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お題シリーズ

狙われ過ぎる魔王様

作者: リィズ・ブランディシュカ



 人類は魔王の脅威によって脅かされていた。

 魔王の力は兄弟で、その部下は数えきれないほど。


 だから、反抗する者達がその力に膝を屈するのも時間の問題かと思われた。


 しかし、とある方法で人類は起死回生の一手を打った。


 その後、魔王に立ち向かう者達は劇的に多くなったのだった。


『魔王を討伐してくれたものには、予の全ての富を与えよう!!』


 かつて冒険王だったどこかの国の王様が、こんな宣言をしてから数か月。


 魔王城には、大勢の勇者たちが押し寄せていた。


「死ねい魔王っ! 俺の借金返済のために!」

「くたばれ魔王っ! 俺のゆうゆう自適な生活のために!」

「ひゃはっはっはっ! 金だ金だ金だ!」


 ただし、その面子がひどすぎる。


 物欲にかられた者達を、「断罪の黒剣」という技で一掃しながら、魔王は嘆いていた。


「もっとマシな勇者はおらんのかっ!!」(くわっ!)


 世界平和のためでなくともいい、ありふれた幸せや、隣にいる幼なじみの為に立ち上がる、そんなちょっと生暖かい視線をおくりたくなるような初々しい人間でもいい。


 もっとまともな人間と戦わせてくれ。


 襲い来るゴミ勇者&クズ勇者&ダメ勇者&カス勇者をちぎってはなげ、ちぎってはなげをしている魔王は知っている。


 自分は利用されているという事を。


 これは、魔王討伐にかこつけて、治安を悪化させている悪人共を、まとめて始末させられているといるのだ。


 魔王城は焼却場がわりにされていた。


 この機に人類は、治安のよくなった国や町々で、立て直しを図っているだろう。


 そして、単純作業と焼却作業で弱った魔王の隙を叩きにくつつもりなのだ。


 魔王は「断罪の黒剣」を放つ作業を行いながら悟った。


 血も涙もない非情な悪魔。

 それは誰だ。

 一番怖いのは、やつらの方だ。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 逆転の発想ですね(*´∀`)♪ 魔王が可哀想になりました 笑
2020/02/15 22:57 退会済み
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