などにも詳しく町などにそれぞれ派遣され町医者の役割もしている。


組合は貢献度により星が与えられ階級があがる。

最上位八つ星に位置する組合員は色と称号が与えられるが現状4人しかその称号を与えられていない。


中央の大きな街道で騒ぎが起きている

一人は目を布で覆っている白髪の青年、ミハイル。

もう一人は脇に荷物を抱えている目つきの悪い男。

ミハイルは男を追いかけ街道を走る。


「しつけえぞ!!とっととどっかいきやがれ」


目の前の男が何かいっている


「ならその盗んだ荷物を返したらどうだ?」

「返すわけねえだろ!!」


まあ素直に返すわけないだろうな

街道を過ぎ側道に入る

周りに人が少なることを確認する


「そうだろうな、少し手荒にいかせてもらう」


自身に速度強化と腕力強化の魔法をかける


「なっ!?」


そのまま距離を詰め男の足をかけ転ばせる

その際荷物を落とさないようキャッチしもう片方の手で男を抑える


「くそが、離しやがれ!!」

「いや離すわけないだろう?」


(お前もこっちの要望を聞かなかっただろうが・・・)

内心ではぼやきつつも男の言葉を無視しあたりを見回す


「なんの騒ぎだ?」


憲兵がこちらに近づいてくる

街道でひったくりが起きたこと、その犯人を追いかけていたことを説明する

事情を聞いた憲兵に犯人の男を引き渡し荷物を返しに街道へ戻る


「取り返していただきありがとうございます。何かお礼を-」


盗まれた荷物を女性に引き渡す

気にするなと女性にいい当初の目的の組合所へ向かう


それ以上はなにも問題はなく組合所へ到着することができた

組合所の扉を開ける


「よおミハイル、またなんか面倒ごとに首突っ込んだんだって?」

「ひったくりを捕まえただけでそんなたいそうなことはないけど」


そうかそうかと軽く流された

ミハイルはそれ以上気にせず受付へと向かう


「お疲れ様です、ミハイルさん!」

「アリアさん、なにか依頼とかは来てないか?」

「現状特にないですねー」

「わかった、街の見回りでもしてくる」


そういいミハイルは組合所をでて路地裏に移動する

さっきのひったくり事件があったため街道は警備が増えているため手薄になってそうな方を回るほうがいいと判断した


(ん?なんだ、なにか様子がおかしい)


ミハイルは目を布で覆っているが探査魔法や感知魔法を使うことで地形や人を確認することができる

その感知魔法で1人と4人がものすごい速度で路地裏を移動していることが確認できた


(なにやら追われているのか)


「てめえ待ちやがれ!」

「嫌です!私何も見てないです、聞いてないです!!」

「嘘つくんじゃねえ!!」

「お前の所持品も寄こしやがれ!!」

「絶対に嫌です!」

「だったら少し痛い目見てもらおうかぁ。―風よ、すべてを穿つ槍となりて・・・」


一人の男が魔法の詠唱を始める


(ふむ、やはり追いかけられているのは間違いないようだ)

「場所的にはこの壁の向こうか」


壁の上を見上げる


(これくらいなら問題ないだろう)


自身に脚力強化の魔法と足裏に重力魔法をかけ壁を水力に走って移動する

そして上から確認すると追いかけられている人物と追いかけている男達を氷魔法の【氷壁】を使い分断し後方にも展開して逃げ道を塞ぐ


「「「「なんだ!?」」」」

「何が起きたんですか?」


【氷壁】の上に立ち男たちをそのまま氷系拘束魔法の【氷縛】を使い自由を奪う

そしてこれ以上抵抗ができそうでないことを確認し【氷壁】を解除し地面に降りる


「大丈夫か?」

「はい、あなたのおかげでなんともないです。ありがとうございます」

「それはよかった。では俺はこの男たちを憲兵のもとへ引き渡してくる」

「ちょっと待ってください!少しはお礼をさせていただきたいのですが・・・」

「仕事中だからきにするな」


そういい男たちを連れその場を去った


―しかしその少女はそのままミハイルの後をついていった

ついてくるなと何度言ってもたまたま行く場所が同じなだけですといって聞かないのだ


そのまま憲兵のもとへ事情を説明し男たちの身柄を引き渡す

また見回りに戻ろうと思ったが少女はまだついてくる


「ミハイルさんって結構有名なんですねー」

「そんなことはない、というかなんで俺の名前を」

「いえさっきの憲兵さんがミハイルさんって呼んでいたのと何度も助かるって言ってましたので人助けする有名人さんなのかと思いまして」

「この街にいるのが長いからたまたま覚えていただけだろ」

「でもあの人新人さんぽかったですよ」

「たまたまだろ、というかいつまでついてくるんだ」

「そうですねー私の用事が達成されるまで、でしょうか」

「目的?なんだそれは」


人差し指を口に当てこちらを覗く素振りを見せる少女


「まだ内緒です!ただ組合所に向かっていた途中でしたのでご一緒していただけると助かるのですが」


(どうしたものか、目的が何かはわからないがとりあえず組合所まで連れて行けばどこかに行ってくれるだろう・・・きっと)


その願いとは裏腹にこの少女との付き合いが長くなることを今の本人は知る由もなかった

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