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ヒュプノランタン  作者: 雪麻呂
夏の夜の夢! ヒコボシきらきら☆争奪戦!
48/95

夕星出は君が為

14.






 ……おう。

 しばらくだ。変わらねェなァ。相変ァらずの別嬪さんだ。

 母ちゃんは? 息災かい?

 そォか。そりゃァ何より。

 俺? 俺は……ははっ。見ての通りさ。まァ楽しくやってるぜ。

 で、どうだい。こッちの方は。いい男でも()ッかったかい?

 はははッ、違いねェ。お前も面食いだもんなァ。

 …………。

 …………ごめんな。

 母ちゃんとお前にァ、いくら謝っても足りねェなァ。

 勝手ばっかやッちまう。そんな男でさ。

 恨んでいいぜ。許してくれなんて、虫の良いこたァ言わねェ。

 なんなら綺麗すっぱり忘れて……おう、なんだよ。

 ん?

 あぁ……そうかい。

 そッか。あぁ、そうだな。

 こちとら、たまに思い出してくれりゃァ、万々歳だ。

 はは。湿っぽい話ァ、やめたやめた。

 あんまり時間もねェんだ。大事なことから言ッとくか。

 愛してる。

 何処にいても。何をしていても。

 ずっとずっと、いつまでも。お前を愛してる。

 俺のイヅル。愛しい娘。

 おうよ。勿論。

 いちばんだ。誰よりも。

 あぁ――愛してるぜ。






 

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